EDC 営業日誌(過去のお客様)
2022年12月31日放送
本日のお客様は、佐藤栞里様。
1990 年、埼⽟出⾝。2001
年に、雑誌『ピチレモン』の「ピチモオーディション」でグランプリを獲得し、モデルデビュー。その後、『MORE』『mini』『ar』など数多くの雑誌でレギュラーモデルを務めています。また、近年ではバラエティ番組を中⼼にタレントとしても大活躍中!『有吉の壁』『1
億⼈の⼤質問!?
笑ってコラえて!』ではアシスタントを務め、『王様のブランチ』ではメインMCをご担当されています。常に明るく太陽のような存在の佐藤さんと、2022年最後のドライブに出発しました!
 
 
ドライブ開始早々、話題は佐藤さんのInstagramについて!
佐藤さんは、ご自身がMCを務める土曜日の生放送番組『王様のブランチ』の前に、楽屋で炊きたてのご飯を食べる動画を毎週投稿中。その場でご飯が炊ける弁当箱サイズのポータブル炊飯器を楽屋に持参され、炊き立ての白米を、ふりかけやご飯のお供と一緒に頂くのがルーティンになっています。この動画は、『ほかほかSaturday(通称:ほかサタ)』と名付けられており、実は川島さんは“ほかサタ”の隠れファン!笑
平日は『ラヴィット!』で毎朝生放送を担当している川島さんにとって、ほかサタは“今日は休みなんだ〜”と実感させてくれる癒しのコンテンツで、「悪口じゃないですけど、(動画を見ても)いい意味で何の感情も動かない!笑」と伝えると、佐藤さんは大笑いしていました!“ほかサタ”は、心に染み入り、まさに白ごはんのような存在らしいので、皆さんも是非チェックしてみてくださいね。
一方、佐藤さんも、川島さんとの共演はとても楽しみだとおっしゃいます。普段は挑戦しないようなボケなども、川島さんの前だと発言しやすく、「“ん?次のボケはなんだい?”みたいな感じで参加してくれるので、毎回ありがたいです。」と感謝を伝えると、「栞里ちゃんは優等生に見えて、変なことも同じぐらいのペースで言ってるから、こっちからしたら大好物ですよ!笑」と、お互い共演するのが楽しみなことを明かしていました!
(先週の『ほかほかSaturday』!)
 
 
川島さんは佐藤さんのことを“芸能界の空気清浄機”と称します!
そして、特にその効果が発揮されているのが、佐藤さんがアシスタントを務める『有吉の壁』。
有吉さんから合格判定を貰うために、数多くの芸人がお題に沿った芸を披露する番組で、若手芸人にとっては売れるチャンスでもあり、厳しい戦場でもあります。場合によっては、有吉さんが全く笑わない時もありますが、佐藤さんは全芸人に笑う印象があり、“芸人へのリスペクトを感じる”と川島さんから伝えられると、「私はもうただただ『有吉の壁』が休日だと思っている感じです。」と、純粋に楽しんでいるだけとのこと。笑
さらに、川島さんから「栞里ちゃんが笑っていることで、(番組が)マイルドになるというのは本当にすごいこと。」と、芸人として、視聴者としての感想をもらうと、「(番組に)居られてよかったなあ」と感慨深そうでした。
ちなみに、2001年デビューの佐藤さんにとって、同期に当たる芸人はとにかく明るい安村さん!笑
『有吉の壁』などで見せる安村さんの人生を駆使した全力のボケは、同期としての目線なのか・・心にグッとくる時があり、胸が熱くなるそうです!笑
そんな佐藤さんは2022年を、「尊敬する芸人さんと一緒に色んなことをさせてもらった一年だった。」と振り返ります。
10月に開催された『有吉の壁 Break Artist Live’22
2Days』では、阿佐ヶ谷姉妹さんを中心とした「おたから塚歌劇団うめ組」というグループにスーパースター“佐藤萬之助”役として参加。ステージもものすごく楽しかったそうですが、稽古中に佐藤さんはある事を目の当たりにしました。それは、練習を重ね、ネタが完成しかけたタイミングでのこと。阿佐ヶ谷姉妹の姉・渡辺江里子さんが「やっぱりここをこう変えたい」「フリをもう少しこうしたらもっと面白くなるかもしれない」と、佐藤さんにとっては十二分に面白かったネタを、さらにブラッシュアップし始めたそうです。そして、そこから活発な意見交換が行われ、より面白いネタを完成させました。今まで、完成された状態のネタしか見ておらず、芸人さんが裏で見せる細かなこだわりや、努力を初めて目の当たりした佐藤さんは、“こうやって一個一個作り上げているから、あんなに面白い作品ができるんだ!”と感動し、もともとリスペクトはありましたが、さらに芸人さんを見る目が変わったそうです!
そして佐藤さんは、明日、元旦の17時からフジテレビで放送される『ドリフに大挑戦
あけましていい正月だなスペシャル』にて、東京03・飯塚さんや、バイきんぐ・小峠さんらと共にコントにも挑戦しています。テレビで活躍される前は、「時間があれば事務所のスタジオを借りて、コントを自主練していた。」と、衝撃の事実を“さらっ”と明かした佐藤さんにとって
(笑)
、キングオブコントのチャンピオンのお二人と、ドリフターズのコントが出来るのは嬉しくて堪らない状況。実際に現場では、お二人から細かな指示も受けたそうで、「大好きな方たちと大好きなコントや、舞台に出させてもらって、めちゃくちゃ宝物になりました。」と、芸人さん尽くしの1年だったと振り返りました。
 
 
(小学生時代の佐藤さん!)
ここで、デビューから現在に至るまでのお話も伺いました。
佐藤さんがモデルを志したのは、小学5年生のときに読んでいたファッション雑誌『ピチレモン』で、専属モデルオーディションの告知を見たことがきっかけ。それまでモデルや芸能界への憧れは特に無かったそうですが、その1ページを見た瞬間に“応募したい!”と直感したと言います。ご両親に相談すると、「栞里が自分から、“何かをやりたい!”って発言したのは今までで初めてだから、やってみなよ!」と、背中を押してくれました。そして、ご両親の後押しもあり、オーディションでは見事グランプリを獲得し、2001年にモデルデビューを果たします。
モデルを目指した頃から、憧れはずっと梨花さん!梨花さんが載っている雑誌をたくさんコレクションしており、雑誌でのカッコいい姿と、テレビで見せるガハガハと笑う姿の違いに、人間らしさ溢れるギャップを感じ魅了されました。そして、佐藤さんは現在、梨花さんと同じ事務所『スターダストプロモーション』に所属。憧れの先輩を常に追いかけ、日々成長しています。
そんな佐藤さんが、タレントとしてブレイクするきっかけとなったのは、日本テレビ『笑ってコラえて!』の人気企画「朝までハシゴの旅」。毎回、夜通し居酒屋をハシゴして、様々な街の方と一緒にお酒を酌み交わす企画で、佐藤さんの天真爛漫で、初対面の方ともすぐに打ち解ける姿は人気を集めました。“これは憧れの梨花イズムなのでは…?”と川島さんに推測された佐藤さんは、嬉しさが溢れ、「振り返れば素敵な人生だ。」と感無量の様子でした!こうしてバラエティ界で頭角を現した佐藤さんは、『有吉の壁』『ヒルナンデス!』『王様のブランチ』など人気番組のレギュラーとして定着していくことになるのです。
 
 
(「朝までハシゴの旅」!)
どの番組でも愛される佐藤さんの特徴を、川島さんはアンケートからも見抜いていました。番組事前アンケートで、佐藤さんはマイ大事件の1つとして、「カラーもなければ個性もない。」と、お世話になった編集部の方から言われたとことを挙げていました。一見、ネガティブにも聞こえるこの件について、改めて佐藤さんに伺うと、「芸能界は、ものすごく綺麗な方や、カラフルなカラーがある方など、誰も持ってない個性がある人がいるイメージでした。だから、自分自身も“何か変えなきゃいけないのかな?”と、すごい悩んでた時期はあったんですけど、振り返ってみると、今、大好きな皆さんとお仕事できてるって事は、ありのままの自分でも良かったのかもしれない。」とお話になり、無理に自分の理想像に近づけず、“佐藤さんらしさ”を貫いた結果が、今に繋がっていると明かしてくれました。これに対して川島さんは、“声が低いだけで特徴が無い”と言われ続けた過去の自分と重ね、「これが佐藤栞里の強さ。カラーや個性がないからこそ、(番組を円滑に進める)チェイサーになれる。日本人が一番飲んでる液体は水なんです!」と伝え、水になれることは才能であり、一番重宝されるポジションだと力説します。どの料理にも邪魔にならず、単品でも美味しい存在から、「芸能界の“大根おろし”になりたい。」と常に言い続けている川島さんだからこそ、佐藤さんの魅力を人一倍理解できるのかもしれませんね!
 
 
佐藤さんは常日頃持っている“お守り”が2つあると言います。
1つはノート。初めてお会いする芸人さんのプロフィールやネタなどの情報をメモしており、予習復習を欠かさないようにしているのだとか!佐藤さん曰く、会話のきっかけになったら良いなと思っていたそうですが、今では芸人さんの情報やネタを調べたりする時間も楽しみの1つになっているそうです。
2つは「ドット柄のハンカチ」。『有吉の壁』の収録に必ず持って行くそうなのですが、その理由は…“ドッと笑いが起きますように!”という願いから!笑 川島さんも思わず「お母さんやん!」とツッコんでいましたが、全員のことを応援している佐藤さんの立ち回りを絶賛していました。
 
 
ここで、佐藤さんから川島さんに質問が!
佐藤さんは、テレビ番組でVTRが終わった後、ゲストの方などに「どうでした?」と、淡白な質問のフリ方をしてしまうことに悩んでいるそうで・・・。過去に似たようなシチュエーションで、川島さんから具体的な質問を頂いたことで、スムーズに感想が言えた経験から、相手が答えやすいフリ方のコツを教えて欲しいとおっしゃいます。
ですが川島さんからは、「僕、結構“どう?”が多いんですよ。」というまさかの回答が。笑
もともと『ABC漫才新人コンクール』という関西のお笑いコンクールの番組で、桂文枝師匠が「どう?」とシンプルに質問することに戸惑っていたという川島さん。しかし、パネラー側になってみると、VTRを見た後にいちばん感想を述べやすいフリ方が「どう?」だという事に気付いたと言います。例えば、ハンバーグ特集のVTRの後に、「ハンバーグ美味しそうですよね?」と質問を振られると、ハンバーグについてしか言及が出来ず、“店の外観でコメント用意してたのに…”と戸惑ってしまうことも。だからこそ、川島さんは何を答えても良いように「どう?」とハテナだけを渡すように意識しているそうです。
なので、基本的には具体的な質問をしないという川島さんは、「栞里ちゃんがよっぽど神妙な顔(!?)をしていたから、助け舟を出したのかな?笑」と、笑いながら振り返っていました。
 
 
(『有吉の壁』ロケの様子)
佐藤さんのエウレカは、ずん・飯尾さんにかけられた「現場の太陽になれ。楽しむ名人になれ」という言葉。佐藤さんがテレビに少しずつ出始めた2015年頃、まだ右も左も分からず、収録現場で“何をしたらいいんだろう…”と、戸惑いがあった時期に飯尾さんとロケで共演。そのロケでの、飯尾さんの共演者や一般の方への触れ合い方がとても素敵で、感銘を受けた佐藤さんは、ほぼ初対面の飯尾さんに思い切って悩みを相談!
すると飯尾さんは、天候が雨だったことも踏まえ、「雨の日ってみんなテンション下がるけど、栞里ちゃんがいるだけで“現場の太陽になる”。そんな存在になったらいいんだよ。だから自分自身が“楽しむ名人”になったら、きっと周りの方も笑顔になれるよ。」とアドバイスをしてくれたと言います。この素敵な言葉は、佐藤さんの悩みを晴らし、今でも心の中に大切に忍ばせています。佐藤さんの太陽のような明るさには、飯尾さんの存在があったのです。
 
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