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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.06.08

夜の繁華街で感染者増加

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


夜の繁華街で感染者増加

このニュースのあらましは…


夜の繁華街などで新型コロナウイルスへの感染が相次いでいることについて、営業を再開したホストクラブを経営する男性は「これ以上休業すると、店の経営がもたない」などと話しています。


鈴村:米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか。


米重さん:そうですね。夜の繁華街に関しては、「なるべく行かないようにしている」という声がある一方、「そういった場所が狙い撃ちにされるのは、ちょっと違うのではないか」とおっしゃる方もたくさんいました。


鈴村:夜の繁華街でのコロナウイルス感染は、実際どの程度出ているのでしょうか。


米重さん:きのう東京では新たに14名の感染が確認され、このうち6名が夜の繁華街に関連している、とのことです。具体的には、バーの従業員やそのお客さんなど、ということなんですが、新宿エリアのあるホストクラブでは10名以上の感染者が確認されるなど、クラスター化しているケースもあります。こういった業種に関しては、未だに自粛要請が解けていないのですが、真面目に要請に従っても売り上げの損失が補てんされるわけではないので、リスクを承知で営業をする、という判断をする店が増えているのが背景にあるようですね。


鈴村:なぜ、夜の繁華街は感染者が広がりやすいのでしょうか。


米重さん:ひと言でいうと、お店に「3密」の条件が揃っているということです。例えばお酒を飲んで気が大きくなり、マスクなしで近い距離で話す、といった「密接」、空間も閉鎖的で「密閉」されていることが多く、さらに、決して広くない空間に多くの人が「密集」する、といった条件が揃ってしまうのが背景にあると思われます。


鈴村:繁華街に感染者が広がっていることに対し、政府や都はどのような対策をしているのでしょう。


米重さん:最近は都の職員や副知事が、新宿・歌舞伎町の街頭などに立って呼びかけをしています。あとは小池都知事が店舗の従業員に対し、定期的に検査を受けてもらう、という方針を明らかにしています。本来だったら、営業を休ませて損失を補償すべきところなんでしょうが、全てを補償しきれないので、そこまでの対応は出来ない、という事情があるようですね。


鈴村:休業補償が出来ない理由はなんでしょうか?


米重さん:ひと言でいうと「自治体にお金がない」ということですね。例えば東京都でいうと、コロナ前には1兆円近い「財政調整基金」があったのですが、これがもう500億円くらいしか残っていない状態です。そして、国がそれをバックアップ出来ていないのも大きいと思います。


鈴村:いまは報道などで特定の地域の名前が挙がっていますが、色々な対策をして頑張っているところもありますので、その地域だけが悪い…みたいな感じで広がらなければ良いな、と思いますね。


米重さん:そうですね。上手く営業と両立したいですね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。





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