PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2022年9月17日放送

Passenger

弘中綾香

本日のお客様は、弘中綾香様(テレビ朝日アナウンサー)。
1991年、神奈川県出身。慶應義塾大学を卒業後、2013年にテレビ朝日に入社。半年後から、『ミュージックステーション』のサブMCを務められます。現在は、『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』などのレギュラー番組を持ち、 ORICON NEWSが主催する『好きな女性アナウンサーランキング』では、2019年より3年連続1位!本日は、弘中さんの人気の秘密にせまるドライブに出掛けました。

 

 

 

〜バラエティー番組〜

「毎朝、観ております!」という、弘中さんの言葉で始まった今回のドライブ。
「(テレビ朝日の)局員として大丈夫ですか?その発言。笑」と心配する川島さんでしたが、他局の番組をチェックすることも大事なのだとか!笑  そんな弘中さんは、アナウンサーでは珍しく、ゴールデンの時間帯で冠番組を持っています。2020年から始まった千鳥・ノブさんとの番組『ノブナカなんなん?』の、“ナカ”は“弘中のナカ”。様々なタレントや芸人さんにとって、ご自身の名前が番組名に入ることは羨ましく、憧れの立場なのです!弘中さんに、番組でのノブさんの印象を伺うと、“裏表がない人”とお答えに。ゲストに来る芸人の先輩・後輩どちらからも愛され、また、俳優さん方の中にもノブさんを慕っている人が多のだとか!これに対して川島さんは、「ちょっとペットっぽい所があるから、“多分、この子は噛み付いてこないな”って感じているのかもしれませんね。」と、優しい雰囲気を醸し出すノブさんの特性だと考察していました。
また、弘中さんはノブさん以外にも多くの芸人さんと共演中。『激レアさんを連れてきた。』では、オードリーの若林さんと息の合ったコンビネーションを見せています。弘中さんが現在担当するバラエティー番組の中で1番長く続いている『激レアさんを連れてきた。』。実は、「(収録)スタート!」の合図が掛かるまで若林さんとの会話は無いそうですが、番組中に何か起こった時には、アイコンタクトで意思疎通ができるほど、長年の共演でお互いを理解し合えているそうです。一方で心を開いてもらえてないなと感じる共演者も・・・。それは、『あざとくて何が悪いの?』で共演している、南海キャンディーズの山里さん。笑 ですが、これには山里さんにも言い分があるらしく、川島さんは時折、山里さんから不満を聞くそうです。“予告編に自分が映っていない。” “自分が喋ると、アップではなく引きの画になる。” “様々な場面で自分が映ってなく、天の声みたいになっている・・・。”と、数々の小さい不満が!笑
この不満を聞いた弘中さんは、「あ〜・・・ビジュアルはちょっとね・・・。」と、カメラマンさんに同情。笑 以前よりもカッコ良くなった山里さんでも、やはり美容のカリスマ・田中みな実さんが横にいるとビジュアル面では敵わないそうです!しかし、番組としては欠かせない存在。先日、山里さんがお休みされた回があったそうですが、弘中さんとみな実さんは本領が発揮できず・・・、収録後に反省会を開いたと言います。「やっぱり、存在はデカすぎましたね。」と語り、山里さんの凄さを再認識されたそうです。「そういうこと、本人に伝えましたか?」と川島さんが確認すると、「伝えてないと思います。なんか、図に乗りそうで・・・。笑」と、即答する弘中さんでしたが、最終的には「伝えておきます!」と、宣言してくださいました!
山里さん!次回の収録を楽しみに待っていてくださいね!

 

 


(幼少期の弘中さん。)

〜アナウンサー〜

弘中さんは、慶應義塾中等部から慶應義塾女子高、慶應義塾大学に進学。大学卒業後、テレビ朝日に入社されますが、実はもともとアナウンサー志望ではなかったそうです。その経緯についてお伺いしました。
就職活動中に“キラキラした楽しそうなイメージ”のあるメディアの仕事に興味を持ち、出版社やテレビ局を受けてみようと考えた弘中さん。テレビ朝日もその中の1つで、部門としては、アナウンサー職・総合職・美術技術職の3つがありました。弘中さんの大学からは、アナウンサー職と総合職を受けることが可能で、最初は、総合職を志望していたそうですが、就活生の間に流れていたある噂を耳にします。それは、“アナウンサー職を受けておくと、人事部の方と顔見知りになるから総合職も有利になる!”という情報。
弘中さんは、“だったら受けてみよう!無料だし!笑”と、アナウンサー職も志願。そして、選考を勝ち進むうちに、“テレビ朝日に入社したい!”という想いが強くなり、見事、アナウンサー職で採用されることになったのです。採用面接を担当した『アメトーーク!』でおなじみの加地プロデューサーが、「トークは図抜けて上手かった。」と、後に語るほど喋ることは既に上手だった弘中さん。“学生時代に人前で喋る経験などはあったのか?”と川島さんに問われると、「全くしてないです。普通の大学生で、“チャラチャラ”してました!笑」と、振り返りつつ、もともと、ご自身の高い声がコンプレックスで、放送部や行事を仕切る立場の経験なども一切無かったそうです。学生時代、クラスを仕切っていたのは、運動が得意な子達で、運動が苦手だった弘中さんは、文化系の友達と“ワキャワキャ”と楽しまれていました。また、小学生時代は、声が高いことや運動が出来ないことをイジってくる男子が嫌で、中学校から違う環境に身を置きたいと、勉強に励みます。そして、小学校6年生の時には、休日に1日12時間も勉強され、女子では日本トップクラスの偏差値を誇る慶應義塾中等部に合格。しかし、慶應義塾中等部もスポーツが得意な生徒が多く、クラスで目立つ集団はやはり運動部で、弘中さんが日の目を浴びることは少なかったと言います。
“クラスでは目立つ存在では無かった”、そんな話を聞いた川島さんは、「そこが今の弘中さんを作っているんでしょうね。山ちゃんや若林くんと共鳴する(影の)部分が、実は学生時代に培われていた。」と、山里さんや若林さんも似たような環境で育ったからこそ、相性が良いのではないかと分析していました。

 

 

〜ミュージックステーション〜

2013年にテレビ朝日に入社した弘中さんは、半年後、ミュージックステーションのサブMCに抜擢されます。前任のアナウンサーが交代するタイミングでちょうど入社され、「生まれ年が良かった!」とおっしゃいますが、いきなりの大仕事!半年前まで大学生だった女の子が、いきなりタモリさんの横に立つという状況に、最初は「何が起こっているのか分からなかった。」と振り返ります。出演アーティストの方も豪華で、初めてサブMCに就任した回のゲストは、アメリカから来日していたハードロックバンド・“KISS”!その後も、アリアナ・グランデ、桑田佳祐、SMAP、浜崎あゆみなど、弘中さんがテレビで観ていたトップアーティストの方々が次々に登場しました。就任当初は、上手くいかないことも多くて、“私なんて・・・”とご自身を卑下してしまう事もあったそうですが、“自分を卑下した状態で、タモリさんの横に座るのは、プロとしてカッコ悪い!”と気持ちを切り替え、半年後には胸を張るようになったのだとか!「半年でそうなれるのは早いですね!」、と川島さんは驚いていました!
そして、弘中さんが仕事で最も影響を受けた方は、ミュージックステーションのプロデューサーさん。その方は36年続くミュージックステーションの立ち上げ時から携わっている名物プロデューサーで、弘中さんは就任が決まって最初にこの方から「環境が人を作るから、お前は何もしなくて良い。」と言われたそうです。当時は、あまり言葉の意味を理解することができませんでしたが、時を経て、数々の番組を担当するなかで、“経験が浅いため上手くできない事もあるが、タモリさんや一流アーティストと同じ空間にいるだけで、得る事・勉強することが沢山あるから心配しないで良い。”という意味だったと理解します。5年間担当したミュージックステーションでの経験は、弘中さんのアナウンサー人生の礎となりました。
そして、2017年から研究助手として出演している『激レアさんを連れてきた。』も大きな転機に。この番組は、弘中さんがアシスタントとしてだけではなく、珍しい経験を持った激レアなゲストを、手書きのフリップで紹介していく番組。番組開始当初、深夜の放送であまり予算が無かったため、弘中さんが手書きでフリップを作ることになりましたが、その斬新な演出が評判を呼びます。今では、月曜日の23時15分からの放送となり予算も増えたはずですが、手書きフリップは継続されています。「ミュージックステーションは生放送のため、台本通りに進行して、ミュージシャンからより多くのお話を聞く事を意識していましたが、激レアさんでは私に任されたモノが大きく、さらにはそこを注目して頂いたのが嬉しかったです。」と、振り返り、ご自身の個性や強みを見つけるキッカケとなったのでした。弘中さんは、3年連続でORICON NEWSの『好きな女性アナウンサーランキング』で1位を獲得!多くの人から愛されるアナウンサーに成長されたのでした。

 

 


(乗馬教室での弘中さん)

〜プライベート!〜

最近、乗馬を始められたそうです!
たまたま競馬番組を観ていたところ、“馬、カッコいいな〜”と感じた弘中さん。そこで、“馬を見に行こう!”と思い始めた矢先、ご友人が乗馬教室に通っていることを知りました。乗馬教室は千葉県の自然豊かな場所にあり、周りには原っぱと馬だけ!普段は都心のビル街で働く弘中さんにとって、その環境に身を置くことも気分転換になるそうです。また、車の免許は持っていましたが、長らく運転をしていなかったので、最近は初心者教室で運転を練習中。現在、千葉県の下道は運転できるようになっているそうなので、次の目標は高速道路。車も馬も乗りこなすことを目指されています。 今、もう1つハマっているのが料理!特にお好きなのは韓国料理で、“水キムチ”作りも始めたそうです。水キムチは、辛くないキムチで、腸活にも効果があると言われる食べ物。川島さんにもオススメしようとしたら、川島さんはすでに水キムチの存在を知っていました!健康維持に腸活は欠かせないそうです。


(弘中さんが作られたサムゲタン!)

話題は朝の帯番組について。「平日の朝、帯番組の話が来たら受けますか?」と、聞かれた弘中さんは「本当に申し訳ないんですけど・・・断ります。これは会社員の強みです。」と、お答えに。朝の早起きより、夜早く寝なければならないというプレッシャーがあると言います。そして、なぜ朝の帯番組を川島さんが引き受けたのか疑問だそうで・・・、「川島さんは、様々な番組に出ていらっしゃり、地位もあるのに、なんでもっと頑張ろう!って思われたんですか?私が川島さんなら、体調等も含めて、“いろんな仕事があって地位もあるから、そこに乗り出す必要はありません。”って言ってしまいます。」と、投げ掛けます。これに川島さんは、「報道とか、情報番組だったら絶対断ってますよ。バラエティー番組ということで、朝の時間だったらライバルもいない。また、帯番組のMCをやっている人は数えるほどしかいない。人生で一回だけ(のチャンス)っていう感じです。50歳になっていたら断っていると思う。体力も心も充実している今だから引き受けた。」と説明。また、断った後に他の人が番組を回しているのを観たら、後悔するだろうと思ったそうです。今後の『ラヴィット!』については、もっと無茶苦茶にしようと思っているそうで、“他局ですが、弘中さんも出演できるのでは?”と提案!笑 是非、弘中さんにも出演して欲しいですね!

 

 

〜『アンクルーな人生』発売中〜

弘中さんは、9月14日に初のエッセイ集『アンクールな人生』を発売されました。
きっと誰にでもある思春期のあれこれをさらけ出した本書は、“かわいいだけじゃやっていけない”と悟った幼少期、暗黒期と語る中学時代、そして現在のアナウンサー・弘中綾香の“骨格”を形作った高校時代など、30代を迎えた今だからこそ紡ぎだす“アンクール”で等身大の弘中さんが描かれています。進路に迷う学生から、目の前の仕事に悩む社会人まで参考になるヒントが沢山詰まっているので、皆さん是非チェックしてみてくださいね!

 

 

〜弘中綾香さんのエウレカ(発見・気付き)!〜

弘中さんのエウレカは、“筋トレに運動神経は関係ない”ということ。
学生時代から、運動神経が無いことがコンプレックスだった弘中さんですが、大人になり、プロポーションの維持やアンチエイジングの目的で筋力トレーニングを始めたところ、すごく楽しかったそうです!その時に気付いたのが、今まで運動に苦手意識があったのは、チームスポーツだったからということ。自分なりに頑張っているが、チームメイトに迷惑を掛けた時、“あ〜あ・・・”みたいな顔をされるのが、とても嫌だったそうです。筋トレは1人で行えて、周りの顔色を窺う必要もありません。さらには、腕を上げるとか下げるといった運動なので、運動神経は全く関係無く、汗をかくのが楽しくなっています!
そして今後は、本を出版したのをキッカケに、色々なことをしたいそうです。
都内での仕事が多く、地方ロケに行ったことが無い弘中さんは、本のイベントを地方でも行いたいのだとか!また、アナウンサーという立場上、応援してくださっている方々と面と面で向き合うイベントなども無いため、触れ合う機会もあれば良いなと考えています。弘中さんのイベントが実現されたら、多くの人の方が集まりそうですね!

 

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