鹿児島

ピピピ兄さんことFM鹿児島のアナがオススメの場所を教えてくれる

null

FM鹿児島
今末真人さん

FM鹿児島からは『アンテナ@beat!!~ピピピ♪~』(月~金 11:30~12:55)を担当する今末真人さんが登場です。まずは番組をご紹介してくれます。 「“ピピピ兄さん”のアンテナがキャッチした、アッと驚く…かもしれない情報をbeatに乗せてあなたのアンテナへ!! 2018年にスタートした、町内会から世界までの幅広い情報をお届けするお昼のワイド番組。鹿児島県内すべての自治体をご紹介する『ピピピMAP』コーナーは5巡目!観光地はもちろん、穴場スポットやご当地キャラまで網羅しています」 鹿児島県内の情報収集能力には一家言ありの今末さんオススメのスポットはどんなところでしょうか。

鹿児島県の「勝負に勝つ」パワースポット・釜蓋神社

null

鹿児島県内をくまなく巡る今末さんが推すのはパワースポットとしても有名な神社・射楯兵主神社(通称・釜蓋神社)です。ここは有名人も訪れ、ユニークな参拝方法で知られています。
釜蓋神社管理運営委員会の福永一弘さんがインタビューに答えてくれました。
「射楯兵主神社は、いたてつわものぬしじんじゃと読みます。通称は釜蓋神社と呼ばれています。創建は詳しいことは不明です。伝わる話では、天智天皇とお妃の大宮姫が現在神社のある頴娃(えい)を訪ねました。そこで天智天皇の接待をするときに、大きな釜でご飯を炊いたそうです。そのとき、突風が吹き、釜の蓋が飛ばされました。その蓋が大川浦に落ち、人々が拾い上げ、祀ることとなったとされています。正式な記録として残っているのは、江戸時代からですね。」

null

釜の蓋から始まったとされる神社ですが、ご利益はどのようなものでしょうか?
「武の神・スサノオノミコトを祀っています。太平洋戦争時代には釜蓋を頭にかぶって参拝すると、敵の銃弾を避けることができるといわれました。現代では、2012年になでしこジャパンのメンバーも参拝に訪れ、ロンドン五輪の銀メダルに輝きました。スポーツや勝負事などの勝利を目指す方の応援ができればと思います。」

受験や重要な仕事など、勝負したいときに訪れるのがいいですね。釜蓋神社では、その名の通りの独特の参拝方法もあります。
「当社の参拝方法でユニークなのが釜蓋願掛けです。頭の上に30センチほどの釜の蓋を乗せ、鳥居から10メートルほど本殿に向かって歩きます。頭から蓋が落ちなければ願い事が叶うとされています。子どもさんには、小さな粘土で作った釜の蓋をお釜に向かって投げる釜蓋投げも人気です。これらが、マスコミに取り上げられて、観光客も増えましたね。通常なら年間15万〜20万人が参拝に訪れます。」

null

オススメしてくれたFM鹿児島・今末さんも、この釜蓋願掛けに挑戦したそうです。実体験を聞いてみましょう。
「この神社を訪れると、釜の蓋を頭に乗せて歩く参拝者たちの不思議な姿が!? 鳥居から拝殿まで落とさずに行くことができれば願いが叶うとも言われ、挑戦しています。ちなみに私は、頭の形と釜蓋の相性が良いらしく、通常の歩行と同じくらいの速さで歩くことができ、知らないおばさま方に褒められました(笑)」

null
null

微笑ましい今末さんの姿が目に浮かびますね。ここは、海に突き出た場所に位置する神社なので、絶景も望めます。再び福永さんが語ります。
「神社の裏側からは、海と薩摩富士と呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)を見ることができて、いい景色ですよ。鹿児島は、お茶とさつまいもが有名ですが、黒豚、黒牛もおいしいし、神社からは鰹節で有名な枕崎も近いです。一度は来てほしいですね。」

射楯兵主神社(通称・釜蓋神社)
住所
鹿児島県南九州市頴娃町(えいちょう)別府6827
電話番号
0993-38-2127(釜蓋神社管理運営委員会)
アクセス
鹿児島市から約1時間20分
JR九州 指宿枕崎線 指宿駅より約50分で頴娃大川駅へ徒歩約15分