長野

最新鋭のゴンドラで空中散歩を!夏でも楽しめる、ダイナミックなスキー場

null

FM長野
牛山美さん

本州の真ん中に位置し、信州や信濃国とも呼ばれる長野県。この地では、日本アルプスをはじめ標高3000メートル級の山々がいくつも連なり、国内有数の山登りの聖地として、毎年多くの登山客で賑わっています。百名山の数が最も多い県でもあり、名峰が重なり合いそびえたつ姿から〝日本の屋根〟ともいわれているんです。また、冬はスキーや温泉、夏は避暑地として、一年中レジャーやアクティビティを満喫できるリゾートスポットとしても人気ですよね。

そんな長野県エリアで聴ける放送局が「FM長野」です。国宝・松本城で有名な松本市を拠点としているFM長野では、地元のプロサッカーチーム・松本山雅FCの最新ニュースから、長野県出身のアーティストのナンバーまで、地元で話題のさまざまなトピックをオンエアしています。

今回は、FM長野・東京支社長の牛山 美さんが、「落ち着いたら行きたい!」長野の観光スポットを薦めてくれました。なんでも、季節によって全く違った楽しみ方ができる場所なんだそうですよ。

「ご紹介したいのは『野沢温泉スキー場』です。伝統ある湯治場・野沢温泉村にあるスキー場で、初心者からプロの方まで幅広いスキーヤーに人気です。こちらでは、昨年新しく『長坂ゴンドラリフト』が完成しました。山麓の長坂エリアから山頂のやまびこエリアを繋ぐ10人乗りのゴンドラで、全面がガラス張りで開放的な設計になっています。ウィンターシーズンに、リフトとして利用できるのはもちろんなのですが、夏のグリーンシーズンには『上ノ平ピクニックガーデン』がオープンするので、涼しい高地まで登りつつ、冬とは違った景色や自然を体感できるんですよ」(牛山さん)

野沢温泉スキー場

null

一年中遊べるリゾート地として、まさに、長野ならではの楽しみ方ができる『野沢温泉スキー場』。季節ごとにどのような魅力があるのか、詳しいお話を株式会社野沢温泉の営業課長・高沢公治さんに伺ってきました。

「野沢温泉スキー場は、1923年(大正12年)に開業しまして、もうすぐ100周年を迎える歴史あるスキー場です。ご家族連れからシニア、セミプロレベルの方まで滑走できる多彩なコースが44ほどあり、国内最大級の広さを誇っています。また、山頂エリアから一気に滑り降りると下まで10kmもあり、日本で最長の滑走距離となっているんですよ。スキーが伝わった当時からあるメインエリアの『日影ゲレンデ』や標高1650メートルに位置し、上質なパウダースノーが味わえる中上級者向けの『やまびこゲレンデ』、ムービーレーンが設置されお子様でも何度も滑って遊べるキッズパークなど、どなたでも1日中ウィンタースポーツを満喫できるかと思います」(高沢さん、以下同)

広大なスケールと眺望を誇り、白銀の世界をダイナミックに堪能できる野沢温泉スキー場は、近年では42万人のスキーヤーが訪れたシーズンもあったんだとか。
スキーマニアをも唸らせる個性豊かなゲレンデとコースで毎年人気ですが、昨年には、牛山さんもオススメしてくれた新たなゴンドラリフトが運航を始めて、さらなる進化を遂げています。

「2020年にリニューアルオープンした『長坂ゴンドラリフト』は、オーストリア製の世界最新鋭のゴンドラで、山頂まで約8分ほどで到着できるようになりました。キャビン内ではレザーシートに座ることができ、換気システムも導入されているので、ゆったり快適な乗り心地を体感できると思います」

絶景を眺めながら贅沢な空中散歩を楽しめるということで、ご家族連れをはじめ大好評なんだそうです。ちょっとしたアトラクション気分をエンジョイできますよ。

null

また、山頂から思いっきり滑って体を動かしたあとには、お腹が空きますよね。スキー場といえば、レストハウスで食べる、いわゆる‶ゲレ食〟も魅力のひとつ。野沢温泉スキー場のオススメグルメについても聞いてみました。

「敷地内には、食事ができる山小屋やレストランが30店舗ほどあります。中でも、ゴンドラリフトを降りたところにある『レストハウスやまびこ』の『野沢菜ビーフステーキライス』はぜひ味わっていただきたいです。地元の名産品・野沢菜の油炒めを混ぜ込んだご飯のうえに、目の前の鉄板で焼き上げられたステーキがドンッとのっています。お腹が空いているときにベストな食べ応えのある一品です」

初代ゲレ食バトルでチャンピオンに輝いたこともあるというお墨付きのメニューであり、ワンパクなお子様や大人の男性も満足できるワンプレートです。滑走中の腹ごしらえに、ぜひボリューム満点なステーキライスを頬ばってほしいですね。

null

さて、今年もついに、ウィンターシーズンがスタート。この時期まで待ちきれなかったスキーヤーの方も多かったこととは思いますが、野沢温泉スキー場は、冬以外のオフシーズンにも自慢のスポットやアクティビティが盛りだくさん。雪が降らない時期には、どのような遊び方が可能なのか、伺ってみました。

「毎年春から秋にかけては、グリーンシーズンとして営業していて、冬とは一味違った景観や雰囲気を感じることができます。今夏はゴンドラを降りたエリアに、新しく『上ノ平ピクニックガーデン』オープンしていました。こちらでは、自然の中でゆったりとくつろいでもらえるように、芝生の広場にウッドデッキやソファ、ハンモックなどを設置していたんです。ここのガーデンでは、季節を通して500種類以上の高山植物や山野草が咲きますので、4月~10月までの営業期間中はいつ来ていただいても美しい景色が望めるかと思います。なにより標高が高いため夏でも涼しく、爽やかな風が吹いてのんびり過ごせるのが魅力となっています」

null

都心の猛暑を逃れて、心地よく休暇を過ごすのにはぴったりの場所ですね!
ちなみに、それとは反対に、夏はアクティブに過ごしたいという方も大歓迎。冬のスキーコースが夏はダウンヒルを楽しめるマウンテンバイクのコースに早変わり! 森の中を颯爽と駆け抜ければ、いい汗をかけること間違いなし。また『野沢温泉スポーツ公園』エリアでは、夏も滑れるサマーゲレンデが登場したり、その上空にワイヤーを這わせて、ジップ・スカイライドというターザンが楽しめるアクティビティに挑戦できたりと、冬に負けないくらい盛り上がっているんですよ。
さらに、『長坂ゴンドラリフト』にも、グリーンシーズンだけの楽しみ方が!

「実はゴンドラの80基のうち、2つだけ床がガラス張りのスケルトン仕様になっているんです。下がスケスケなのでスリルがありつつ、夏ならではの景色を上空から眺めることができるのでオススメです。10、20分待ちでも、そのゴンドラに乗りたいって方がいらっしゃるくらいなんですよ。週末には満点の星空を仰げるナイトゴンドラツアーも営業していました」

null

次々と目玉スポットをオープンさせている野沢温泉スキー場ですが、「今シーズンは、新たに『長坂センターハウス』という多目的の商業施設がオープンしまして、最新のウェアやウィンターアイテムを取り揃えたショップやカフェなどが利用できるようになりました」とのこと。
ますます充実したゲレンデライフを満喫できる野沢温泉スキー場に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

野沢温泉スキー場
住所
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷7653
電話番号
0269-85-3166
営業時間
冬季 平日8:30~16:30、土休日8:30~16:30、土曜ナイター16:30~20:00
定休日
シーズン中は定休日なし
料金
リフト1日券:大人5,200円、小人2,900円、シニア4,200円
長坂ゴンドラリフト搭乗券:大人2,500円、小人1,500円
アクセス
上信越自動車道 豊田飯山インターチェンジを降りて、約25分
ウェブサイト
https://nozawaski.com/