PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2022年6月4日放送

Passenger

峯岸みなみ

本日のお客様は、峯岸みなみ様。
1992年、東京都出身。2005年に「AKB48オープニングメンバーオーディション」に合格し、13歳でデビュー。アイドル活動のほか、持ち前の明るさとトーク力の高さからバラエティ番組でもご活躍!2020年に放送された、笑わせ合いサバイバル企画「女子メンタル」では優勝を果たします。昨年5月には、15年在籍されたAKB48を卒業。(最後の1期生) その後、古田新太さん主演ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」に出演されるなど、テレビのみならず幅広く活躍されています!
そんな新生バラエティ女王と、朝の大喜利支配人・川島明がドライブに出掛けました!

 

 

〜女子メンタル初代王者〜

峯岸さんの活躍で記憶に新しいのは、2020年、フジテレビで放送された、ダウンタウン松本さん発案の笑わせ合いサバイバル企画「女子メンタル」(第1回)。「女子メンタル」とは、Amazonプライム・ビデオにて配信されているお笑いドキュメンタリー番組「ドキュメンタル」の女性タレント・バージョン。峯岸さん、朝日奈央さん、ファーストサマーウイカさん、ゆきぽよさん、松野明美さん、浜口京子さん、金田朋子さんが、“バラエティ女王”の座を競い合いました。
しかし、峯岸さんは番組オファーを受けた際、“なぜ、自分が呼ばれたのだろう?”と、少し違和感があったそうです。バラエティによく出演されているイメージがある峯岸さんですが、意外にも、「女子メンタル」前はテレビの仕事はほとんど無く、本番中に朝日奈央さんやファーストサマーウイカさんが出場すると分かった時は、“テレビで見る旬な2人だ!”と視聴者目線で思うほどテレビから離れていました。さらに他の出場者も長年テレビで活躍されている方々ということもあり、最初は“怖さ”があったと言います。
そんななか始まった笑わせ合いバトルですが、峯岸さんはとんでもない秘密兵器を隠し持っていました。それは、昔から似ていると噂になっていた“ガチャピン”のコスプレ。顔を緑色に塗り、緑のタイツを履き、目と歯を出したリアルなタイプ!笑 ガチャピンに扮して、AKB48で培われたキレッキレのダンスを披露しました。この姿には、モニター越しで見ていた松本さん、フットボールアワー・後藤さん、野性爆弾・くっきーさん、FUJIWARA・藤本さんも大爆笑!他にも、様々な引き出しから笑いを取りにいった峯岸さんは、“初代女子メンタル王者”に選ばれました!
選ばれた時はビックリしたと振り返る峯岸さんですが、この優勝をきっかけに再びテレビ番組に呼ばれるように!芸人さん達から声を掛けられることも多くなり、それまで怖い印象を持っていた、お笑いにストイックな“とろサーモン”の久保田さんから声を掛けられた時は嬉しかったそうです!笑


(優勝者の証であるピンクのジャケット!)

 

 

〜AKB48 1期生〜

峯岸さんが『AKB48オープニングメンバーオーディション』に合格されたのは13歳。
もともとアイドル志望というわけではなく、“とにかくテレビに出たい!有名人になりたい!”という思いが強く、小学生の頃から様々なオーディションに挑戦されていたそうです。
そんななか見つけたのがAKB48のオーディション。当初はチラシに“秋葉原48 プロジェクト始動!”と書かれており、少し怪しさを感じましたが、横に秋元康さんの顔写真が載っていたことで不安は払拭。笑 ご両親の勧めもありオーディションに参加し、合格されました。
そして、同じ1期生の前田敦子さん、高橋みなみさん、板野友美さん、小嶋陽菜さんなどと共に、一大ブームを起こす立役者になっていくのです。
しかし、峯岸さん個人としは、順風満帆なスタートではありませんでした。アイドルとして目指す場所は“センター”。そのために努力を重ねていましたが、ライブなどでは後列でダンスをする日々・・・。さらに、後輩にポジションを取られてしまうこともありました。
そんなモヤモヤとした心境のなか、AKB48のレギュラー番組『AKB1じ59ふん!』(AKBINGO!の前身番組)がスタートしたことで、峯岸さんに変化が!峯岸さんはメンバーの中でも年下で、末っ子キャラ。お姉様方にも鋭い指摘を入れるなど、怖いもの知らずで無邪気に発言し、立ち位置を確立させていきました。バラエティ番組ではひな壇の1番前に座ることが多く、“大きな声で喋ると、大人のスタッフさんたちが笑ってくれるな!”と子供ながらに感じており、“この道で頑張れば良いのかもしれない!”と、手応えを掴んでいきました。
しかし、“あれでよかったのかな・・・”と落ち込んだり悩んだりすることもあり、その際には秋元先生から「峯岸は今だ!」「今は行く時期だ!」と背中を押すメールが届いていたそうです!


(小学校6年生の峯岸さん)

AKB48のバラエティ担当として地位を確立した峯岸さんは、様々なテレビ番組に出演。AKB48が一大ブームとなり、飛ぶ鳥を落とす勢いの時期でしたが、その時言われた忘れられない言葉があるそうです。それは、有吉弘行さんがご自身のラジオ番組で発した「アイドルグループのバラエティ担当はつまらない」という言葉。
峯岸さんは実際にラジオを聴いた訳ではないので、有吉さんがどのようなテンションでこれを言ったのかは分かりませんが、ネットなどで“峯岸さんのことでは?”と憶測が出回ったそうです。実は、峯岸さんご自身にも心当たりが・・・・。当時、有吉さんと週に3回共演するなど、頻繁にお会いしていて、少し馴れ馴れしく「今日も一緒ですね!」などとご挨拶していました。「たぶん、それが鼻についたのかな?笑」と、今では明るく振り返る峯岸さんでしたが、ネットで噂になった時はかなり落ち込んだそうです。
“AKB48内で笑いが取れてるからといって調子に乗ってたのかな・・・”“私の方向性は間違っているのかな・・・”と、バラエティに出るのが怖くなり、出演を自ら控えていたことも。自分の道を見つけ、応援してくれる人のためにガムシャラに突き進んできましたが、ネットから心無い言葉を受け、壁にぶつかってしまった峯岸さん。こうした日々を乗り越え、再び“バラエティが楽しい!”と思えたのが「女子メンタル」でした。また、その後、有吉さんに直接会い、当時のことを伺うと「今は良くなったな。」と言われたそうです!
ここで川島さんは、「“今は良くなったな。”ってことは、当時はやっぱり峯岸さんのこと言ってたんだ!」と、思わず指摘しましたが、「目の前で言ってくれる関係になったということは、今は思ってないということ。それが分かって嬉しかった。」と、峯岸さんは有吉さんなりの愛をしっかり受け取ったのでした。


(人生を変えたガチャピン姿!)

 

 

〜川島さんへの質問〜

ここで峯岸さんから川島さんに聞きたいことが。物知りで語彙力もある川島さんが思う、“これは見ておいた方がいい”という作品を知りたいそうです!川島さんが昔から影響を受けてきたものといえば漫画。まずはボクシング漫画『あしたのジョー』をおすすめしました。最初の方だけ読んだことあると言う峯岸さんに「何のベルトも取ってない、青年が捕まっただけの話やん!笑」とツッコミつつも、あしたのジョーから学んだことを説明。
攻撃的な性格のためストレートやジャブなど攻めの技術はすぐに身に付け上達するが、ガードは一切しない主人公の矢吹丈。そんな矢吹が言った“攻撃こそ最大の防御なり”という言葉。のちに原作では、ディフェンスの大切さを教えていますが、川島さんはこの矢吹の言葉が胸に刻まれ、番組中も意識しているそうです。例えば、お堅い番組などでコメントを求められた際、守りに入るのではなく、なんとか頭をひねって攻めた回答を!それが良い結果に繋がり、番組に呼ばれることが多くなったそうです!
最近の作品では『BLUE GIANT』(『BLUE GIANT SUPREME』・『BLUE GIANT EXPLORER』に続く)をおすすめ!本作は、一流のジャズ・サックスプレイヤーを目指す青年の物語。川島さんは「目で飲むエネジードリンク」と表現しています!どちらの作品にも共通していることは、“汗を流さないと成功は掴めない”ということ。
皆さんも是非、チェックしてみてくださいね!

 

 

〜影響を受けた人〜

峯岸さんが最も影響を受けた人は、リリー・フランキーさん。20歳頃に番組で共演して以降、親交があるそうです。
リリーさんは、峯岸さんが出演している番組もたまに見てくださっていて、「みいちゃんは普段話している時からちゃんと面白いのに、バラエティ番組だと妙に張り切っている。空回ってて良さが出てないよ。」と、自然体の峯岸さんでも十分面白いから“肩の力を抜いたら?”と、銀座のバーでアドバイスしてくれました!いろいろな世界を見てこられたリリーさんから自然体で面白いと言われたことは峯岸さんの自信になり、冷静に自分を客観視出来るようになったと言います。また、バラエティのみならず、俳優、作家などマルチに活躍されるリリーさんへの憧れもあり「私もいつかはセンスでやっていきたい!」と目標を語る峯岸さんに、「なんとセンスのない言葉でしょう・・・笑」と、川島さんは笑いながらツッコんでいましたが、「リリーさんもいきなり今のリリーさんになったわけじゃない。いろんなことがあったワケだから、峯岸さんも“元アイドル”が今後、武器になると思いますよ。」とアドバイスを送りました。

 

 


(峯岸さんが撮影されたお写真!)

〜思い出のドライブルート〜

峯岸さんの思い出のドライブは、2013年に地元の友達と「富士サファリパーク」へ行った時の車内。この年、様々なことがあった峯岸さんは、世間の目を気にして外に出ることが出来ず、苦しい日々を送っていました。普通の生活もままならなかったその時、救ってくれたのは地元の友達でした。ご友人は車で峯岸さんを迎えに来て、富士サファリパークへ連れてってくれました。この時、“車があれば、こんな遠くに行くことが出来て、外の空気も吸えるんだ!”と、普通のことですが、峯岸さんは改めて外の世界に連れ出してくれた友人と車に感動したそうです。また、ご友人は芸能界のことにあまり興味がなく、車内では普段と変わらない“たわいもない会話”を楽しみ、天然なのか優しさなのかは分かりませんが自然に接してくれたご友人に感謝している峯岸さん。今でも親交があり、毎年、ゴールデンウィークに『名探偵コナン』の映画を一緒に観に行くことが恒例になっているそうです!

 

 

〜峯岸みなみさんのエウレカ!(発見・気付き)〜

峯岸さんのエウレカは、“アイドル時代の人気と、芸能界での活躍は比例しない”ということ。AKB48は、選抜総選挙や握手会などで人気がひと目で分かってしまう、華やかだけど残酷な世界。15年の在籍期間で、一喜一憂する日々を繰り返してきたと語る峯岸さんですが、AKB48の中で人気だったメンバーが、ずっと芸能界で活躍するとは限らないという現実に対して、「私は決して人気メンバーじゃなかったけど、今、有難いことに細々とテレビに出させてもらえている。アイドルとして人気が無くても、頑張っていれば、吸収したものが別の所で役に立つ日が来る。」とお話しくださり、後輩に目の前の事を全力で取り組む大切さを背中で示しています。
そして、最後に今後の夢もお伺いしました。
すると、「はぁぁ〜〜・・・・。」とため息が!笑 「この質問が一番難しい。川島さんには上辺だけの発言はしたくない。」と言うと、「いや、誰にでもダメですよ。」と指摘され、改めてリアルな目標を教えてくださいました。
「バラエティは本当にすごく好きなんですけど、どこかで一生懸命にやりすぎて疲れてしまうことがある。実は、コラムなど文章を書くのも好きだったり、今年やらせて頂いたミュージカルなども充実感があった。今はバラエティで頑張っているが、いつかは様々なことが出来るマルチな人になれたらいいなと思います。」と、教えてくださいました。
また、もし今後1回テレビから消えたら、それは“作戦を練っている”と思って欲しいそうで、“5〜6年後にさらにパワーアップして戻ってくる”と冗談を交えながら宣言。笑 今後の目標を聞いて“1回消えるかも発言”をされたのが初めてだった川島さんも驚いていました!謙虚で真面目、さらには何事も全力でやり切ることの出来る峯岸さん。今後もテレビから消えることは無さそうですね!憧れのリリー・フランキーさんのようなマルチな活躍を期待しております!

 

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PLAYLIST
  • 「フライングゲット」
    AKB4
  • 「ゴールデンタイムラバー」
    スキマスイッチ
  • 「夕陽を見ているか?」
    AKB48
  • 「ハルカ」
    YOASOBI
  • 「愛を知るまでは」
    あいみょん
  • 「また会える日まで」
    AKB48