本日ラストの秘密は、

『直木賞受賞作家・朝井リョウが思わず嫉妬したマンガ３選』

2013年、小説『何者』で第148回直木賞受賞（史上初の平成生まれの受賞者）。現在23歳の朝井リョウさんが思わず嫉妬したマンガ、

まずはコチラ！

石黒正数「外天楼」（全１巻）
＜ご本人コメント＞
はじめて読んだ時にのけぞるほど本当におもしろい。話は短いがどんどん視点が変わり、謎はどんどん増えるが解決し最後思わぬ形で着地する。その気持ちよさといったらない。読んでいくうちに顔色がかわる。日常生活の延長からはじまり、中学生のエロ本話から時間が流れ、刑事事件に
そのあと主人公もかわり、あれあれという間にものがたりが進み、一番最後に静かな場所に連れていかれて、静かな興奮で本を閉じる作品。人から勧められすぎて、おもしろすぎたらどうしようと思って読めなかった。案の定、読んだときは自分の作品に身が入らないぐらいおもしろかった。


直木賞受賞作家・朝井リョウが思わず嫉妬したマンガ、

続いて２冊目はコチラ！

小山 宙哉「宇宙兄弟」（現在20巻まで）
＜ご本人コメント＞
台詞が、生きている人が話している台詞。「正しいか、正しくないかはない。楽しい方を選びなさい」
特に多感な十代二十代の人にとって道標になるような言葉が出てくる。きれいごとではなく長い間生きてきた人の活きた言葉として出てくる。就活中、最終面接に行く前に漫画喫茶で読んでいった
今でも自分の作品がおもしろいかなと思った時に読んで元気づけられることは凄く多いです。


直木賞受賞作家・朝井リョウが思わず嫉妬したマンガ
最後３冊目はコチラ！

ジョージ朝倉「ハートを打ちのめせ!」（全2巻）
＜ご本人コメント＞
全2巻なので、今すぐ買って一日で読める。オムニバス。むせ返る程の中学生の頃独特の自意識、自分は一体何なのかという怒りにも似たモヤモヤがドロドロとあふれている。読むのには体力・気力が必要だが、消耗した分だけ充実した読書体験を得られる。ジョージ朝倉さんは天才の中の一人だと思う。モノローグが上手く、ジョージさんが小説を書いたら…と思う。圧倒的な読書体験が出来る。

ちなみに朝井さん、「もしマンガ依頼の話がきたら？」の質問に…

「小説書くときも台詞を考えるのが好きなので、思うような絵を描いてくれるような方がいたら共作で漫画書いてみたい…」と答えてくれました。

朝井さんのマンガ、是非読んでみたい！

アポロンの秘密、『直木賞受賞作家・朝井リョウが思わず嫉妬したマンガ３選』でした！