PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2021年10月16日放送

Passenger

足立梨花

本日のお客様は、足立梨花様。
1992年、長崎県生まれ、三重県育ち。2007年、中学3年生の時に第32回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で、5万1923人の中から見事グランプリを獲得。その後、映画『愛流通センター』で主演デビュー。2013年には、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』に“マメりん”こと有馬めぐ役でご出演。大のアニメ好きとしても知られ、持ち前の明るさを活かしバラエティ番組にも多数出演されている、人気女優・タレントさんです。

 

 

〜アニメ好き〜

大のアニメ好きとして有名な足立さん。川島さんは最近アニメをあまり観ていないそうで、さっそく足立さんにオススメ作品を教えてもらうことに!足立さんが、ここ1〜2年くらいハマっているのが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
〜孤児だった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは軍に引き取られ、戦争をする為の兵器として育てられます。その為、言葉もあまり分からず、相手の感情が読めない人間になってしまったヴァイオレット。そんなある日、自分が仕えていた少佐に「愛してる」と言われます。しかし、「愛してる」という言葉、愛という感情が理解出来ませんでした。戦争後、手紙の代筆の仕事に就いたヴァイオレット。そこで様々な手紙を書くことで、人の感情や「愛してる」という言葉の意味を知っていく・・・。〜というストーリー。制作は数々の人気アニメ作品を手掛けている“京都アニメーション”で、絵も音楽もストーリーも最高!すべてが揃っているアニメだそうです!
そんな足立さんの熱のこもった説明を受けた川島さんは、「ほろっと泣けるアニメですか?」と聞くと、「ほろっとで止まればいいな!笑」とお答えに。足立さんは感動のあまり大号泣されたそうです!ここで、まだ観ていない方に朗報!『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がなんと、10月29日と11月5日、金曜ロードーショーで2週連続放映されます!1週目は、テレビアニメの特別編集版。2週目は映画として公開された外伝版になります。足立さんも「この機会にぜひ多くの人に観ていただきたい!」と、まるで関係者のようにオススメされていましたが、作品には一切関わっていないそうです。笑
とにかくファン代表としてこの作品への愛を語っていただきました!


(足立さんの自宅にあるフィギアの棚)


(足立さんの自宅にあるフィギアの棚)

1クール(3ヶ月)に30本ものアニメを観ている足立さん。新しく始まるアニメは全部録画し、3話ぐらいまで観て続きを見るかどうか判断されているそうです。足立さん曰く、1〜2話は自己紹介で、3話あたりから物語が動き出すので、とにかく3話までは観るべきとのこと。これには、川島さんも漫画好きとして同意見で「1巻だけ読んで面白くなかった。って、(居酒屋などで)突き出しだけ食べてお会計するなよ!」という思いになるそうです。笑
ここで話題は、アニメはあまり観ていないと言いつつも川島さんが最近、激ハマりしたというアニメ『オッドタクシー(ODDTAXI)』へ。主人公のタクシードライバー・小戸川を中心とした群像劇で、登場するキャラクターは全員擬人化した動物の姿をしており、フワッとしたアニメかなと思ったら、ラストに衝撃を受けるミステリーアニメとなっています。実は足立さんは、まだこの作品を観ておらず・・・お互いのプレゼンに惹かれたお二人は、それぞれのオススメアニメを観る約束をされました!

 

 

〜芸能界へ〜


(第32回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』グランプリ受賞後のお写真)

中学3年生の時に第32回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』のグランプリに輝き、芸能界の道に進んだ足立さん。実はこのオーディションに応募をしたのは、お父様だったそうです!ある日の夜、『ホリプロタレントスカウトキャラバン』応募の締め切りが近いことを知ったお父様から突然、「応募するぞ!」と言われた足立さん。“受かるわけないじゃん・・・”と内心思いながらも、お父様の熱量に負け応募することに。書類審査通過後、当時三重県にお住まいだった足立さんは、名古屋予選へ。名古屋予選も3次審査ほど行い、合格後は東京合宿に向けた動画審査など、とにかく審査が多い大会!それもそのはずで、応募総数は全国で5万1923人でした!


(中学3年生の足立梨花さん。テニスの大会後のお写真)

地方予選では自己PRのため何か特技を披露しなければならず、悩んでいた足立さん。するとお母様から「あんた、ソフトテニス部なんだからラケット持っていって、素振りでもしい!」とご提案が。笑 “女優やタレントを目指す人が受けているオーディションで、ラケットで素振りするのはちょっと・・・”と思いつつも、一応ラケットを携え、会場に向かいました。周りの参加者が歌やダンスを披露するなか、やはり素振りをするのは恥ずかしいと思いラケットは隠していましたが、ホリプロの方がラケットを発見!笑 当時、テニスプレイヤー錦織圭さんの代名詞でもある「エアK」が流行しており、それに乗じたスタッフが、「ファーファーファー!バック!バック!スマッシュ!」と声をかけ、足立さんは「エアK」を、ボールも使わず、まさに“エア”で披露されたそうです。笑 そのパフォーマンスが功を奏したのか(?) 東京合宿へ進出!すでに参加者は23人に絞られ、最後にファイナリスト11人を決める審査がありました。順当に勝ち進んだ足立さんを含めた11名は、グアム合宿を挟み、ついに決勝の舞台へ!実はこのオーディションに参加していることを同級生に全く言ってなかった足立さん。当時の心境は、“落ちてもニュースになるよな・・・地元の子に何て説明しよう・・・”と次の日の心配をされていたそうです。そして、決勝の舞台ではファッションショーを行い、ランウェイで再び「エアK」を披露。笑 テニスラケットのお陰(!?)なのかは分かりませんが、見事グランプリに輝いたのでした!!


(第32回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』決勝のお写真。キーアイテムのラケットをお持ちです!)

 

 

〜デビュー後〜

足立さんは、2013年に川島さんも大好きなNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に“マメりん”こと有馬めぐ役としてご出演されました。のんさん演じる主人公・天野アキと同じアイドルグループに所属しており、嫌がらせを行うヒール役でした。また、社会現象を起こした『あまちゃん』ということで反響も大きく、足立さんの演技力の高さにのめり込んでしまった視聴者から、“有馬めぐではなく、足立さんの性格が悪い!”と勘違いされてしまったそうです・・・!
『あまちゃん』後も、様々な演技のお仕事をされている足立さん。仕事で最も影響を受けたのは、事務所の先輩でもある石原さとみさんだそうです。ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』で共演された時、石原さんは、作品と自分が演じる役への思い入れがとても強く、衣装合わせの段階から提案を行い、メイク等はご自身で行っていました。役に入り込んでいるため、演じるキャラが選びそうなメイク、衣装の提案。さらには、セリフや演技もそのキャラが行いそうな動きを入れてみたりなど、人一倍演技に対する想いが強かったそうです!そんな石原さんのひたむきな姿勢に感化され、現場の士気は上がり、チームとして一体感が増していったと言います。チームの一員だった足立さんも“こんな人になりたい!”と石原さとみさんに憧れを抱いたそうです。


(「InRed 10月号」 撮影時のお写真)

そして話は、足立さんの事務所の先輩でもある“バラエティ女王”井森美幸さんのお話へ。足立さんに井森さんとの思い出を伺うと、デビュー当時のお話をしてくださいました。グランプリ受賞後まもなく、井森さんとテレビで共演された足立さん。その際、井森さんから「私の領域(バラエティ)に入ってこないでね!」というお言葉を掛けられ、芸能界の右も左も分からない状態の足立さんは少し動揺してしまったそうです・・・。井森さんはもちろん“冗談”ではありますが、芸能界へ足を踏み入れたばかりの中学生に“仕事を取らないでね”という忠告を入れていました!笑
この話を聞き川島さんも「先日、テレビの収録で共演しましたが、日向坂46のメンバーにも同じようなことを言っていました。」とまさかの暴露・・・。笑
話はさらに、川島さんが最近耳にした“井森美幸伝説”へ。それは、『ホリプロの社員さんも井森さんのご自宅を知らない』という噂!?足立さん曰く、この噂は、おそらく本当だそうです。足立さんのチーフマネージャーさんが、以前井森さんのマネージャーをしていたことがあるそうで、聞いた話によると・・・家どころか、携帯の電話番号すら知らなかったとか!過去に一度、仕事現場に遅刻しそうになった井森さんは、ご自身で運転していた車を停め、公衆電話からマネージャーさんに連絡を取ったそうです。謎多き井森さんの話題は尽きず・・・足立さんが仕入れた、榊原郁恵さんからの情報によると、昔、帰り道に井森さんの車を見つけ、家を突き止めようと尾行した郁恵さん。しかし、郁恵さんの車だとバレていたのか・・・入り組んだ住宅地に逃げ込まれ撒かれたそうです。笑


(「InRed 10月号」 撮影時のお写真)

続いては、足立さんから川島さんへこんな質問が・・・
“どんな対応をするバラエティタレントが一緒に仕事をしていてやり易いと思うか?”
最近では、多くのバラエティタレントさんが活躍され、アイドル、女優さんなどもバラエティに参加するケースが増えています。川島さんは自分は教える立場では無いと謙遜しつつ、「一番やり易い人は、とにかく笑ってくれる人。その場を明るくしてくれることがとても助かる。」と回答。「もしくは、井森さんの住所を突き止めてヒントを聞くことが一番!笑」とアドバイスしていました。笑
川島さんの思う井森さんの凄さは・・・「立ち振る舞いやコメントの素晴らしさもあるが、井森さんは絶対に“自分を中心に置かない”。相手の話を優先するから、視聴者全員が井森さんに飽きることがない。」ということ。これを参考に、「質問をされても4割程度の内容で小出しに答えていれば、ミステリアス感も出るので、また次回呼ばれる。」と語り、トークを刻んでいく“井森のリボ払い”が重要だと提案していました。笑
それに対して、足立さんは「自分は聞かれたことは全部答えちゃっていた・・・4割を意識してみよう」と納得されていました!

 

 

〜コントと音楽 vol.3「くたばるものかよ」〜

足立さんは、昨日から舞台にご出演中。『コントと音楽 vol.3「くたばるものかよ」』は、“隣の席から聞こえてきた話を盗み聞きする”というシチュエイションの舞台。会場は、東京・丸の内 ライブレストラン「COTTON CLUB」で、お客様が食事する席の中央でコントを行うそうです!そして、コント終わりにはステージで生バンドと歌を披露するという画期的な舞台になっております。足立さんを含め、落合モトキさんや関めぐみさんなど豪華俳優陣が、まるで隣の席で食事をしているかのような気持ちになれます!舞台は来週10月23日(土)まで!笑い×音楽×食の三位一体会場一体型エンターテインメントを是非ご堪能ください!

詳しくはHPをご確認ください。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/2021/conte-to-ongaku3/

 

 


(舞台の稽古中、差し入れを頂き嬉しそうな足立さん。)

〜足立梨花さんの夢〜

足立さんの今後の夢は『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリになった子が、受賞後の会見で「目標は足立梨花さんです!」と言ってくれること。“自分きっかけで芸能界を目指す子が増えたら...”と願っているものの、まだそういった声を聞いたことがないそうです・・・。「声が(足立さんまで)届いて来てないだけじゃない?」と不思議そうに思われていた川島さんは続けて「本当に好きなモノが多くて、アニメで言えば足立さんほど愛と熱量を持って語れる方は意外と少ない。好きなものに愛を持って語れる力は、グランプリを獲った先輩方にも負けない足立さんの強さ。」と、29歳になった足立さんへ素敵な言葉を贈りました。
“ホリプロタレントスカウトキャラバン”だけでなく、“アニメ業界”からも「憧れの人は足立梨花さんです!」という方が現れるのは、そう遠くない未来に起こりそうですね!

 

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PLAYLIST
  • 「シュガーソングとビターステップ」
    UNISON SQUARE GARDEN
  • 「ODDTAXI / スカートとPUNPEE」
    ザ・クロマニヨンズ
  • 「エイミー」
    茅原実里
  • 「バンザイ~好きでよかった~」
    ウルフルズ