21.12.03
サッカー J1リーグにフォーカス
金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、サッカージャーナリストの河治良幸さんです。
河治さんに伺うお話はこちら！
【サッカー J1リーグ】
吉田：「2021 明治安田生命 J1リーグ」は、いよいよ明日、最終節となる第38節を迎えます。今シーズンのJ1は、川崎フロンターレが第34節の時点で早くも優勝を確定。リーグ2連覇を決めました！
ユージ：まずは優勝を決めた川崎フロンターレですが、これで2017年からの5年間で4回の優勝！強すぎますよね！
河治さん：連覇の勝ち点、得失点、内容ともに歴代でも最強レベルだと思います。2002年のジュビロ磐田、三連覇した時の鹿島などと比べても相手を圧倒するという基準で上回るレベルですね。ただ、今年は昨年に比べるとチーム状態が苦しい時期もあって、そういう苦しい時期やうまくいかない時でも負けない強さが昨年とまた違った今年の強さだったと思います。
吉田：苦しい時期もあったということですが、今年の川崎フロンターレは、シーズンの途中で日本トップクラスの突破力を誇る三笘薫選手と、ゲームメイクに定評がある田中碧選手がそれぞれ海外移籍をしてしまい、その後のチーム力が心配されていた面もありました。それでも最後まで強さを維持し続けた秘訣というのは、どんな所にあると思いますか？
河治さん：昨年まで所属していた守田選手などに聞くと、練習の質が試合さながらに高いということです。それから途中ACLがあって惜しくも敗退したんですけど、そこで経験を積んだ選手たちが五輪の中断明け後、田中碧選手や三笘選手がいなくなった穴を埋めるまではいかなくてもダメージを薄めてくれました。もう1つはレアンドロ・ダミアン、小林悠というダブルエースが健在だったことも大きいですよね。
ユージ：まさに、チームの総合力で優勝したという感じですね！
吉田：さてJ1リーグは最終節を残して、現時点で上位3チームまで順位が確定しています。2位は、横浜F・マリノス、3位はヴィッセル神戸。この上位3チームは、来年の「ACL」アジア・チャンピオンズリーグ出場権を獲得。そして次の注目は4位争いです。リーグ王者の川崎フロンターレが、次の天皇杯でも優勝すれば、リーグ4位のチームにもアジア・チャンピオンズリーグ出場権が与えられます。現在、4位が鹿島アントラーズで勝ち点66。5位が名古屋グランパスで勝ち点65。この争いは、最終節の結果次第でどうなるか分かりませんね。
河治さん：どちらもACLへの思いが非常に強いクラブです。鹿島は伝統的にアジアでなかなか勝てず、2018年にようやくタイトルを掴み取りました。しかし、ここ2回は本戦には出られておらず、来年こそという思いはすごく強いと思います。名古屋は今年、ACLでは川崎より上に勝ち進みましたが、準優勝した浦項（ポハン）に敗れました。吉田豊選手に聞いたんですが、その時の悔しさ、アジアだから味わえる緊張感を続けていきたいという思いは非常に強そうです。直接対決ではないので、勝ち点1、鹿島が有利にありますが、名古屋としては対戦相手の浦和に勝つしかない。ただ、浦和もACLの出場権がかかる天皇杯を控えているので、コンディションは良さそうです。
吉田：どちらの試合も気になるところですが、さらに最終節までどうなるか分からないのが、J1残留争い。今シーズンは、J2への降格が4チームとなります。そのうち、横浜FC、ベガルタ仙台、大分トリニータが降格決定、さらに1チーム降格することになりますが、残留をかけて最終節を迎えるのが、3チーム。17位の徳島ヴォルティス（勝ち点36）。16位の湘南ベルマーレ（勝ち点36）。15位の清水エスパルス（勝ち点39）。この3チームについては、いかがでしょうか？
河治さん：清水は引き分け以上で残留というアドバンテージがあるのですが、それが落とし穴にならないように、セレッソ大阪を相手にしっかりと勝ち点3を取りにいきながら、同点で残り10分となった時にクローズできるか、といったところですね。湘南は得失点差で徳島より有利なので、おそらくスタッフは徳島 対 広島の試合を情報に入れながらになると思います。勝てば残留になるので、アウェーですけけど全力で対戦相手のガンバ大阪を叩きにいくでしょう。徳島は前回アウェーで広島に勝利しているので苦手意識はないと思いますが、とにかく勝って他会場の結果を待つしかない。ただ清水とは得失点差で順位が変わるので、できたら2点差以上付けたいですね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ��
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 3, 2021
12/3金は【 サッカー J1リーグ】にフォーカス。J1が盛り上がっていますが、今シーズンはJ2に4チームが降格。その中で、すでに降格が決まっているのが大分トリニータ。しかし、応援してくれるサポーターはいるし、天皇杯がまだ残っています。#ワンモ #ユジコメ
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— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 3, 2021
そこで勝っても降格はするけど、J2でのモチベーションが違ってくる。ただ対戦相手は、王者・川崎フロンターレ。この強豪チームを倒すことができれば、ライバルに大分トリニータが強かった印象も残るので、強い気持ちで頑張ってもらいたいと思います。#ワンモ #ユジコメ
