network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.11.27

15年ぶりにリングに復帰する、マイク・タイソンにフォーカス

null
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、スポーツジャーナリストの近藤隆夫さんです。
近藤さんに取り上げていただく話題はこちら!!


【15年ぶりにリングに復帰する、マイク・タイソン】


エリザベス:日本時間のあさって、元・3団体統一世界ヘビー級王者、マイク・タイソンが、元・4階級王者のロイ・ジョーンズ・ジュニアと、アメリカ・ロサンゼルスでエキシビジョンマッチを行います。現在54歳のマイク・タイソンと51歳のロイ・ジョーンズ・ジュニア。二人のレジェンドがどんな試合を繰り広げるのか?世界が注目しています。


山崎:まずは、伝説のボクサー、マイク・タイソンの栄光の時代について振り返って頂きます。


近藤さん:マイク・タイソンという選手は、引退した後も色々お騒がせがありました。90年代、現役時代には、イベンダー・ホリフィールドの耳にかじりつき、失格負けになったこともありました。そういった部分ばかりがクローズアップされがちですが、80年代後半、マイク・タイソンは、ヘビー級のスーパーチャンピオンでした。85年の3月にデビューをし、毎月のように試合を重ねて、一気に86年11月に世界ヘビー級チャンピオンに君臨します。その後も圧倒的な強さで、80年代後半はタイソンの時代、それがボクシング界でした。90年の2月には、東京ドームでジェームズ・バスター・ダグラスと対戦します。ここでまさかのKO負け。この時からタイソンの転落が始まっていくわけですが、80年代後半は、スーパーチャンピオン、世界中の誰もが知る名ボクサーでした。


山崎:通算成績は、58戦50勝。その50勝のうち、KO勝ちが44回。そんなマイク・タイソンの15年ぶりの復帰戦!日本時間のあさって行われる、マイク・タイソンと、ロイ・ジョーンズ・ジュニアによるエキシビジョンマッチ、試合が組まれる事になった、その経緯とは?


近藤さん:今回の試合は、本来は9月に行われるべきでした。ただし、もう少しイベントの規模を大きくしようという主催者の考えもあって11月になったわけですが、場所はロサンゼルスのステイプルズ・センター。NBAのロサンゼルス・レイカーズが本拠地としているアリーナです。一般的には、エキシビションというと、お互いに手加減をして顔見せに止めるイメージがあるかもしれませんが、今回の試合はそうではありません。これはまぎれもない真剣勝負になります。すでにタイソン、ジョーンズ共に練習風景の動画を公開していますが、お互いかなりコンディションを作ってきています。当然倒しにいきますから、今回2分8ラウンドですが、8ラウンド終了のゴングを聞くことは、私は、無いと思っています。


山崎:お話にもありましたが、今回の試合は、1ラウンド2分、合計8ラウンドの変則ルール。ヘッドギアはつけずに、グローブは通常の10オンスではなく12オンスのものが使用されます。果たして、どんな試合が展開されるのでしょうか…!!


近藤さん:勝敗予想ですが、アメリカのブックメーカーでは、今、だいたい15対8というのが賭け率になっています。タイソンが有利と出てるわけですね。でもこの試合の展開をシビアに考えると、タイソン54歳、ロイ・ジョーンズ51歳、全盛期のパフォーマンスを期待することは、できません。それでもコンディションをどちらがよりよく作り上げていくか?それができているかどうか、そこが勝敗のポイントになると思います。近況を見る限りパンチ力だとタイソンが有利だと思います。引退してから20年が経っているとは思えない練習風景で、一撃当たればロイ・ジョーンズは倒れるでしょう。早いラウンドで決着がつくとすれば、タイソンの一撃だと思います。しかし試合が長引けば、結果が逆になる可能性が高いと思います。ジョーンズが引退したのが一昨年、2018年の2月なので、その辺りを考えてもスタミナはジョーンズの方が有利です。それに加えてスピードでもジョーンズが上まります。ですから試合が長くなれば、徐々に徐々にジョーンズがペースを握るのでは無いでしょうか?つまり短期決着ならタイソン、長引けばジョーンズの勝利と予想します。


山崎:タイソンの練習風景の動画、拝見しましたが、身体バッキバキです!仕上がってますよ〜!現役時代の何の遜色もない。
そしてもうひとつ話題になっているのが、今回のファイトマネー。とんでも無い金額になっています。両選手に、日本円にしておよそ10億5000万円。そこに、ボーナス金を合わせると、最終的には二人とも20億円以上もの金額を手にするのでは、と言われています!


そして、今日の #シゲコメ はこちら。




過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!

  • X
  • Facebook
  • LINE
Top