PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年11月20日放送

Passenger

安田章大

本日のお客様は、関ジャニ∞の安田章大様。
1984年、兵庫県出身。中学1年でジャニーズ事務所に入所。おもにV6、KinKi Kidsのバックダンサーとして経験を積み、2002年にジャニーズJr.内ユニットとして『関ジャニ8』を結成され、2004年に『関ジャニ∞』としてシングル「浪花いろは節」でCDデビュー。
2012年には「NHK紅白歌合戦」への初出場を果たします。先日11月17日には、4年半ぶり10枚目となる関ジャニ∞の新アルバム「8BEAT」をリリース!
個人としても幅広く活動をされており、関ジャニ∞のメインボーカルを務める他、舞台、アート制作など、多彩な才能をお持ちです。
本日11月20日より北海道から始まる、全国ツアー「KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT」の前に、川島さんとドライブを楽しみました!

 

 

〜安田さんと川島さんとの関係〜

今回、会うのが久しぶりだったお二人。川島さんが安田さんに対して感じることは、 “会う度に、(外見だけでなく内面の)色が違う”。この言葉を聞いた安田さんはご自身の中でも心当たりがあり、「まとっている空気感が毎回違う」と言われた経験が何度かあるそうです。安田さん自身の見解では、外見に引っ張られて内面が変わりがちで、髪型や髪色を変えると、その時に“自分がなりたい”と感じる精神性や目つきに変わると言います。
俳優としても活躍されている安田さんは、舞台などで役に入ってしまうと、プライベートでもなかなか役が抜けないそうです。今年の夏、舞台『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』で、世界的な画家“フィンセント・ファン・ゴッホ”役を演じた際は、役作りのため、1年半かけて減量を行い、“気性が荒くて不器用”と言われるゴッホの役に入り込みました。すると、本番期間中に睡眠欲・食欲・ピー欲など、あらゆる“欲”が無くなってしまったそうです!
体力が必要な舞台ですが、朝食はコンビニで売っている千切りキャベツとサラダチキンのみ、昼食は取らず、夜になっても食欲は無く、とりあえず朝と同じメニューを食べていました。今までも舞台の役に入り込んだ経験は多く、過去の写真を見比べてみると、舞台ごとに顔の表情が全然違うそうです。この話を聞いた川島さんは、身も心も役に成りきるからこそ、毎回違う空気感を感じていたのだと納得していました。
プライベートでも頻繁に髪色を変える安田さんに、どのようなタイミングで変えたくなるか伺うと、「常になんですよ!1日ごとに服を着替える感覚で色を変えたい!」と即答!そのため現在のカラーは、最初に強い紫色を入れ、日毎に褪色していくようにしているそうです!個性のある安田さんはとても素敵ですが、しかしこんな弊害が・・・関ジャニ∞のサイトで、キャラクターデザインを担当されている方は、安田さんの髪色が次々に変わるので、毎回対応に苦労されているのだとか・・・笑
ちなみに現在は、紫の髪の安田さんが描かれています!
https://www.infinity-r.jp

 

 

〜そもそものお話〜

安田さんがジャニーズ事務所に入所されたきっかけは、お姉様。当時、ジャニーズJr.時代の相葉雅紀さんのファンだったお姉様が、友達と話が盛り上がり、弟の安田さんの履歴書を事務所に送りました。中学1年生でバレーボールに打ち込んでいた安田さんは、最初はオーディションに乗り気ではありませんでしたが、お母様から「どうせ、あんたみたいなもんは受からんわ。」と言われたことで、急にやる気スイッチが入り、お母様を見返す気持ちで、オーディションに挑みました。そして見事に合格し、ジャニーズ事務所に入所。
その後、V6やKinKi Kidsのバックダンサーを経て、2002年に「関ジャニ8」(当時)のメンバーに選ばれます。
グループ名に関しては、メンバー全員でジャニーさんに、「“KAT-TUN”みたいな英語表記のカッコいい名前を付けてください!」と直訴され、「分かったよ。」と、ジャニーさんはおっしゃったそうですが、蓋を開ければ『関ジャニ8』・・・メンバーの皆さんは心の中で、“話が違う!”と思われたのだとか。笑
そして2004年、関ジャニ8は“無限大の可能性”の意味を込めて“8”を横に倒し、『関ジャニ∞』と表記を変更して「浪花いろは節」でCDデビュー。この時、安田さんは19歳。実は、CDデビューに関しては、メンバーのほとんどの方が事前に知らされておらず、新聞で知ったそうです!
関ジャニ∞のデビューは、他のグループと比べて特殊なものでした。それは、関西地区限定シングルでのデビュー!関西限定でオリコンにチャートインしなければ、全国デビューはさせないという条件でした。さらに、演歌・歌謡曲系のレーベルからのデビューということもあり、宣伝方法は演歌歌手にように自らCDショップに売り込みに行き、メディア出演はラジオと、NHKやテレビ東京の演歌番組が中心でした。そして、オリコン演歌チャートでは初登場で見事1位を獲得!その後、全国でも発売され、オリコン総合チャート及び演歌チャートで1位を記録しました。
「嵐は、ハワイでデビュー会見を行なったのに対し、僕らはレコード会社の屋上だった。」と笑いながら振り返ってくださった安田さん。ジャニーさんには、関ジャニ∞の皆さんの、親しみやすい人柄、そして、実力で日本全国から人気を集める力があることを見抜いていたのでしょうね!

現在では、国民的スターとして人気を得ている関ジャニ∞ですが、安田さんはまだその手応えがないと言います。「謙遜しているだけでしょ。」と言われることもあるそうですが、関ジャニ∞という名前を老若男女の方が知っているのかという点で考えると、まだ足りない気がする、とおっしゃいます。
グループとしても、メンバー個人としても多くのテレビやCMに出演されていますが、安田さんはまだ納得しておらず、「もっと売れたい!」と意気込みます。人気を得ても、初心を忘れず貪欲に突き進む安田さん。常にグループのことを考えている安田さんらしい言葉ですね。

 

 

〜ありのままの自分〜

安田さんが今までの仕事で一番影響を受けた人物は、昨年出版された写真集『LIFE IS』の撮影を担当された写真家・岡田敦さん。
もともと、10年以上前から安田さんは岡田さんのファンだったそうです。岡田さんは撮影の際、“構えたポーズ”や、“作った表情”の時にはシャッターを切りません。なかなかシャッターを切らない岡田さんに、安田さんは「どうしてシャッターを切らないのですか?」と質問をすると。「面白くない。本当の姿が見えない写真は芸術じゃない」とお答えに。安田さんはこの言葉を聞いた時、ご自分の中にも似たような感覚があり、とても信頼出来る人だと確信されました。岡田さんがシャッターを切る時は、“表情がオフの時”や、“息を吸って一瞬、集中が途切れたタイミング”など、本当に“ありのままの姿”をずっと狙っているそうです。普段、岡田さんは北海道の無人島に行き、野生の馬などを撮影されており、植物・動物・人間も同じ生物という観点で、そこに仕切りがない考えの持ち主だと安田さんは岡田さんを分析されています。

安田さんが写真集を出すきっかけとなったのは、2017年に患った病気でした。脳腫瘍のひとつである「髄膜腫」が見つかった安田さん。もともと偏頭痛持ちで、ある時、フラフラしたり、耳の閉塞感を感じ、病院に行きました。そこで、MRI検査中に医師の方に呼ばれ、野球ボールほどの脳腫瘍が見つかったと告げられます。
診察を受けた当時の心境について安田さんは、“何一つショックじゃなかったことを鮮明に覚えている”と、おっしゃいます。実際に、医師の方から告げられた際も「あ、ほんとですね〜、手術ですね〜」と落ち着いて受け止め、マネージャーさんを呼んでくださいと言われた際も「あ、分かりました〜」と普段と変わらないテンションだったそうです。
ショックを受けることなく、平常心を保っていた理由のひとつに、安田さんのある考え方がありました。それは“病気は授かりもの”だということ。「子供の頃から、“自分の経験を人に渡して、誰かの為になることをしたい”と思ってきたので、病気は自分にとっては、ありがたい経験をさせてもらうことになる。人が出来ないことを体験して、次に繋げることができると感じた。誰にでも起こり得ることなので、それをたまたま自分が授からせて貰えたという感覚だった。」とおっしゃる安田さんは、続けて「僕が今、たまたま生きているから、こういう言葉を選べるかもしれません。同じ病気で亡くなられた方もいるので、“そんな言い方するなよ!”と思われる方もいるとは思いますが、当時、実際に病気になった僕個人の感覚ではそう感じました。」と、振り返ってくださいました。
そして、12時間を超える手術は、無事成功。心配を掛けたくないという思いから、他のメンバーには手術が終わるまで病気のことを隠していたそうです。写真集『LIFE IS』に付属されているミニブックには、脳腫瘍が写るMRIの画像、手術前後の安田さんのリアルな写真が収められています。
“ありのままの自分が美しい。”と考える安田さん。「恥ずかしくて傷口を隠しながら生きる人、一生残る傷として嫌だなと思う人も多いと思いますが、写真集を通して、傷を含め、“自分の生きた証”と感じて頂けるようになれば良いな」と語ってくださいました。
https://magazineworld.jp/books/paper/3127/

 

〜ハマっていること〜

今、安田さんがハマっているのは、ジビエ全般!狩猟をされているご友人からもらい、冷凍庫には猪肉や鹿肉が保存されています。自宅で鹿肉カレーを作ったり、生で食べられるお肉は、新鮮な状態で美味しく頂いているそうですが、基本的には立ち食いスタイル!笑
換気扇の下で、ガスボンベの網焼きコンロを使い、焼いて食べることも。主に音楽を聴きながら、ジビエを食べている安田さん。思わず川島さんは「安田さんってちょっと仙人みたいなところありますよね!笑」とツッコむと、最近周りの人からそう言われることが多いそうで・・・ここからは、安田さんの仙人度を川島さんが調べる展開に!笑
普段から怒ることがないほとんど無いとおっしゃる安田さんに川島さんが質問をぶつけます!
川島 「日常で不条理なことも起こりませんか?」
安田(仙人) 「まぁ、そんなもんかと思えばなんとも思わない。」
川島 「行列に並んでいるときに、割り込まれたら?」
安田(仙人) 「どうぞ〜、割り込みたかった理由があるのかなと考えてしまう。」
そんな、聞けば聞くほど優しさがこぼれ落ちる安田さんの最近の悩みは、バラエティ番組などで「最近怒ったことは?」というアンケートが来ることだそうです。笑
逆に、日常で感動することは多いそうで、最近では代々木公園で自転車に乗っていたら、鈴虫の大合唱が聞こえてきて、その音色に感動!ちなみに、もしもその場に「うるさい!」と言いながら棒で鈴虫を追い払うおじさんが現れた場合は、流石の安田さんも正義感が働き怒るそうです!笑
質問を終えた川島さんは、最後にボソッと、「やっぱり、何か一つ悟っている気がするな〜」と安田さんの境地に驚いていました。笑

 

 

〜10枚目となる新アルバムが『8BEAT』〜

関ジャニ∞は11月17日に、4年半ぶり10枚目となる新アルバムが『8BEAT』をリリースされました。
5人体制となって初のアルバムとなる今作は、亀田誠治・川谷絵音・岡崎体育・ヒャダイン・いしわたり淳治・今井了介といった豪華アーティストやプロデューサーから提供された楽曲を中心に収録されています。
【完全生産限定盤】には、撮りおろし写真満載のフォトブック(88P)や、11年ぶりにメンバー全員のソロ曲も収録!
【初回限定-Road to Re:LIVE-盤】には、メンバー5人でドライブを行った映像に加え、シークレットライブまでもが収録されています。
【通常盤】には、他の盤には入っていない曲が2曲も入っております!皆さん是非チェックしてみてくださいね!

そして関ジャニ∞は本日11月20日から全国ツアーがスタート!『KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT』は、北海道を皮切りに全国8カ所を巡ります!

 

 

〜安田章大さんのエウレカ(気付き)・今後の目標〜

安田さんの人生を通して発見したエウレカは、“お父さんとお母さんがすごいラブラブ”ということ。笑 安田さんがご両親と電話をしている時、お母様は、お父様のお腹をつまみながら話していたらしく、「イッヒヒヒ。もう、お父さんのお腹がポテっとして可愛いわ〜」とおっしゃっていたそうです。笑
また、ご両親は今でもお二人で美味しいラーメン屋さんやお蕎麦屋さん巡りをされていてとっても仲良し!愛のある微笑ましい家庭に育った、安田さんならではのエウレカでした!
そして、今後の目標は、関ジャニ∞が世の中にもっと広まること。そして、安田さん個人としては、グループの中で“空気のような存在”になること。「安田さんってどんな人?」となったら「いつも吸っている空気みたいな人だよ!」と言われたいそうです。
最後まで、仙人のような感覚をお持ちの安田さんでした!笑

 

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PLAYLIST
  • 「サタデーソング」
    関ジャニ∞
  • 「浪花いろは節」
    関ジャニ∞
  • 「ひとりにしないよ」
    関ジャニ∞
  • 「Re:LIVE」
    関ジャニ∞
  • 「友よ」
    関ジャニ∞