PASSENGER DIARIES

EDC 営業日誌(過去のお客様)

2020年10月31日放送

Passenger

斎藤司

大森海岸(2001)、渋谷(2014)、長野(2020)

本日は、トレンディエンジェル斎藤司さんの思い出の地、2001年の「大森海岸」、2014年の「渋谷」、2020年の「長野県 石坂森林探険村」をご案内しました。

 

2001年、斎藤さんは22歳。


※当時の写真

大学卒業後、アパレルブランドへの就職を希望していましたが、就職活動に失敗。
アルバイトで求人広告の営業をやることになりました。その時、担当していたエリアが「大森海岸駅」周辺。
人見知りだった斎藤さんは、早速、営業に挫折しました。
「営業は自分を売り込む仕事だ」と上司に言われたものの、嫌われたくない気持ちが先に立ち、強気の営業ができない。いつしか外回りに出かけるフリをして、コンビニで時間を潰すようになりました。
そこでたまたま立ち読みしていた雑誌に「よしもとのお笑い養成所NSC東京」のチラシの折り込みが!
初めてお笑い養成所の存在を知り、人生の選択肢に「芸人」が入りました。

しかし、まだ芸人を目指す勇気はなく、アルバイトを変えて「楽天」に。
そこで同期の営業社員が上司から怒られているのを目の当たりにして、斎藤さんは思います。

「会社の商品を営業して怒られるくらいなら、自分自身を商品にして怒られた方が、納得がいく。だったら、100%、自分を力で勝負できる芸人になろう」

ついに、NSC入学を決めました。


※若手時代のトレンディエンジェル

 

 

続いては、2014年の「渋谷」 M-1グランプリで優勝する前年です。

2004年にNSCに入り、芸人として10年の節目。
3年目くらいから仕事は順調で、芸人一本で食べられるようにはなっていたものの、いつまでたっても突き抜けない。NSCの同期、オリエンタルラジオ、はんにゃ、フルーツポンチは先に売れ、焦りを感じていました。
相方のたかしさんに対してイラつくことも増え、どのネタをやるか言わずに舞台に上がることも…!舞台上でネタに詰まり、咄嗟に出たのがこの一言。 「誰だと思ってんだ、斎藤さんだぞ!」
後に有名になるギャグは、苦し紛れのアドリブから生まれました。

とはいえ、まだイマイチ人気が出ない当時のトレンディエンジェル。
いくらウケてもそれに見合った評価をされない現状が悔しくて、舞台袖で泣きました。
そんな斎藤さんを見かねて、先輩芸人セブンbyセブンの玉城さんが、連れて行ってくれたのが、ここ渋谷にあるパスタ屋さん「ブラックブラウン」。
「いつか売れるから大丈夫だよ」と、先輩はパスタを食べながら励ましてくれました。
ブレイクの前年、苦しい時代の支えになった思い出です。

 

 

最後の目的地は、「長野県 石坂森林探険村」

今年、コロナの影響でしばらくロケが無かったあと、久しぶりに県越えのロケでここを訪れた斎藤さん。自然の有り難みにあらためて気づかされ、いっそのこと、ここに住みたいとまで思いました。


※石坂森林探険村にて

今まで芸人として上を目指していた原動力は「モテたい」という気持ち。
2年前に結婚して、幸せになったと同時に、モテる必要がなくなりました。
最近、「何のために芸人をやればいいんだろう」と思う瞬間が増えてしまったという斎藤さん…次の目標が見つからず、ウジウジしているようです。

「アンタは第七世代がどうだとかいろいろ言うけど、結局、何も頑張ってないじゃないの!」と、奥さんから的を射たお叱りを受けて、思わず泣いてしまいました。

再び胸を張って「誰だと思ってんだ、斎藤さんだぞ!」と言える日は来るのでしょうか…?

PLAYLIST
  • 「見っけ」
    スピッツ
  • 「オレンジ」
    SMAP
  • 「GUTS!」
  • 「夢を見れば傷つくこともある」
    KinKi Kids