EDC 営業日誌(過去のお客様)
2022年12月24日放送
本日のお客様は、菅井友香様。
1995年、東京都出身。
2015年に“鳥居坂46”(後に欅坂46、現・櫻坂46)の1期生オーディションに合格。
初代キャプテンとしてグループを牽引してきました。先月の11月9日東京ドーム公演をもって櫻坂46を卒業し、7年間のアイドル人生に幕を下ろしました。
また、アイドル活動の他、『東京2020オリンピック』では、幼少期から習っていた馬術の経験を生かし、“馬術スペシャルアンバサダー”として様々なメディアに出演。さらに舞台では、座長を務めるなど多岐にわたる活躍を見せる菅井さん。
本日は、そんな菅井さんの卒業後の近況、そして未来の話を伺うドライブです!
 
 
菅井さんは、先月11月9日に櫻坂46を卒業。
最後のライブは、櫻坂46ツアー「2nd TOUR 2022“As you
know?”」のファイナルで、櫻坂46として初の東京ドーム公演。アンコールで卒業セレモニーが行われました。苦楽を共にしたメンバーやファンの皆さんに見守られながら卒業出来たことで、達成感と感謝の気持ちでいっぱいになり、ご自身の中でも気持ちよく一区切り付けたとおっしゃいます。「寂しくもあったんですけど、やり切った気持ちの方が大きかったです。」と、アイドル人生の最後を振り返りました。そして卒業から1ヶ月ほど経った現在の心境を伺うと、今でも自己紹介の時に“櫻坂46の〜”と言いそうになり、グループでの感覚が染み付いていると明かし、続けて「“自分のことを考えていいんだ”っていうコトがまず不思議です。グループでもキャプテンとしてやってきたので、今、一人になって、自分で自分のことをまず考え、予定を組んでいけることにも驚いています。」とおっしゃいます。キャプテンとして、人一倍責任を持ってグループを支え続けてき菅井さんだからこそ、新鮮な気持ちになるのですね!
 
 
菅井さんが、そもそもアイドルを目指したのは“自分を変えたかったから”。
大学2年生の頃、“私を採用してくれる会社なんてあるかな・・・?”と、就職活動に不安を募らせていました。それまで特定の職業を目指していた訳ではなく、幼い頃から夢見ていたCAさんや、幼稚園の先生、大好きな馬に関わる仕事など、どこを志望するか気持ちが揺れ動いていたと言います。そんな時、乃木坂46の妹グループとなる“鳥居坂46”(後に欅坂46、現・櫻坂46)の1期生オーディションの存在を知った菅井さん。もともと、アイドルが好きだったこともあり、“消極的で自信のない自分を変えるきっかけになるかもしれない。こんな自分でも誰かの力になれる仕事に就けたら良いな!”と思い、参加を決めました。そして選考を勝ち進みますが、最終審査前日にスタッフから、「明日の最終審査で合格したら、すぐに記者会見になるので実名も報道されます。」と告げられ、菅井さんは動揺します・・・。
実は、オーディションに参加していることをご両親に伝えていなかったのです!反対される不安もありましたが、意を決してご両親に伝えると・・・「凄いじゃない♪本当にやりたいことなら応援するよ。」とお母様から言われ、お父様からは①大学を4年間で卒業すること。②所属している馬術部も責任を持って続けること。という2点を約束するなら、応援すると言われました。ご両親も最初はびっくりしていたそうですが、最終的には背中を押してくれたのです。そして、最終審査も見事合格!
「名前を呼ばれてステージに上がった時に、“これで人生が変わるんだ!”という不思議な気持ちでした。」と、当時の心境を振り返りました。
ステージで菅井さんが感じた通り、合格後は目まぐるしいスピードで人生が変わります。結成の翌年に発売されたデビュー曲「サイレントマジョリティー」は大ヒット!一躍人気グループとなり、同年、紅白歌合戦へも出場しました。初めて出場を決めた紅白は、今までのアイドル人生の中でも一番嬉しかったと思える瞬間だったそうです!実際に紅白で来た衣装には、欅坂46のスローガンで、円陣時の掛け声でもある“謙虚・優しさ・絆”という文字が入っており、菅井さんは今でもその言葉を大事にされています。
 
 
2017年、菅井さんは結成以来不在だった欅坂46の初代キャプテンに任命されました。しかし、学生時代から学校のクラスを仕切るタイプではなく、どちらかと言えば友達に委ねていたという菅井さんにとって、キャプテンの役割は苦労することも・・・。
「結成当初は、みんなもまだ若くて学生みたいな子が多く、個性的なメンバーが揃っていたので、まとめるのはすごく難しかったです。また、様々な場面での自分の発言が、グループのイメージに繋がるので、そこに難しさとやりがいを感じていました。」と、振り返ります。“私はキャプテンに向いていない・・・。”と思い悩み、自分自身を嫌いになってしまうこともあったそうです。
しかし、“自分を変えたい”という想いから志したアイドルへの道。キャプテンに任命されたのは、“試練だけど、自分の力になる!”と、ご自身の成長ためにも覚悟を決めていたのでした。キャプテンの経験を今どのように感じているか伺うと、「やって良かったです。普通に生きてたら全然経験できないことばかりですし、精神的にも強くなりました。キャプテンの経験を経て、みんなを引っ張る立場の方や、トップの方の気持ちも考えられるようになりました。」と教えてくだいました。
(舞台『飛龍伝2020』)
そんな菅井さんは、キャリアにおけるマイ大事件として、2020年に上演された、初主演舞台『飛龍伝2020』を挙げてくださいました。
つかこうへいさんの舞台で、他の共演者が全員男性というなかで、初めて座長を務めました。舞台は日米安保闘争を題材にしており、怒鳴られたり、怒鳴ったり、揉みくちゃにされたりと、メッセージ性が強い内容なだけに、激しい舞台となりました。
「魂のぶつけ合いみたいな熱さがあった。」と振り返る菅井さんは、この舞台を経て、人前で自分をさらけ出すことが怖くなくなったと言います。さらに、この経験はグループ活動にも良い影響を与えます。「一人一人とちゃんとコミュニケーションを取り、お互いを解かり合うと、それがちゃんとステージにも表れるということを舞台で学びました。だからこそメンバーとも、できるだけ時間を作り、二期生など新しく入ってきたメンバーとは、一人ずつご飯に行くことを心がけていました。全員は叶えられなかったんですけど、なるべく時間を作っていました。」と、キャプテンという気を遣われる立場の菅井さんが、自ら後輩たちに歩み寄り、過ごしやすい環境を整えていたのです!
 
 
ここで、菅井さんから川島さんに質問が!
先月、27歳の誕生日を迎えたばかり菅井さんは、川島さんに“20代のうちにやっておいた方がよいこと・やりたかったこと”を聞きたいそうです。
この質問に川島さんは「もっと旅行しておけば良かったと思う。」と回答。
川島さんが27歳の頃は、東京-大阪間を仕事で1日3往復するなど多忙な日々。ゆっくり旅行する時間はありませんでした。そして、なぜ若い時に旅行に行くことが良いのかについては、「20代の頃にしか行けない場所がある。この歳になると、健康を考えて結構守りに入っちゃうんですよ。“なんで?”って所でケガしたりするから。笑 あとは、良い意味でお金が無い。お金が無いからこそ食べるモノもあるし、行けるルートもある。しかも20代だとそれが我慢できる。制限された中で行く旅行の良さが沢山ある。」と伝えます。隣の県でも良いから、行ったことがないところでリフレッシュするのが、次の仕事への活力になり、良いパフォーマンスに繋がるそうです!
卒業まで走り続けてきた菅井さん、リフレッシュも兼ねて是非旅行に行ってみてくださいね!
 
 
菅井さんが今でも大切にしている言葉を贈ったのは、欅坂46と櫻坂46の全ての振り付けを担当しているダンサーのTAKAHIRO先生。
キャプテンに任命されたデビュー2年目の頃、菅井さんは自信が持てず、いちメンバーとしてもキャプテンとしても悩んでいました。そんな時、TKAHIRO先生から「自信って言うのは案外厄介だから、持たずにその分誇りを持てばいいんだよ。人は自信ありげな人に安心して付いてくるモノだから、自信は必要な時にファッションみたいに身にまとって、心には目の前のことに立ち向かっている誇りを1つお守りのように持てばいいんだよ。」と、声を掛けてくださったそうです。
この言葉を聞いた菅井さんは、心が軽くなったと言います。応援してくれるファンの方のためにも、誇りを持ち、努力を重ねた菅井さん。そして、先月の卒業公演後の打ち上げではTAKAHIRO先生から「今の菅井には、努力する力と困難に立ち向かう勇気がある。この二つの武器を得た菅井はどこに行っても大丈夫だ!」と、労いの言葉を頂いたそうです。菅井さんは7年間のアイドル活動を経て、アイドルとしてだけでなく、人間としても大きく成長できたのです。師匠として崇めているTAKAHIRO先生の言葉を胸に、菅井さんはこれからも益々ご活躍されるでしょうね!
 
 
(舞台『新・幕末純情伝』 ©︎アール・ユー・ピー)
菅井さんは、来年1月28日から上演される舞台・『新・幕末純情伝』で主演を務めます。新撰組の沖田総司役を演じる菅井さんは、殺陣の練習なども個人的に習いに行き、さらにはマイ日本刀(模造刀)を購入され、ご自宅でも練習されているそうです!
菅井さんの殺陣シーン、是非劇場でご覧になってはいかがでしょうか!
〜舞台「新・幕末純情伝」〜
東京公演、1月28日(土)~2月12日(日) @紀伊國屋ホール
神戸公演は、2月17日(金)~2月19日(日) @アイア2.5シアター神戸
※詳細は公式HPをご覧ください!
http://www.rup.co.jp/bakumatsu2023.html
さらに、菅井さんは、来週12月29日に、櫻坂46卒業記念書籍『Wアンコール』を発売されます!こちらも併せてチェックしてみてくださいね!
 
 
菅井さんのエウレカは、“道は繋がっている”ということ。
人生、良い時も悪い時も、周りのご縁を大切にしながら歩き続ける限り、必ずどこかに“道は繋がっている”と感じたそうです。菅井さん自身も、グループ名の改名など、試練だと思うことはいろいろあったそうですが、無駄なこと1つも無かったとおっしゃいます。「“辛いな〜”って思っても、振り返ると全部に意味があった。本当に周りを大切に、諦めずに“歩み続けることが大事なんだな”ってアイドル人生を振り返って思いましたね。」と、菅井さんならではのエウレカを教えてくださいました!
最後に今後の目標を伺うと、「先日、秋元康さんがエウレカに出演された時、“人生は目撃することだ”っておっしゃっていて、“確かに大事だな!”って聞いていて思いました。卒業して1年目なので、色んな経験をして、いろんな発見をして、全て自分の身に繋がると思って頑張っていきたい。」と答えてくださいました。謙虚さと、優しさ、そして絆を築き上げた菅井さんは、今後も可憐にたくましく、満開の櫻のように咲き誇るのでしょうね!
 
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