よ・み・き・か・せ

【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

TOKYO FM

  • X
  • Facebook

radiko.jpで今すぐ聴く!

オンエアレポート
2013.07.08

『参議院選挙の秘密?』

今日は参議院選挙にまつわる秘密に迫ります!参院選について教えてくれるのは、南海キャンディーズの山里亮太さんに政治経済を教えている家庭教師、三田村昌樹さんです。

そもそも、日本には参議院と、衆議院があります。今回選挙が行われる参議院の役割って知ってますか?
国会は法律や予算など大切な事柄を決めるので、一つの場所で話し合うより、同じテーマを別の人たちがもう一度話し合って慎重に決めるんです。衆議院は、そのときどきの世論をより強く反映した法律案を決めんですが、参議院は「一般大衆の代表が議論する所」で「良識の府」「再考の府」とも呼ばれていて、衆議院の決めたことに行きすぎがないか、時間をかけてチェックする場所!つまり参議院は、最終チェックの役割があるんです!

それでは、参議院の役割がわかったところで、最初の参議院選挙の秘密がコチラ!
『ネット選挙では、ブログ・ツイッター・フェイスブックを使った応援はOK!でも、電子メールを使った応援はNG!』
有権者のメールが禁止されている理由は、密室性が高く、誹謗中傷や、候補者のなりすましに悪用されやすく、迷惑メールのように見ず知らずの人から送りつけられることがないようにするため。ブログやフェイスブックはならば「イヤなら見なければいい」が通じるからOK!フェイスブックのメッセージやLINEも許可されているんですって。ただし、電子メールによる選挙運動は、候補者・政党等に限ってはOKされている。でも、候補者や政党から送られてきたメールを有権者が転送するのは禁止。ツイッターでRTするのはOK。

なぜこんな複雑なルールなのかというと、総務省のガイドラインには、電子メールの利用などについて、「次々回の国政選挙における解禁について適切な措置が講ぜられる」とされています。つまり、今回のネット選挙解禁で “状況をみて改善していきます”というスタンス。実は公職選挙法はコレまでも不思議なルールが多いんですって。

例えば…
『選挙カーに乗車できる人数は候補者と運転手を除いて4人まで』
『オープンカーは禁止なのに 「船舶はOK」 』
『選挙運動員に支給できるお弁当は1食につき1000円、お菓子の実費弁償額は1日500円まで』
『選挙運動にネオンサインは使えないがチョウチンはOK』
など

実は過去にもネット選挙導入の声があったが、偉い人が積極的じゃなかったんです。ネットが普及して、時代の流れに抗えないということで導入されたんです。インターネットを活用して幅広い選挙情報を提供することで、若い有権者の政治参加を促すのが目的で、各候補者の公約が有権者に届きやすくなった分、懸案事項は多いんですね。

続いてはこちら!
『選挙速報で「開票率0%」なのに当選確実が出るのは出口調査があるから』
言われてみると、選挙速報が始まった途端、「当選確実」って出ることがありますね?
実は、出口調査は、マスコミ各社が開票結果を少しでも早く伝えるために全国で行っている投票場でのアンケート。日本では90年前後に「出口調査」が行われるようになったんです。調査方法は各社で異なるが、主な内容は、性別、年齢、投票した政党・候補者、支持政党を聞くというもの。同じ性別や年代で偏らないよう50人ごとなど、ランダムに聞くようにしています。

連続して聞かない理由は、政党や後援会の『動員』だったり、家族だったりすると傾向が偏るから。それらの膨大なアンケートを統計学的に分析する。最近はコンピュータを駆使して、速報の精度を高めているが、最終的には人間の感性に頼る場面も多いんですって。あるテレビ局では選挙の経験豊富な「票読みのプロ」が特別に配置されているとか。そのため、各局の選挙特番で、「当選確実」のタイミングや、投票数が異なるんだとか。最近は期日前投票が増えているので、期日前投票所での出口調査も実施されているそうです。

この後も、三田村さんに参議院選挙の秘密をお聞きします。
  • mixiでシェアする

新着コンテンツ