港町・神戸を擁する兵庫県にはKiss FM KOBEというラジオ局があります。そのお昼の看板番組が「Wave!!!!」（月〜木12:00〜14:55）。海を眺めるスタジオから生放送で神戸・兵庫の今、ちょっと得する情報、明るいニュース、今日がちょっと楽しくなる情報をお届けしています。
月曜、水曜のサウンドクルーは中野耕史さん。地元の街歩きが趣味という彼のオススメスポットを聞いてみましょう。

人気動画クリエイターが監修したアスレチックで童心に戻ろう

4児の父でもあるという中野耕史さんが実際に訪れ、推薦する神戸のスポットは、六甲山アスレチックパーク　GREENIA（グリーニア） です。
アスレチックとは、フィールドアスレチックという和製英語の略で、自然の中に障害物を組み込んだアトラクションを指します。丸太やロープなどを用いてコースを作り、老若男女みんなが、楽しむことができるのが特徴です。

六甲山観光の広報・坂野凪（ばんの・なぎ）さんが解説してくれました。
「六甲山アスレチックパークGREENIAは、2021年の4月にリニューアルしました。以前は六甲山カンツリーハウスとして、ゴルフ場、テニスコート、魚釣り場、アスレチックとして83年間も営業していたんです。今回のリニューアルで日本最大級のアスレチック場となり、子どもから大人まで楽しめる施設となっています」

しかも、動画クリエイターとして有名なフィッシャーズがアスレチックを監修したのだとか。21年現在、フィッシャーズのチャンネル登録者数は696万人。メンバーはもともと同じ中学校の同級生で、現在6名。代表作はアスレチック動画ですが、バラエティ豊かなメンバーがアドリブで動画を作り上げるのが魅力の１つ。彼らの活動は動画だけにとどまらず音楽のアルバムを制作し、ＴＶ番組やイベントにも出演しているほどです。
「以前、フィッシャーズさんたちが、動画の撮影を行っていて『一緒にアスレチックを作ってみませんか』とお声がけしたんです」

それでは、フィッシャーズ監修のアスレチックはどのようなものなのでしょう。
「yahhoy(ヤッホイ)、de kairiki(デカイリキ)、wonder amambo(ワンダーアメンボー)というエリアがあります。それぞれ陸上、筋力系、水上系のアスレチックなどです。グリーニアには全部で7つのエリアにわかれていて、全164ポイントのアスレチックが楽しめます。私も試してみましたが、大人でも難しいものもあります。普段体を動かす機会が少ないので、子どもに戻った気分で遊べますよ。また、ほかのアスレチック施設は人工的に作られたものが多いですが、グリーニアは自然をいかして、素材も木材を中心にしているのが特徴ですね」

yahhoy(ヤッホイ)

de kairiki(デカイリキ)

wonder amenbo(ワンダーアメンボー)

まるで空を飛んでいるかのようなロングジップスライドもあります。これは、ワイアーに滑車を通し、ハーネスを付けて滑走します。行きは、約256m、帰りは約201mを往復。クセになりそうな気持ちよさです。（入場料と別料金1回1000円）。

このグリーニアの周辺もドライブには誂え向きです。
「六甲ガーデンテラスの展望台、ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園などがあります。バーベキュー場もありますし、有馬温泉でくつろぐこともできます。ガーデンテラスでは、ジンギスカンパレスの生ラムも人気です。生ラムは仕入れてから冷凍せずに食べられるんです。関西では珍しいですよ」
山でたっぷり遊んでから食べるジンギスカンはとてもおいしそう。六甲ケーブルを利用したいという方には、ケーブルカー、バス、グリーニアの入場券がセットになったクーポンもあるのでチェックしてみてください。