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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

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オンエアレポート
2013.07.08

『家庭のかき氷をワンランクアップする秘密』

今日の放送のオープニングで学びました。人がアイスクリームを食べたくなる温度は大体27度位。30度を超えると、まったりしたアイスクリームより、かき氷などの氷菓を食べたくなる!そこで、神奈川県 鵠沼海岸の大人気かき氷専門店「埜庵(のあん)」の石附浩太郎さんから、こんな秘密を学びました!

『家庭のかき氷をワンランクアップさせるには…純度の高い氷を作れ!』
専門店のかき氷はフワフワ。家で作るのとは違いますよね?違いは氷の質。専門店のように、質の高い氷を作れば、きめの細かいフワフワのかき氷ができるんです。その方法は、水を一度沸騰させる!通常、水の中には、眼には見えないけど空気が溶けていて、そのまま凍らせると空気が閉じ込められ氷ができます。これをかき氷の機で削ると、歯が凸凹した氷の表面に引っかりきめの荒いジャリジャリのかき氷になってしまうんです。水を一旦沸騰させると、中の空気が蒸発して純度の高い水になるので、削った時に、形の揃った、口当たりがなめらかなかき氷ができるんです!

そして、質の高い氷を作るためのもう一つ方法が…製氷皿を保冷袋の中に入れて、冷凍庫で凍らせる!冷凍庫はマイナス18℃なので急激に水を凍ります。すると、氷の結晶が育つ前に固まってしまい、分子と分子の結びつきが弱い、壊れやすい氷になってしまいます。これも削った時にジャリジャリのかき氷になる原因です。ケーキ屋さんなどでもらえる、銀色の保冷袋に製氷皿を入れて、ゆっくり時間をかけて凍らせると、氷の結晶が大きく育ち、質の高い丈夫な氷ができます。これを削ると、途中でひび割れしづらく、きめの細かいフワフワのかき氷が作れるんです。

そして、氷を削る前にもプロの知恵がありました!冷凍庫から出したての氷はとても硬いので、そのまま無理に削ろうとすると、ヒビが入ってしまう可能性があります。氷の表面を柔らかくするために、少し溶かすのがオススメ。理想は天日干しですが、急ぐ時は電子レンジでOK!ただし、水をかけるのは絶対にNG! せっかくの氷にバキッと亀裂が入って台無しになってしまいます!

もちろん、専門店は設備も整っているので、全く同じ物を家庭で作るのは難しいですが、家庭でのかき氷は、家族団欒で賑やかに作るというのがなによりも良いスパイスになる、と石附さん!今日紹介した方法を是非家族みんなで試して、美味しいかき氷に仕上げてください!
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