19.11.14
赤ちゃんの性別披露イベントで飛行機が墜落
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺いました。
加藤さんが注目したネットの話題はこちら!
【赤ちゃんの性別披露イベントで飛行機が墜落】
このニュースのあらましは…
アメリカで10年くらい前から流行している“生まれてくる赤ちゃんの「性別」を披露するイベント”。今回の飛行機の事故もそのイベントの一環で、飛行機は墜落したものの搭乗者は無事でしたが、「必要以上に赤ちゃんの性別を重視すること」が問題視されています。
まずは、街の声。
今日は「生まれてくる赤ちゃんの性別、気になる?気にならない?」という質問をしてみました。
「気にはなりません。やっぱり、どちらが生れてきても健康にっていうだけで。はい、それだけですね。男系の家族なので、男が生れるってなんとなくわかっちゃったので…」
「気になりますね。生まれてくる前からわかってた方が心構えもできるし。今回は女の子だったんですけど、前もって、いろいろ準備ができたし。やっぱり、奥さんのお姉さんとかが女の子の子供が2人いるので、前もって、洋服をもらえたりとかそういうこともできたので、わかったほうがいいですね」
鈴村:街の声で、前もってわかっていたらお友達にプレゼントしやすいとかねっていうことは出てきましたね。それはそうかもな、なんて思いました。
エリザベス:ありますよね。男系の家族なので男の子が生まれるってなんとなくわかっていたっていう発言は、ちょっと、えぇっ!?って感じがしますけど。(笑)
鈴村:みんなの思いっていうのはいろいろなところにあるんですね。
ねとらぼ編集長の加藤亘さんに『赤ちゃんの性別披露イベントで飛行機が墜落』について、お話を伺います。加藤さんこれはどういうことなんでしょうか?飛行機で何をしようとしていたんでしょうかね…。
加藤さん:アメリカ・テキサス州で起こった飛行機事故なんですけども、「赤ちゃんの性別披露イベント」としてですね、飛行機でおよそ1,300リットルという大量のピンク色の水を空中から振りまきました。その後、飛行機は失速しすぎたことが原因で、地面へ衝突したとされています。飛行機は墜落したものの、出火や爆発はなくて、搭乗者2名にも命に危険を及ぼすケガはありませんでした。
鈴村:これはつまり、「赤ちゃんの性別を今から発表します!あの飛行機見てね!」って、「ピンク色だから、女の子だ!!!」っていうことをやりたかったということですか?
加藤さん:そういうことだったんですね。今回の事故の原因となった「赤ちゃんの性別披露イベント」は、10年くらい前からアメリカで流行していて、生まれてくる赤ちゃんの性別をですね、家族や友人に披露するパーティーなんですけども、当初は、紙吹雪のような物で知らせたりですね、エアー式のキャノンだったり、箱を開けて出てきた風船の色とかで知らせていたんですが、そのうち手製のプラスチック爆弾のような物を作ったりして爆発事故を起こして死者が出たりとかですね。
鈴村:このあいだ、そのニュースやっていましたよね。
加藤さん:煙の色で性別を知らせようとしたら山火事になったとか、一部でエスカレートしているんですよね。
鈴村:なんでこんなエキサイティングな展開になっちゃったんだろ?
エリザベス:大々的になっちゃってるんですね。
鈴村:きっと、イベント自体を問題視している人もいますよね。
加藤さん:そうですね。考案者とされている女性もですね、過剰に行われるイベントにうんざりしているようでして、「その子の足の間についているものとは関係ない可能性や才能を除外をすることになってしまう」と残念がっているんですよね。
鈴村:本当は生まれてきてくれることが良いんですけど、それを発表することに重きがあるからこそ、こういう発表の仕方が大事だったりするっていう背景があるのかもしれませんよね。このイベントについて加藤さんはどう思いますか?
加藤さん:そういうイベント自体は好きにやれば良いと思うんですよ。それぞれのご家庭の考えもあると思うので。でも、必要以上に赤ちゃんの性別を重視しなくてもいいし、ましてやそれで事故なんて起きるのはもってのほかだなと。むしろ、それぞれの子供の可能性や個性を重視して、誕生そのものをお祝いするぐらいのほうが好きですけどね。
鈴村:僕もそう思いますね。なんでこうなっちゃったんだろうな。
エリザベス:家族に知らせる上で、もうハッピーに、性別がわかった!サプライズ!!!みたいなのは、悪くはないと思います。
鈴村:そうね、そう思うよね。
エリザベス:ただ、伝え方ですよね。
鈴村:きっと、ほとんどの人が、お楽しみにしててくださいね…。ほらっ!!!ってやりたいだけだと思うんだけどね。
エリザベス:性別はどちらであれ、もちろん、喜ばしい事ですし。
鈴村:そうだよなぁ。でも、それくらい大きいイベントになるくらい、なんか大事な事でもあるっていうバックボーンはあるんでしょうね。だから、こうなっちゃう。日本でこういうことが起きたら…って思いますよね。
エリザベス:やらないで欲しいですね。
加藤さん:例えば、後継ぎ問題みたいなものも、もしかしたら、背景にあるのかもしれないんですよね。性別っていうことに限れば。
鈴村:そっかぁ、そういうところもあるのか。
エリザベス:今、日本でかなり流行っているのが、ベイビーシャワー。元々はたぶん、アメリカとかでやられていたものが、日本人の方でも、子どもが生まれる前に、友達とか家族とでお祝いをしようっていうのはやりますけど、そういったパーティは素敵だなと思うんですけど、本当に行き過ぎないで欲しいなっていうだけですよね。
鈴村:本当、そう思いますよね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年11月14日
今朝は【赤ちゃんの性別披露イベントで飛行機が墜落】
性別を披露することが大きなイベントになっていてアメリカでは凄く流行していますが、それが過激になっています。今回のように飛行機でお知らせして墜落する。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年11月14日
自作の発表器具を作って爆発するという事件が起きているわけですが、そこ抑えておけばいいという訳ではないのかもしれません。この必要以上に赤ちゃんの性別重要視するような発表することに何かを重きが…バックボーンがあるのではと思いました。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年11月14日
例えば、性別によっての差別等、そういうものがあるからこそ、みんな、どっちの性別なのか気になって、性別の発表が徐々に大きくなっているのではと思いました。このバックボーンを見つめなおすことが大事になっていくのではと思いました。