20.08.17
国民民主党の“分裂”について
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
国民民主党の“分裂”について
このニュースのあらましは…
立憲民主党との合流をめぐり、国民民主党の玉木代表は、自らは合流せず、合流組と残留組の2つの新党に分ける「分党」を表明しました。
鈴村:米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか。
米重さん:まず「なぜまとまって動けないのか」と玉木さんらを批判する野党支持者と思われる方の意見が見られる一方で、「もともと政策の違いで分かれたはずなのに、数のために合流するのか」と、合流自体を冷ややかに見る声もあります。合流してできる新党にも、残留してできる党にも、総じて盛り上がりや期待の“うねり”みたいのはあまり感じられないですね。
鈴村:そもそも合流する事になった経緯はなんだったんでしょうか?
米重さん:まず、立憲民主党と国民民主党はどちらも元々、旧民主党の系譜を継ぐ政党なんですね。それが前回(2017年)の総選挙のときに、小池都知事が率いる希望の党立ち上げの騒ぎの中で二手に分かれ、追い出された方が立憲民主党となりました。そこから、前回の総選挙の結果を見ても明らかな通り、小選挙区制で野党が別々に候補を立てても、自民・公明の統一候補には勝てない…というのが、野党の共通認識だったわけです。
その中で、6月~7月にかけて「今秋にでも解散総選挙があるのではないか」という観測が持ち上がったということで、こうした“解散風”に煽られて、7月くらいからこの合流協議が本格的に進みました。
最終的には、政策や党名の決め方など幹事長同士で協議をつめていって、おおむね合意ができたので、両党で党内に諮ることになった…というのが先週の話ですね。
鈴村:そんな中、なぜ国民民主党は二手に分かれる事になったんでしょうか?
米重さん:分党を言い出した玉木代表に言わせると「理念・政策の不一致」ということなんですね。こういった部分が曖昧なまま合流を優先する、という状況に同意できない人たちと、合流を望む人たちそれぞれが、協議した結果を活かせるように“二手に分かれる”という形をとることになったようです。
鈴村:解散総選挙となった場合“合流新党”は与党とどのように戦っていくのでしょうか?
米重さん:我々もいま、全国各地で世論調査をしていますけれど、多少勝率はあがると思いますが、なかなか互角まで持ち込むのは難しそうですね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 17, 2020
今朝は【国民民主党の“分裂”】について。
このお話は選挙前になると度々出てくるもので、結局一枚岩にはならないんだな、という風に僕らには見えるんですね。今後どう繋がっていくのか、少し不安に感じました。今コロナの影響で、日本や世界が…
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 17, 2020
対立するようになって、二大政党がうまく動けばいいなと感じるんですが・・・そういう風にはならないのかもしれないぁと感じるお話でした。