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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.12.11

今週末に最終戦を向かる『F1』にフォーカス!

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、さんです。
モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんに取り上げていただくスポーツはこちら!


【F1】


エリザベス:この週末に開催されるアブダビ・グランプリで今シーズンの全スケジュールを終えるF1。コロナ禍で開催方法が大きく変更されましたが、数々の記録も誕生するシーズンとなりました。


山崎:まずは、今シーズンのF1ではどんな出来事があったのか、振り返って頂きましょう!


小倉さん:3月13日にこの番組に出させていただい時に、あのオンエア中に開幕戦の中止がほぼ決定したという状況で、そのあとはですね、3月から7月まで全くどうなるかわからない状況になっていました。7月からは、無観客開催などを含めて厳重な安全管理のもとで開催となりましたが、モナコGPや日本GPなどいくつかのレースは、中止になってしまいました。反面、3週連続開催1週休みのすごく過密なスケジュールで17戦を行うことになりましたね。その中でこれまでF1をやらなかったムジェロやアルガルベといったサーキット、あるいは、F1の開催から遠ざかっていたドイツのニュルブルクリンクやトルコ、イモラとか、あるいは、新しいレイアウトでこれまで使っていたサーキットでもう1戦やってみようとかですね、新たな可能性も広がることになりました。そんな中、今シーズンはメルセデスに乗るルイス・ハミルトン選手がものすごく強くて、これまで、16戦終わった段階で11勝もしたんですね。そして、ミハエル・シューマッハという偉大なドライバーが持つ、F1通算最多優勝記録91勝を抜いて、目下、95勝目までいっています。そして、やはりこれもシューマッハが持っているF1最多ワールドチャンピオン獲得記録7回目も、ハミルトン選手が今年7回目を獲得して、最多記録2つをハミルトン選手が樹立、あるいは、並んだということになりましたね。それからですね、ホンダ勢2チーム4台が走っているんですけれども、その中でマックス・フェルスタッペン選手が優勝したり、上位入賞しました。イタリアGPでは、アルファタウリというチームなんですけど、やはりホンダ勢のピエール・ガスリー選手が優勝とかですね、ホンダ勢にとっても非常に明るいシーズンになりました。


山崎:小倉さんによりますと、今年はハミルトン選手が強かったのは事実なんですが、至るところで激しい戦いになり、追い抜きや、競り合いなど、見どころいっぱいのシーズンだったとのことです。話しぶりからもその熱量を感じましたね。そんな今シーズンの最後を飾る、アラブ首長国連邦で開催されるアブダビ・グランプリの見どころについて伺いました。


小倉さん:このコースはですね、1週約5キロ半で、これを55周で戦うのですが、コースの前半3分の2は直線が多くて高速型なんですね。ところが、コースの残り3分の1は直角の小さいコーナーが多くてまるで市街地みたいなコースなんですね、なので、早い部分、遅い部分と、車のセットアップが全く異なるのですが、これを1台の中に両方いかに良いバランスで走れるようにするか?という非常に車作りが難しいところです。そして、現代のF1は超高性能ハイブリット車でして、そのパワーユニット、ハイブリット装置の繰り出すパワーも大事です。その中で今シーズン、メキメキパワーを上げてきたホンダ勢が、ライバルとどこまで戦えるのか?そういうところも見どころだと思います。


山崎:日本のパワーを見せつけたい私達としては、最終戦も、やはり、ホンダ勢の活躍を期待したいところですよね!そんな私達にとって、ちょっと先にはなりますが、来シーズンのF1でも楽しみなトピックスがどうやらありそうです!


小倉さん:来年は、一応の予定では昨年までとほぼ同じカレンダーになる予定で、オランダとかサウジアラビアとか新たな開催を加えた全24戦で行われる予定です。残念なことにホンダは、来年でF1参戦が最後の年というふうにいっているんですが、最後の年まで全力を尽くすといっていますので、これまでライバルに1年分、ちょっと遅れて戦っていたんですけれども、チャンピオン争いができるところまでいけるかどうか?ですね。それから、ドライバーではですね、F1直下のF2でチャンピオンになったミック・シューマッハという選手が出てきます。ミック・シューマッハ選手、実は、あの偉大なチャンピオン、ミハエル・シューマッハの息子なんですね。非常に強いドライバーです。また、F2でランキング3位になってF1に必要なスーパーライセンスを確保した、日本人ドライバー、角田裕毅選手も、おそらく、アルファタウリ・ホンダから参戦するだろうというところで、この最終戦のあとに行われる若手ドライバーのテストにも乗ることが決まっています。ということで来年のF1は、日本との距離がより近づいて、より応援しがいのあるものになりそうなところです。


山崎:F2シリーズでチャンピオンになったミック・シューマッハ選手、スピードのDNAを搭載しているんでしょうか?ランキング3位になった、角田裕毅選手。F1への参戦が期待される2人のドライバーをピックアップして頂きました!さらに、先日発表された情報によりますと、アブダビで開催されるF1ヤングドライバーテストでは角田選手のほかに、現在21歳の佐藤万璃音選手も参加することが決定!もし、日本人ドライバーのF1参戦が実現すれば、2014年の小林可夢偉選手以来、7年ぶりとなります!



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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