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EDC 営業日誌(過去のお客様)

2020年11月7日放送

Passenger

武井壮

葛飾(1989)、グランド・キャニオン(1998)、レインボーブリッジ周辺(2020)

本日は、武井壮さんの思い出の地、1989年葛飾区「修徳高等学校」、1998年のアメリカ「グランド・キャニオン」、2020年の「レインボーブリッジ周辺」をご案内しました。

 

まず最初の旅先は、中学・高校の6年間、武井さんが過ごした「修徳」。
経済的な理由で、成績が学年で3番以内に入ると学費が免除されるこの学校を選びました。6年間、成績は常にトップクラス!学費免除に加え、月1万2千円を学校から貰える特待奨学生として、日々を過ごしていました。


※野球部に所属していた中学時代の武井さん

武井さんが人生の恩師と語る野球部の監督は、文武両道を大切にしており、成績順で練習参加の量が決まっていました。この監督からの教えはその後の武井さんに大きな影響を与え、今でも毎日勉強を欠かさないそうです。
高校に上がると学校の生徒数も増え、野球をやりながら学年で3番以内の成績を取ることが難しくなってきました。苦渋の決断で野球部を辞め、スポーツは大学に入ってからまた頑張ろうと心に決めました。


※高校時代の武井さん

 

 

続いての目的地は、1998年のアメリカ「グランド・キャニオン」。

当時25歳。
この年の前年、武井さんは陸上十種競技で日本チャンピオンに輝きます。しかし、あまり脚光を浴びることはありませんでした。アメリカではタイガー・ウッズがスポーツ界の話題を独占し、日本では、同じ歳のイチロー選手が大活躍している姿を見て、自分も多くの人に応援してもらいたいと思い、陸上を引退し、プロゴルファーを目指します。
ゴルフ雑誌で特待生募集の記事を見つけ、ゴルフ未経験で、特待生のテストに参加しました。体力テストは、ぶっちぎりの1位。ドライバーショットは、初心者にもかかわらず、ヘッドスピードがタイガー・ウッズとジャンボ尾崎の間という超人的な記録を出し、見事、特待生に選ばれます。他の合格者は、世界ジュニア1位、2位、日本学生チャンピオンというゴルフのエリート達です。
特待生としてアメリカに渡り、ゴルフを始めて10ヶ月でベストスコアが73に!しかし、センセーショナルなデビューを目指していた武井さんは、1年以内にツアーの予選会の1次テストを通るという目標が達成できず、プロゴルファーの道を諦めます。

これからの人生どうしよう?挫折と未練でウジウジと悩んでいた時に、連れて行ってもらったのが、「グランド・キャニオン」でした。


※グランド・キャニオンでの1枚

グランド・キャニオンの圧倒的なスケールを前に、価値観が変わります。
「自分の悩みは何て小さいのだろうか。スポーツの中の1つの競技が、ちょっと上手くいかなかっただけで、地球上には無限のチャンスがある」
この気づきから、武井さんの中で、スポーツの枠をこえて「百獣の王」の感覚が生まれてきます。

 

 

最後に訪れるのは、2020年、「レインボーブリッジ周辺」です。

芸能界に入る前、お台場・フジテレビ近くのビルに居候していた武井さん。レインボーブリッジ越しに、フジテレビを見ながら「俺が動物全部を倒したら行くから待っとけ!」と意気込み、動物の倒し方のトークを磨き上げました。その後、芸能界デビューするのもフジテレビからでした。武井さんのトークは笑福亭鶴瓶師匠から「あれ、落語やろ」と称賛されるまでになります。
今でも、仕事終わりに車でレインボーブリッジを通ると、居候していたビルが見えて、初心にかえることができるそうです。

現在47歳。今後の目標は、50歳以上が資格を持つ、ゴルフのシニアツアー参戦!ゴルフへのリベンジ!3年後、驚異の新人が現れるのでしょうか...?

PLAYLIST
  • 「ハイライト」
    SUPER BEAVER
  • 「ピースサイン」
    米津玄師
  • 「いつだって僕らは」
    いきものがかり