PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2022年12月3日放送

Passenger

吉田明世

本日のお客様は、フリーアナウンサーの吉田明世さん。
1988年生まれ、東京都出身。母校である成城大学の『ミス成城コンテスト2007』で優勝したことをキッカケに、アナウンサーを志し、2011年にTBSに入社。『朝ズバッ!』『サンデージャポン』『キングオブコント』『日本レコード大賞』、ラジオでは『たまむすび』など、局を代表する数々の番組を担当してきました。2019年にTBSを退社され、フリーアナウンサーに。現在は、TOKYO FM・JFN系列で放送中の朝の帯番組「ONE MORNING」を月曜日から金曜日までご担当、さらに、TOKYO FMでは15時から放送中の「THE TRAD」にも月曜日と火曜日にご出演中です! 2児の母であり、保育士と絵本専門士の資格を持つ吉田さんと、同じく2児の父であり、朝の帯番組を担当している川島さん。同じ悩みや考え事を持つ2人がドライブに出掛けました!

 

 

 

〜朝の帯番組〜

お二人の共通点と言えば、“朝の帯番組”を担当されていること。吉田さんは、2021年4月からTOKYO FMをはじめ全国ネットで放送されている『ONE MORNING』のパーソナリティを務めています。ONE MORNINGは朝6時〜9時までの3時間!川島さんがMCを務める『ラヴィット!』よりも、2時間早く始まり、放送時間も1時間長いのです。(ラヴィット!は、朝8時〜10時) そして今年の3月、吉田さんのご多忙ぶりを、川島さんがMCを務めていた『100%!アピールちゃん』が密着。スタジオでVTRを観ていた川島さんは、「僕はやっぱりまだまだだなと思う。働いているママさん達には勝てないです。」と、吉田さんの生活に驚いたと振り返ります。そんな、吉田さんは毎朝4時起きで、朝の生放送に向かいます。全ての仕事を終えた夕方5時にお子さんを保育園へ迎えに行き、夕食作り、寝かしつけをするのが平日のルーティーン!現在は、4歳と2歳になったお子さんですが、ONE MORNIGの話が舞い込んできたのは産後1ヶ月頃。番組をやりたい気持ちはありましたが、体力や家族のことも考えると、引き受けるのは難しいと考えていました。そして夫に「こういう話を頂いてありがたいよね。また、こういうチャンスを貰えたら良いな。」と今回は見送る旨を伝えると、「やりなよ!」と返答が!5歳年上の夫は、子育てを最大限サポートすることで、吉田さんが仕事を引き受けられる環境を作ってくれました。こうして吉田さんは、TOKYO FMの朝の顔として、皆さんに活力を与えているのです!

 

 


(ONE MORNINGでの吉田さん!)

〜母とパーソナリティ〜

子育ての苦労を伺うと、“起床時のタイミング”だとおっしゃいます。 お子さんの眠りが浅くなっている朝4時に起きるため、布団の“カサカサッ”という小さな物音も立てないように慎重に行動しているそうですが、それでもお子さんが起きてしまうこともあり・・・お子さん達は”お母さんと離れたくない!”と号泣!しかし、泣きわめく声を背中に、決して後ろを振り返らず、戦士のように歩いて家を出るのだとか!その時だけは母という心を捨て、“私はパーソナリティなんだ!”と、自分に言い聞かせているそうです。また、子育てに関して、「たぶん20年後とかに、“なんであの時期に一緒にいてあげられなかったんだろう?”“時間をかけて一緒にいてあげたら良かった”って後悔するかもしれないんですよ。でも自分が選んだ道。こういう母の背中を見た子供たちが何かを感じて、大人になった時に選択するきっかけにもなるかもしれない。」とおっしゃします。ONE MORNINGが始まって以降、ご家族には良い変化が!夫と2人のお子さんは、3人で一緒にいる時間が増えたことにより、それまで以上に関係が良くなったそうです!
「お母さんだからこそ出来ることもありますが、“お父さんでも全然良いんだよ!”ってこともたくさんあると思う。」と吉田さんは語り、ONE MORNIGのお陰でご家族のチームワークが高まったことを明かしてくださいました。


(吉田さんのインスタグラムより)

さらに、月曜日と火曜日はTOKYO FM 『THE TRAD』(放送時間:15:00〜16:50)にもご出演中。ONE MORINGではユージさんと、THE TRADでは稲垣吾郎さんと共演されていますが、一緒にやる方によって、吉田さんの人格はカメレオンのように変わるそうで(!?)、いつも新鮮に楽しく放送されています。笑
そんな吉田さんにラジオとテレビの違いを伺うと、“ラジオの方がより素で話している気がする”とお答えに。TBSアナウンサー時代は、濃いキャラクターの先輩方と比べてしまい、自分を上手く表現出来ないことに悩んだ時期も・・・。「もう少し、いつもの君でやれば良いのに。」と、夫からアドバイスをもらったこともあるそうです。一方、ラジオだと自然と素の自分を出せた吉田さん。共演者、スタッフ、そしてリスナーさんとの距離が近いラジオが、吉田さんをさらに羽ばたかせてくれたのです!

 

 


(大学時代の吉田さん。)

〜アナウンサーへ〜

大学1年生ぐらいまで、自分は将来の夢がない人間だったと語る吉田さん。アナウンサーを目指すキッカケとなったのは、先輩に誘われて参加した『ミス成城キャンパスコンテスト』。ご自身では、“組織票のおかげ(!?)”とおっしゃいますが、見事グランプリに輝きます。そして、友達から「ミスコンになったんだからアナウンサーとか目指してみたら?」と言われ、最初は、あまりピンとこなかったそうですが、成城大学の先輩が、TBSアナウンサーの秋沢淳子さんと知り合いだったという縁もあり、まずはTBSのアナウンススクールに通うことに。当初は、“アナウンサーを目指さなくても、人前で喋る練習になる!”という気持ちで通っていましたが、“新聞を読んで要約して1分以内で感想をまとめる”“漢字一文字見て、それにまつわるエピソードを話す”などの授業を受けるにつれ、“アナウンサーは、原稿を読むだけが仕事じゃないんだ!”と気付きます。そして、“難しいけど楽しい!これが仕事になればやりがいを感じられる!”と、本気でアナウンサーを目指すことになりました。
TBSのアナウンススクールに通っていたので、TBSに愛着はあり、“ここで働けたら嬉しいな〜”とは思っていましたが、自分は選ぶ立場ではないと、各局のアナウンサー試験を受けます。しかし、テレビ朝日は2次審査で落ち、日本テレビは書類も通らず、フジテレビは最終試験まで進みますが、内定はもらえませんでした。そんな時、救いの手を差し伸べてくれたのがTBS!フジテレビとほぼ同時期に選考を行っており、さらには「フジテレビで選考が進んでいるなら、まずそっちを受けて良いよ。」と言ってくれたそうです。そして、フジテレビの最終審査を落ちた人を対象に、その日の夜に作文テストを実施してくださり、吉田さんは見事TBSから内定を頂きました。フジテレビを落ちた時は涙を流されたそうですが、結果的には学生時代から憧れのあったTBSに入社することが出来たのです。

TBS時代は、『朝ズバッ!』『いっぷく!』『ビビット』など、朝の番組を中心に担当していた吉田さん。川島さんはここで、“みのもんた”さんの印象を伺うことに。すると、「少年の心を持ち合わせた、日本を代表する司会者。」とのお答えがありつつ、さらにこんなエピソードも・・・!『朝ズバッ!』には、楽屋とは別に“みのさん部屋”と呼ばれるパーティションで仕切られた場所があり、そこで、アナウンサーとプロデューサーやディレクターは、その日に番組で紹介する内容を、事前にみのさんにプレゼンしなくてはいけなかったそうです!「それが放送以上の緊張で・・・」と話す吉田さんは、続けて「自分が全く予想してない質問が飛んでくるんですよ。でもそれがすごく学びに繋がりました。まず人に説明することで自分の頭の中で整理出来る。また、違う角度からの質問が飛んでくる可能性のあるコトを予め下調べ出来る。実際、お腹が痛くなるぐらい憂鬱な時間だったんですけど・・・笑。すごく成長させてもらえる時間でした!」と振り返ります。みのさんは、アナウンサーが本番で恥をかかないよう、事前にいろんな質問を投げかけてくれていたのです。吉田さんは、そんなみのさんの愛情と指導に、今も感謝されています!

 

 

〜子育て〜

最近の悩みは、4歳の娘さんとの向き合い方・叱り方。保育士の資格を持っている吉田さんは、“子供も1人の人間であり、人権がある。自分の考えがあって行動しているので、一個人として尊重しなくてはならない。”ということは十分理解していますが、尊重できていないと反省することが・・・。現在、4歳の娘さんのこだわりは、“とにかく1番になること” お風呂上がりには、1番最初に着替えを済ませたいそうで、吉田さんは裸のまま待機することもあったと言います。今は説得して吉田さんは先に着替えることを許されましたが、弟さんよりは早く着替えないと気が済まないそうです。“娘の1番にばかり付き合っていられない”と思うこともあるそうですが、“普段一緒にいる時間が少ない分、せめてその時間くらいは付き合ってあげよう”という想いもあり、葛藤されています。そして、娘さんのお話ではこんな出来事も。ある日突然、娘さんから「大きくなったらママと同じ仕事をしたい!」と言われたそうです。“毎朝ONE MORNINGを聴いているから、アナウンサーという仕事に興味を持ったのかな?”と嬉しくなり、「なんで同じ仕事したいの?」と聞くと、「ママと同じお仕事すれば、ずっとママと一緒にいられるじゃん!ママと一緒にお仕事行けるし、ママと一緒にお仕事から帰れる!」と娘さん。仕事内容に魅力を感じたというよりは、“吉田さんと一緒に居たい!”という娘さんの想いに、“普段、寂しい思いさせちゃってるんだな・・・”と痛感した吉田さん。嬉しい反面、いろいろグッとくるものがあったそうです。
同世代のお子さんがいる川島さんは、この話を聞いて、気持ちが痛いほど分かるのか、「一緒にファミレス行きますか!」と、吉田さんを誘っていました!笑 お二人とも忙しい仕事を抱えながら、子育てに向き合っています!

 

 

〜影響を受けた人〜

吉田さんが仕事で影響を受けた人、1人目は前述の通り、みのもんたさん。2人目は、『サンデージャポン』で共演した爆笑問題の太田光さん。吉田さんが思うようにプレゼンができなかったり、出番に悩んでいた時、「テレビに1秒でも映ることって凄いこと。それを喜んでくれる人は必ずいるから、その1秒間を大切にした方が良いよ。」と声を掛けてくれたそうです。TBSアナウンサーとしてテレビやラジオに出演していた時もそうですが、フリーアナウンサーになった現在、その言葉の深さをより理解し、大事にされています。
最後は、『いっぷく!』『ビビット』で共演していたTOKIOの国分太一さん。仕事が多忙だった吉田さんを心配して下さり、「プライベートも大切にしないとダメだよ。」と、常々言ってくださったそうです。フリーとなり母となった現在、国分さんの言葉通り、オンとオフをしっかり使い分けて、バランスの良い生活を送ることを心掛けています!

 

 

〜絵本『はやくちよこれいと』を12/21(水)に発売!〜

吉田さんは、今月21日に初めての絵本『はやくちよこれいと』を出版されます!“早口”と“チョコレート”を掛け合わせた今作は、“外郎売 (ういろううり)”というアナウンサーの滑舌練習にもよく使われる長台詞を子供向けにアレンジされていて、親子で一緒に楽しみながら、発声や滑舌の練習ができる早口言葉の絵本となっています!アナウンサーの経験、絵本専門士の資格がこの絵本に活かされていて、本に付いているQRコードを読み取れば、吉田さんの読み聞かせをダウンロードすることが出来ます!皆さんも是非チェックしてみてくださいね!
https://www.amuse.co.jp/topics/2022/10/_1221.html

 

 


(吉田さんのインスタグラムより)

〜吉田明世さんのエウレカ!(発見・気付き)〜

吉田さんのエウレカは、“チャレンジに年齢は関係ないということ。”
吉田さんの人生を改めて振り返ると、夢がなかったのに、一念発起してアナウンサーを目指し、TBSにいた頃は一生TBSにいるつもりだったのに、フリーになることを決断されました。保育士の資格は、お子さんが産まれたら取る時間が無いと思い、先に取りましたが、結果的には出産後、絵本専門士の資格を取得。さらに現在は、ピラティスも勉強中だと言います。“自分はこういう状況だから、ここにはチャレンジ出来ない・・・。”と決めつけのではなく、“やってみたい!”という気持ちを大事に一歩踏み出せば、先に繋がっていくことを身をもって感じてきた吉田さん。やりたいことを学ぶことが「楽しくてしょうがない!」と語る吉田さんの今後の活躍に目が離せませんね!

 

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PLAYLIST
  • 「強い気持ち・強い愛」
    小沢健二
  • 「たいせつ」
    SMAP
  • 「grace」
    藤井風
  • 「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」
    宇多田ヒカル