滋賀

芸人・ムーディ勝山が送る滋賀のマニアックスポット

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エフエム滋賀
ムーディ勝山さん

日本一の面積と貯水量を持つ湖・琵琶湖がある滋賀県。しかも、草津市は芸人・ムーディ勝山さんの出身地でもあります。ムーディ勝山さんは、エフエム滋賀のお昼の番組「DIVER」(金 11:30〜14:53)を担当。番組内での県内情報やリスナーとの掛け合いも見事です。
芸人だけに、ムーディ勝山さん推薦の滋賀県のスポットは独特の場所になりそうです。

治水・利水のため開発された琵琶湖。烏丸半島には、美しい公園、博物館も!

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地元出身の芸人・ムーディ勝山さんが推薦するスポットは、琵琶湖の烏丸半島です。
「琵琶湖を近くで楽しむことができるスポットで、半島内には琵琶湖博物館や水生植物公園みずの森など家族で楽しめる施設があります。また中心の芝生広場は毎年、滋賀県出身のアーティストの西川貴教さんが大型音楽フェス『イナズマロックフェス』を開催していますね」

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そんな烏丸半島を水資源機構・琵琶湖開発総合管理所の副所長・髙野忠さんが解説してくれます。それにしても水資源機構とはなにをしているのでしょう。
「経営理念は『安全で良質な水を安定して安くお届けする』こと。具体的には7つの水資源開発水系にあるダムや水路の開発や管理をしています。そのうちのひとつが琵琶湖開発事業です。琵琶湖自体は県が管理していますが、バイパス水路や湖岸堤など琵琶湖開発事業で施工した施設を管理し、国土交通省が管理する瀬田川洗堰と一体的に琵琶湖の治水と水資源の運用をしています」
少し難しいですが、私たちが使用している水道につながる、水を守る組織です。

そして、琵琶湖、南東部に突き出ているのがムーディ勝山さんも推す烏丸半島です。こちらも髙野さんが説明してくれました。
「烏丸半島の面積は約36ヘクタールあり、もともと河口の中洲となっていた場所です。昭和初期には地元の人たちで魚の養殖池としても利用されていましたが、80年代に埋め立てられました。その後、1996年に滋賀県立琵琶湖博物館、草津市立水生植物公園みずの森ができました」
琵琶湖博物館は、琵琶湖をテーマとして、琵琶湖に住む淡水魚は水族展示室で見られます。また、琵琶湖の400万年の歴史やゾウの化石の展示もあります。20年にはリニューアルし、迫力満点の半身半骨のツダンスキーゾウの復元展示も人気のようです。
草津市立水生植物公園は、「植物と人、水と人のふれあい」をテーマにしています。園内には、水生植物の施設・ロータス館があり、一年中花が楽しめます。特に初夏のスイレンは見ごたえがあり、多くの観光客で賑わいます。園内は広く、遊具もあるので子ども連れでも安心ですね。

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髙野さんに地元に住む方ならではの滋賀県、琵琶湖の観光地も聞きました。
「琵琶湖では、最近湖を一周するサイクリングが流行していますね。ウォータースポーツのウィンドサーフィン、空を飛ぶパラグライダー、ブラックバス釣りもできます。周辺にも、琵琶湖の絶景が眺められるびわ湖テラス、世界文化遺産の比叡山延暦寺、かるたで有名な近江神宮、マキノ高原のメタセコイヤの並木など見どころがたくさんあります。琵琶湖のやや東寄りには、近江八幡市の沖島という有人島があります。世界的にも湖の島に人が住むのは珍しいそうです。定期船も出ているので、観光することもできます」

琵琶湖だけでもとても周りきれないほどの観光スポットの数です。さらにお城や歴史好きなら滋賀県は外せません。
「滋賀といえば、国宝に指定されている彦根城が有名です。そして織田信長が築城した安土城跡。近くには近江商人の町並みが残っています。長浜市には豊臣秀吉の長浜城跡もあり、歴史が好きな方にはオススメです」

琵琶湖のことだけでなく、多くの名所も知る髙野さんに滋賀県の住み心地をたずねてみました。
「湖がそばにあり、自然が豊かで四季を感じられる場所ですね。滋賀にきてから、小鮎の佃煮などの川魚も好きになりました。名産では鯖そうめんもおいしいです。鮒寿司は好みがわかれますが、チーズが好きであれば、食べてみてもいいかもしれません」

前述したB級グルメのすやきだけでなく、おいしそうな名産品も多い滋賀県。湖の景色に癒やされて、おいしい料理も食べに行きたいですね。

烏丸半島
住所
草津市下物町10910
電話番号
077-566-3219(草津市観光物産協会)
営業時間
9:00~16:30
定休日
烏丸半島は年中無休(駐車時間に制限あり/博物館、公園は毎週月曜日などが定休日。ウェブサイトで要確認)
アクセス
名神高速道路 栗東ICから車で30分
JR琵琶湖線 草津駅から近江鉄道バスで25分
ウェブサイト
https://kanko-kusatsu.com/spot/mizunomori2.html