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25.01.10

全国高等学校サッカー選手権大会にフォーカス！

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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。今朝のテーマはこちら！


「全国高等学校サッカー選手権大会にフォーカス！」

吉田：現在開催中の第103回全国高校サッカー選手権大会。これまでにベスト4が出揃い、明日は準決勝の2試合、さらに月曜日には決勝が国立競技場で行われます。準決勝の組み合わせは、明日の12時5分にキックオフとなる第1試合が、福岡の「東福岡」対群馬の「前橋育英」。午後2時20分にキックオフとなる第2試合が、千葉の「流通経済大柏」対神奈川の「東海大相模」となります。


ユージ：名城大学体育会蹴球部フットボールダイレクターでサッカージャーナリストの安藤隆人さんに、それぞれの試合の見どころを伺いました！まずは第1試合。「東福岡」対「前橋育英」！


安藤さん：まずは、この両チームは共に全国優勝の経験があるという大きな共通項がありますし、名の知れた名門で両方ともワールドカップの出場選手を出してます。東福岡で言うと長友佑都選手、前橋育英で言うと山口素弘選手、松田直樹選手。そういった選手を輩出している、非常に力が拮抗した者同士となった印象を受けます。その中でチームを分析していくと、やはり東福岡は守備が強いという印象を受けてますし、プラス、カウンターが非常に強烈で伝統のサイド攻撃と言われてますが、サイド攻撃からゴールまで迫りきる力、矛と盾の両方を持ったチームと言えます。一方で前橋育英は、攻撃力が非常に高いです。中でもツートップのオノノジュ慶吏選手と佐藤耕太選手のこの2人のコンビネーションが非常に強烈で、東福岡の守備がこの2人をどう抑えることができるか。ただこの2人じゃだけじゃなく、ボランチの石井陽選手と竹ノ谷選手の配球も全国レベルなものがありますし、非常に各局面で見ごたえのあるハイレベルな試合になるではないかと予想されます。


ユージ：共に全国優勝の経験がある名門校同士の戦い！これは楽しみですね！


吉田：ちなみに現在、全国でも強豪とされる高校サッカーのチームと、Jリーグのクラブユースが合わせて戦う「高円宮杯プレミアリーグ」というリーグがありまして、東西12チームずつが戦うのですが、その西の12チームに「東福岡」が、東の12チームに「前橋育英」が入っています。そんなトップリーグにおいて、「東福岡」は今回、西のリーグで順位は8位ながらも、失点の少なさでは4位！とにかく守りが固いです。一方、「前橋育英」は東のリーグで6位ながら、リーグの通算得点数では37ゴールで4位！攻撃力の高さが数字で証明されています。


ユージ：守りの東福岡か、攻撃の前橋育英か。これは見逃せない1戦となりそうです！続いて、第2試合。「流通経済大柏」対「東海大相模」！


安藤さん：第2試合に関しては“横綱”対“新星”という図式になると思います。新星というのは東海大相模が初出場ということに起因しますけども、流通経済大柏は間違いなく今大会優勝候補筆頭です。特に3回戦の大津戦。プレミアリーグウエストの王者でありチャンピオンシップ・横浜FCを倒して日本一になった大津高校との試合、私も取材に行ったんですけど、正直この1戦のレベルが非常に高くて多分今大会全ての試合をおいて一番のレベルも含めて強度も含めてエンターテインメント性も含めて高かったんじゃないかなと思うくらいの戦いでした。やはりここを制したというところの流通経済大学柏高校の強さと自信ですね、勢い、これは非常に強烈なものがあります。攻撃力は圧倒的で、ドリブラーで非常にテクニカルなプレーを見せるカターレ富山内定の亀田歩夢選手もそうですが、前線にいる粕谷悠選手とか、今大会絶好調の山野春太選手みたいなこういった選手がいっぱいいます。非常にいい戦力となっています。そしてこれに対する新星・東海大相模高校ですが、サイド攻撃をメインにしながらもマイボールになった瞬間、セカンドボールを回収した瞬間に選手の距離感が近くてそこからパスをつないで打開しながらフィニッシュワークに持って行くという、非常に計算されたチームとしての共通認識が出来たチームという印象を受けます。そういった部分を流経大柏という横綱を相手に臆することなく自分たちのサッカーをやれるかどうか、そしてそこで時間を経過するごとに自信を積み重ねていって、試合をうまく90分運べるか。ここが1つのポイントになると思いますし面白い見どころになるかなと思います。


ユージ：優勝候補「流通経済大柏」と、初出場ながらベスト4まで上がってきた「東海大相模」！「東海大相模」についてサッカージャーナリストの安藤隆人さんは、「しっかりとした指導理念をもつ監督の有馬信二さんが監督に就任した2011年から地道に作り上げてきたチーム。優勝候補相手にどう戦うのか楽しみ」と語っていました。


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