徳島
和食のプロが作るNEW徳島スイーツ!こだわりの和三盆ソフトクリームが登場
FM徳島
近藤公美さん
四国の玄関口であり、関西中心部からもアクセスしやすく利便性の高い『徳島県』。徳島と聞いて、真っ先に思い浮かぶものと言えばやはり『阿波踊り』ですよね。400年以上続く伝統文化で、多い時で100万人以上が来場するという日本最大級のお祭りです。また、徳島の見どころは、阿波踊りだけではありません。例えば、『徳島ラーメン』や『阿波尾鶏』、『鳴門鯛』など美味しいご当地グルメや食材もいろいろ! 山と海の幸が同時に堪能できる食の宝庫でもあります。
バラエティ色豊かな魅力を持つ徳島で、オールジャンルの地元情報を網羅しているラジオ局が「FM徳島」です。中でも、徳島駅にあるラジオステーションから放送している番組『Station×Station』(月~木・12:00~)では、各曜日「リサーチ」「トラベル」「ホビー」「フード」をテーマに県内の「今、気になる」話題をピックアップしています。今回は、木曜「フード」担当のパーソナリティ・近藤公美さんに登場してもらいましたよ!
「食べることが大好きで、Station×Stationでは『食』をテーマに、旬の食材情報や、食欲をそそる美味しい音、街の人のリアルなランチ事情などをお届けしています。毎回、リスナーさんからの『今日のランチ』も募集し、おいしい話題の尽きない1時間になっています!」(近藤さん)
さて、徳島の‶食〟を知り尽くす、近藤さんには、やっぱり県内のグルメなお店を教えてもらいたいですよね。近藤さんがオススメする‶美味しい最新スポット〟は……?
道の駅いたの『そらいろ』

「私がご紹介するのは、板野町の『道の駅いたの』にあるお店です。産直市はもちろん、徳島県産の素材を使ったおにぎり屋さんやレストランなども併設されているグルメ魅力度が高い道の駅なのですが、その中でも特にオススメしたいのが、軽食コーナー『そらいろ』です。こちらで食べられるオリジナルソフトクリームは絶品!元々は日本料理の板前という経歴のオーナーが手掛けるこだわりのソフトクリームは、もちろんお店で手作り。にんじんミックスジュース、鳴門金時、阿波和三盆糖など、地元の食材を使ったメニューが季節ごとに登場し、素材を生かした味わいと、なめらかな口どけのバランスは、個人的に‶道の駅の軽食コーナー〟のレベルを超えていると思います」(近藤さん)

徳島グルメのプロも大絶賛の『そらいろ』さん。オリジナリティ溢れるメニューが特徴のようですが、一体どんなお店なのでしょうか。さっそく『そらいろ』のオーナーである工藤公一さんにお話を伺いました。
「『そらいろ』は令和3年4月に道の駅の開業と同時にオープンしました。道の駅物産館の入口にあり、軽食やスイーツが楽しめるお店となっています。もともと僕は、徳島駅前のホテルで板前をやっていまして、その後、和食のレストランを開業しました。和食のコース料理のデザートっていつもフルーツなんですが、僕は別にアイスでもいいのでは?とずっと思っていたんです。それで考案したのが、ここの看板商品にもなっています、徳島県産の和三盆糖蜜を使ったオリジナルソフトクリームです。和三盆ソフトの先駆けとして、大きな反響をいただき、店舗の前に行列ができることもあります」


伝統的手法で作られた徳島県の銘品・阿波和三盆の糖蜜を贅沢に使用したソフトクリームは、繊細で優雅な甘味が特徴で、ここでしか味わえないと評判です。その他にはない、こだわりは?
「ソフトクリームは動物性の牛乳が使用されていることが多いですが、当店では和三盆の風味を際立たせるために、あえて同じ植物性の生クリームを使用しています。‶料理の引き算〟の考え方ですね。また、コーンについても、和三盆の風味を邪魔せず、しっかりした食べ応えがあるワッフルコーンを使用しています」
和食の職人であった工藤さんの経験が生かされた、こだわりのソフトクリーム。季節によって味のラインナップも変わりますが、それぞれ氷菓、ラクトアイス、アイスミルクなどに分類されるように、素材と味に適した原料を使い、細かく配合を変えて微調整しているそうです。まさに‶究極のソフトクリーム〟といっても過言ではありません。
「和三盆のほかにも、日本一の春にんじんの産地である板野町ならではの『にんじんミックスジュースソフト』などもありますよ。こちらは、にんじんの味が全面に出てるわけではなく、程よく風味が残っている程度なのでお子さんでも美味しく召し上がれると思います」
リピーターの方も多く、中には「ここのソフトクリーム以外は食べられない!」というお客さんもいるそうで、工藤さんも「そう言ってもらえると職人冥利につきますね」と嬉しそうに語ってくれました。
「ソフトクリームももちろんですが、これからの寒い時期には『イリカス入り中華まん』もオススメです。イリカスとは、徳島県民の隠れソウルフードで、ホルモンのミックス肉のことです。こちらで豚肉との配合を決めたあと、手作り豚まんのお店に発注して特別に作ってもらっています。また中華まんというと、よくカラシがついてきますが、うちではワサビをつけています。脂の強い食べ物には、ワサビが合うんですよ。冬の間だけ楽しめる限定メニューです」
1年を通して、ここだけの徳島の味わいを楽しめる、そらいろさん。工藤さんは「今後もお客さんに喜んでもらえるよう新しいメニューを開発したいですね」と意欲を燃やします。他にはないこだわりのメニューの数々を、みなさんも味わいに行ってみてはいかがでしょうか。
道の駅いたの そらいろ
- 住所
- 徳島県板野郡板野町川端字中手崎39-5
- 電話番号
- 088-612-8817
- 営業時間
- 8:30~18:00
- 定休日
- 1月1日~1月3日
- アクセス
- 「板野IC」「藍住IC」から車で3分
- オススメのメニュー
- オリジナルソフトクリーム(各350円)