23.02.10
アメリカンフットボール「スーパーボウル」にフォーカス！
金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝はアメリカンフットボール！
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アメリカンフットボール「スーパーボウル」にフォーカス！
吉田：日本時間の来週月曜日にアリゾナ州・グレンデールにあるステートファーム・スタジアムで開催される、「第57回 スーパーボウル」。キックオフまで、あと3日です！
ユージ：世界中が注目するこの試合の魅力について、スポーツアンカーの近藤祐司さんにお話を伺いました。アメリカ・プロフットボール「NFL」の年間王者を決める伝統の試合、「スーパーボウル」。こちらは特にアメリカ人にとって、大きな価値を持つイベントなんです！
近藤さん：世界的に見ると「UEFA チャンピオンズリーグ」の決勝戦に次いで、世界の視聴者が多いと言われているスポーツですが、サッカーはワールドワイドで、世界中でやっているスポーツです。アメリカンフットボールは、アメリカだけで完結しているスポーツなのにこれだけ見られるっていうのはそれ以外の要素がたくさんあって、音楽であったり、ステージの演出であったり、新しいものが常にそこに現れるので、それが色んな人の注目を集めているのかなという風に思いますけどね。
ユージ：試合はもちろんですが、「演出」という点で語らずにいられないのが、試合のハーフタイム中に行われる、「ハーフタイムショー」です！
近藤さん：第1回大会、1967年に開催されたんですけれども、ずっとハーフタイムはカレッジの凄いマーチングバンド呼んでハーフタイムショーを行っていたんですが、やはりスーパーボウルの視聴率がちょっと下がってきた時期がありました。その時にちょっと何とかしようっていうことで、1993年にマイケル・ジャクソンが初めてスーパーボウルをアーティストとしてやったんです。そこから一気に今の流れが出来ていきました。色んなラッパーであったり、ちょっとポップカルチャーなアーティストを呼ぶようになって盛り上がりを見せてますけれど、有名な話はとにかくギャラが支払われないってことです。物凄い影響力があるスポットを貰うので、アーティスト達もギャラは求めない。それでもやっぱりアーティストが求める場所であるってことです。そして今年からApple Musicが契約を結びまして、これまでペプシが協賛していた物がApple Musicに変わって、またちょっとどういう物になるのか私達も楽しみにしているんですけれど、リアーナが早速選ばれています。リアーナも5年ぶりのライブをするということですから、物凄く気合は入っているんだろうなと思いますし、これまで一番見られたのは第49回大会。これは私もアリゾナに行っていたんですけれど、ケイティ・ペリーがやった時です。この時はもう視聴者数が1億2000万人ぐらい来ましたし、第54回大会のジェニファー・ロペスとシャキーラの時なんかは配信で世界記録を更新しました。やっぱりフットボール知らなくても、アメフトを知らなくてもアーティストの魅力によってまたスーパーボウルに引き込まれるっていうことまで起こっています。気になるCMの値段も去年でいうと、30秒で700万ドル。日本円で7億円ぐらいです。30秒のCMだけでかかってしまうっていうぐらいの贅沢なCM枠なんですけれども、スーパーボウルは本当に常に肥大化していっているそんな大会だという風に言えると思います。
ユージ：アメリカのみならず、スポーツ界、音楽業界全体が注目する伝統の一戦！今年はどんなゲームが繰り広げられるのでしょうか！
近藤さん：今年はAFCが第1シードのカンザスシティ・チーフス。NFCの代表がNFCの第1シードだったフィラデルフィア・イーグルスと対戦になるんですけれども、カンザスシティ・チーフスは過去4年でもう3回目のスーパーボウルなんですけれども、勝ったのは2019年でしょうか。それ以来勝てていないのですが、勝てていない中で今年もまたいつものように強さを発揮して出てきたチームです。ここはもう何といってもクォーターバックのパトリック・マホームズ選手が新世代です。27歳と若いクォーターバックなんですけども、ちょっとプレーオフの時に怪我をしてしまって、状況的にはちょっと心配な状況ではあるんですが、報道を見てるとなんとかいけそうだということで、試合には出ますしオフェンスが看板のチームでマホームズ選手のパスが勝利の鍵を握ると思います。一方、フィラデルフィア・イーグルスの方は第52回大会、2018年のスーパーボウルで勝って、今回4度目のスーパーボウル出場を果たします。このチームはニック・シリアーニヘッドコーチ、2年目が率いていて、オフェンスもディフェンスも非常に高いレベルで、カンザスシティ・チーフスに比べると、フィラデルフィア・イーグルスの方が高いレベルでオフェンスとディフェンスのバランスが取れているチームだと思います。クォーターバックは黒人のジェイレン・ハーツ選手。プロ3年目のクォーターバックです。相手のパトリック・マホームズ選手も黒人クォーターバックです。これはスーパーボウル史上初めて黒人クォーターバック対決になります。兄弟対決も実はこのスーパーボウルでは実現していて、パトリック・マホームズ選手の一番のターゲットといえるタイトエンドのトラビス・ケルシー選手がいるんですけれども、ケルシー選手の実のお兄さんがフィラデルフィア・イーグルスのセンターです。オフェンスの選手なので、直接2人が対決することはないですが、兄弟対決がこのスーパーボウルでは初めて実現するということも見どころにはなってくると思います。
ユージ：これは非常に興味深いですね。スーパーボウル史上初の黒人クォーターバック対決ということですが、以前、クォーターバックというポジションについて分かりやすく例えるなら？と近藤に伺ったところ、「野球でいうと、ピッチャーとキャッチャーと4番バッターを合わせたようなもの！」 とおっしゃっていました。非常に重要なポジションで、試合を左右するような難しいポジションです。クォーターバックも注目ですが、その他にもスーパーボウルの頂点で兄弟が対決するっていうのも凄いことです。今回の試合は凄いことだらけです。ハーフタイムショーで行われる、リアーナの5年ぶりのライブも楽しみです！「スーパーボウル」は、日本時間の来週月曜日、朝8時30分キックオフです！
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
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— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2023
世界が注目するアメリカンフットボール「スーパーボウル」について🏈
スーパーボウルはアメリカだと、仕事を休んで見るくらいの国民的なイベントです。
試合はもちろんのこと、注目する点は試合のハーフタイムに行われる「ハーフタイムショー」です。
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— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2023
毎年ビッグなアーティストが登場し、パフォーマンスを披露して、ハーフタイムを盛り上げます。
アーティストにとってはハーフタイムショーに出るのがステータスというくらいすごいんです。
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— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2023
去年はスヌープ・ドッグやエミネムなど、名だたるアーティストたちがパフォーマンスを披露してハーフタイムを盛り上げ、
今年はスーパースターのリアーナが選ばれました！皆さん、一緒に楽しみましょう！キックオフは日本時間の2月13日（月）朝8時30分からです！
