20.06.15
「東京都知事選」について
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します！！
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「東京都知事選」について
このニュースのあらましは…
東京都知事選は18日の告示を前に、構図がようやく固まってきました。まず、小池百合子知事が再選出馬を表明。これに対し、立憲民主・共産・社民の3党が支援する宇都宮健児 元日弁連会長や、日本維新の会が推薦する小野泰輔 元熊本県副知事らが挑みます。7月5日の投開票に向け、小池都政への評価や新型コロナウイルスの対応を巡る論戦が、今後本格化しそうです。
鈴村：米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか。
米重さん：やはり、小池さんを軸に進む選挙戦になるのではないか、と小池さんの優勢を予想するコメントが非常に多いですね。一方で、この4年間の小池都政をどう評価するか、ということを話題にしている方も多い印象です。
鈴村：今回の都知事選の争点は何になりそうでしょうか。
米重さん：新型コロナウイルスへの対応が重要になってくると思います。今後来るであろう第2波に向け、例えばひっ迫した医療体制をどうするのか、第1波と同じように厳しい外出自粛を要請するのか、もしくは経済を回す方にシフトチェンジするのか、などが争点になってくると思います。そしてもちろん、この4年間の小池都政の評価、さらには来年に延期されたオリンピックの問題も大事になってくると思います。
鈴村：今回の都知事選はどういう構図になっているんでしょうか。
米重さん：知名度も支持率も圧倒的に高い小池さんに対し、主要な政党は主体的に候補を立てることが出来ませんでした。
鈴村：小池さんが再選した場合は2期目となるわけですが、現在までの公約の達成状況はどうなっていますか。
米重さん：こちらはひと言でいうと「道半ば」かな、という感じです。小池さんは前回、公約として「7つの0（ゼロ）」を掲げまして、こちらは4年で達成すると期限が切られたものではなかったのですが、例えば「待機児童ゼロ」は、半数くらいまで減ってはいるんですが、ゼロにはなっていません。また「都道電柱ゼロ」は、首都高中央環状線の内側のエリアでは95％近く達成されていますが、都道全体としてはまだ4割くらいしか整備が進んでいない状況です。その他「ペット殺処分ゼロ」は達成されていまして、「満員電車ゼロ」に関しては、今回のコロナの影響で結果的に改善に近づいています。その他に関してはどこまでで「達成」とするか難しい部分もあるんですが、これらの結果を都民がどう評価するのかも、今回の選挙のポイントの一つになるのではないかと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) June 15, 2020
一期目に公約を掲げていた時に、『これ達成できるのかな？』ということを、当時すごく感じたんですよね。できそうにないものを掲げるというのは、どうだったんだろうとあの当時よぎったんですよね。そのあたりを皆さんがどう評価するかも争点になってくるのかな、と思います。
