今日のお客様

今夜のお客様は…気象予報士の森朗さま。

一杯目のお酒を造りながら“酔った森さんをお天気で表すと…?”なんてチョット無茶振りしたら「夏の夕立。最初は普通に、途中まで明るく朗らかなんですけど、途中で酔っ払って喋りすぎてザーっと雨が降って、でもそんなに大したことはなくって、そのまま終わることはなくって、またカラッと晴れるみたいな…うまくいくとその後、虹が見えるんですけどね…ダメな時は水溜りしか残ってないんですけどね」なんて、お天気を絡めながらサラッと言える森さん!さすがです♪なのですかさず“私のイメージは天気でいうと…?”「安さんのイメージは…春霞みたいな感じですかね…晴れてるんだけど、なんかボーっとベールがかかったような感じの…すごい晴れてるとかではなくって、モワ〜っとしていて、もうチョット知りたくなるなぁて思わされます…」うまい!

それで…いつものように、ウチの料理人の和歌さんがおつまみをご用意して頂いたんですがレシピにも掲載されているように『鯛のみぞれ煮』と、少しお天気にかかっているお品書きのおつまみで、これまたうまい!!

で、そのおつまみを食べながら“食べ物とお天気の関係”について伺うと…「とっても深いですよ…やっぱり農業はお天気にすごく左右されますし、魚もすごく影響されるんです。例えば、魚によっては空が曇っている方が獲れるとか、結構“光”が影響するそうなんです。それから陸上は、暑い、寒い、晴れ、雨に影響されるんですが、海の中はもっと敏感で…人間が生きているこの陸の上って寒い時は、氷点下5度とかまで下がる。それで暑いとき、真夏は35度ぐらいになりますよね?で、この差が40度ですよね?ですから私達は40度ぐらいの温度の幅の中で生きているんです。だけど…魚が生活している水温の幅は10度ぐらいなんです。夏と、冬で温度差が無いから…だから水の1度差は、気温の4度差ぐらいに相当するんです。だから水温が1度変わるということは大変な事なんです…」と、すごくわかりやすく説明して頂いて楽しかったし、勉強にもなりました♪

そんな森さんの、そうしたわかりやすい話が書かれている本が今月21日に出版されるそうです。タイトルは…『海の気象がよくわかる本』海の気象に関しては、モチロン書かれていますが、海に関係すること以外の天気にまつわるお話も書かれているそうなので、チェックしてみてくださいネ!