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24.07.12

バスケットボール男子日本代表、河村勇輝選手にフォーカス

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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら！


「バスケットボール男子日本代表、河村勇輝選手にフォーカス」

吉田：横浜ビー・コルセアーズではMVPや新人王、アシスト王などを獲得し、日本代表ではポイントガードとして大活躍している河村勇輝選手、現在23歳。今週・火曜日に会見を開いて、アメリカプロバスケットボール、NBAのチーム【メンフィス・グリズリーズ】と「エグジビット10」契約の合意に至ったことを報告。9月の契約締結後にアメリカに渡る予定で、トレーニングキャンプに参加し、10月に開幕するNBAの新たなシーズンでの本契約を目指します！


ユージ：お話を伺ったのは、アメリカ・ロサンゼルスでNBAを取材されているスポーツライターの宮地陽子さんです！NBAという新たな道を目指す、河村勇輝選手。まずは改めて、どんな選手なのか伺いました！


宮地さん：河村選手は、まず身長が172cmとバスケ選手の中では小柄な方ですが、ポイントガードをしていて頭を使ったプレイとディフェンスが上手な選手で相手にやられないような守り方が上手です。東海大学から横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として大学の途中で入り、昨シーズンからプロになって今シーズンで2シーズンを終えたところです。日本代表のメンバーとしては去年のワールドカップでメンバー入りして、世界を相手にかなり活躍を見せて、そこでNBAからその試合を見て河村選手に問い合わせが来たという話も聞いています。そういった小柄ですが、キレのいいプレイをする選手です。最近ではシュート力もつけてきたので、スピードがあるドライブインがオフェンスでは持ち味ですが、単なるドライブインではなくて外からのシュートも決められるようになったことで、オフェンスでもかなり有効な選手だと思います。


ユージ：河村選手は、高校生の頃には大人顔負けのプレイができる才能が注目されていて、さらに年を重ねるごとに課題を着実に克服していくその成長具合から今後への期待も高まっています。


吉田：そんな河村選手が、今回【メンフィス・グリズリーズ】と合意したのが、「エグジビット10」という契約です。


宮地さん：エグジビット10契約は基本的に「トレーニングキャンプに参加できますよ」という契約です。トレーニングキャンプに参加させて、自分のところの傘下のマイナーリーグに送りたい選手に与えられる契約です。契約の形態から考えるととても長い目で見てのことだとは思います。エグジビット10契約とは、1つにはチーム側がその選手を評価した場合に選手の合意を得なくても2WAY契約という渡辺選手もよくやっていた契約形態で、GリーグとNBAを行ったり来たりする2WAY契約というのにチーム側が切り替えることが出来る契約です。なので、それは今のところの最善な道だとは思います。そこから2WAY契約から、2WAY契約が得られなくても傘下のマイナーリーグに行って、そこで実力を証明してステップアップしていく。そこから2WAY契約なり本契約を勝ち取っていく入口に立てたというところだと思います。NBAは、入口に立つのが本当に大変なことで、そのトレーニングキャンプに参加できるということは、貴重な機会です。素晴らしいことだと思います。


ユージ：トレーニングキャンプに参加できること自体がすごい事ですが、そこでうまくアピールして、わずか3枠しかない2WAY契約を勝ち取る事が河村選手にとっての最初の目標となります。見事2WAY契約を勝ち取る事ができれば、憧れの「NBA」と、そのマイナーリーグにあたる「Gリーグ」とを行き来するところまで辿り着けます。さらにそこで結果を残してチームの信頼を得ることができれば、晴れてNBA【メンフィス・グリズリーズ】と「本契約」を結ぶ事ができます！遠い道のりのように感じますが、渡邊雄太選手は、エグジビット10から2WAY、本契約と成り上がったお手本選手でもあります。すでに同じ道を切り開いている先輩が、同じ日本代表メンバーにいるというのも、心強いですよね！


吉田：そんなアメリカでの新たな挑戦の前に控えているのが、こちらも大きな舞台です。パリ・オリンピック！現在のバスケットボール日本代表において、河村選手が期待されている事とは？


宮地さん：今までの強化試合の使われ方を見ると河村選手はスターティング・ポイントガードだと思います。これは司令塔の役割ですが、八村選手や渡辺選手、ジョシュ・ホーキンソン選手などそういった選手を使う役割、彼らをどう活かすかってというのを考えてそういったプレーを組み立てるのが河村選手の1番の大きな役割ですね。いま日本代表の目標として掲げているのはベスト8ですが、ベスト8に入るということはNBAから見られるチャンスが増えるという事なので、その目標を達成するという事は本当に一番ベストな道だと思います。それを別にして河村選手、個人のプレイで考えると、河村選手らしい思い切りのいいアグレッシブなプレイを見せることで日本代表を引っ張っていく、そういう河村選手らしさを出すことで日本代表も強くなりますし、それがNBAやGMの目にも止まると思いますので、そういったプレイを見せることが一番いいと思います。


ユージ：日本代表の起点となり、要となる選手。河村勇輝の今後に注目です！


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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