20.11.06
東京で国際大会が開催される体操競技について
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します！！
金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、体操競技を取材されている、フリーライターの松原孝臣さんです。
松原さんに取り上げていただく話題はこちら！
【東京で国際大会が開催される体操競技】
エリザベス：11月8日（日）国立代々木競技場で、体操競技の国際大会、「Friendship and Solidarity Competition (友情と絆の大会)」が開催されます。新型コロナウイルスの感染拡大後、オリンピック競技としては国内最初の、海外選手も参加する国際大会となります。
山崎：まずは、東京で行われる国際大会、その開催方法と内容についてお話を伺いました。
松原さん：今回行われる大会は、コロナ対策をかなり徹底して行っていて、今回来日するのは、アメリカ、ロシア、中国の3ヶ国の選手たち。現地に滞在している時から一定期間、選手たちだけで隔離するような形で合宿を組んでもらって、定期的にPCR検査も行って、陰性を確認してその状態で来日する形をとっています。しかもチャーター機などで、一般客と接触しない形での来日ということで、本当に外部との接触を遮断する形で進めてきました。
今回、大会の方式が体操では初めての男女混合チーム戦という形です。国も男女の壁も取っ払って、本当に混合での2チームに分かれてのチーム戦という形をとっています。実は、こういう形をとったのは、国際体操連盟の渡辺会長が今回は、勝負とか競う場ではない、という趣旨の話をされていて、こういうコロナ禍での国際大会を開くにあたって、オールスター戦というか、観客の皆さんに選手の演技を楽しんでもらう、お披露目するというような形の趣旨も大きいので、こういうフィギアスケートで言えばアイスショーやエキシビジョンのような形式をとっての開催ということになりました。
山崎：世界トップレベルの選手達による、国も男女も混ざったチーム戦！体操競技の新たな魅力の発見につながりそうです！
体操競技においては史上初となる世界男女混合チームで戦いが行われる、今回の国際大会。新型コロナウイルスには感染していないと発表された男子体操界のレジェンド、内村航平選手をはじめ、日本から国内トップレベルの男女計8名の選手達が出場予定となっています。
松原さん：その中心となって来るのが、何と言ってもやっぱり内村航平選手かなと思います。東京オリンピックに関しては、鉄棒に絞って代表獲得を目指していくというところで、今、協議を続けていますが、様々な肩の痛みやだったり体調面の不調を乗り越えてここまで進んできました。内村選手のパフォーマンスは楽しみです。
また内村選手以外で注目選手といえば、男子と女子1人ずつ、男子では萱和磨選手が注目です。昨年の世界選手権の個人総合で6位になっていて、内村選手を継いでいくようなオールラウンダーというところが特徴の選手で、本当に失敗が少ない安定感のある演技が持ち味の選手です。
女子では、寺本明日香選手が注目です。寺本選手は、長年に渡って日本代表の主軸として活躍してきた選手ですが、今年2月にアキレス腱断裂の重傷を負って、そこから復活、再起を果たして今日まで進んできた選手です。今回は全4種目に出場を予定していて、どこまで復調しているか楽しみです。
山崎：内村選手以外で、男女それぞれ1名ずつ、注目選手を挙げて頂きました。男子では萱和磨選手。安定感のあるオールラウンダーだとおっしゃっていましたね。女子では寺本明日香選手。怪我からの復活をかけた今大会で、どんなパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか？
最後に、体操競技における現在の日本のレベルについて。来年のオリンピックにおいて、メダル獲得は期待できそうなのか、伺いました。
松原さん：やはり1番関心の高いところは、団体だと思いますが、男子は今、世界で3番以内にはいると思いますので、ここから2番に1番とどういう風に準備を上げていくのかが楽しみなところです。また女子では、今回は出場していませんが、村上茉愛選手がメダルを期待できる選手として挙げられると思います。なかなか女子がオリンピックでメダルを獲るということは、これまで壁が高かったのですが、そこを打ち破ってくれる期待をしたいと思います。
山崎：男子団体に、女子のエース・村上茉愛選手！体操王国ニッポンの復活に期待して、応援していきましょう！
そして、今日の #シゲコメ はこちら。
体操部の練習はとにかく厳しい！筋トレ筋トレ！その２ヶ月でバク転を覚え、無事卒業となりました。そもそも何故体操部に入ったのか？しかも高校2年生で…実はですね。。。続きは、#AuDee で！#シゲコメ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 6, 2020
