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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.05.18

「新型コロナ“接触確認アプリ”」について

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


「新型コロナ“接触確認アプリ”」について

このニュースのあらましは…


新型コロナウイルスに感染した人の濃厚接触者を速やかに把握するためのスマートフォン向けのアプリについて、政府は位置情報を取得しないなど、個人情報の保護に配慮した方式を採用した上で実用化を目指すことになりました。


鈴村:米重さん、こちらの反応はいかがでしたか。


米重さん:やはり皆さんが気になるのは“プライバシー”や“セキュリティ”の問題で、個人情報の流出を心配する声も多いんですけれど、一方で、必ずやってくる「感染第2波」に備えて、ある程度の個人情報の流出は致し方ないので、早く導入してほしいという声も見られました。


鈴村:このアプリはどういう仕組みになっているのでしょうか。


米重さん:日本で導入が検討されているのは、ユーザー同士の接触記録を管理するアプリで、ワイヤレスイヤホンなどでおなじみ「Bluetooth」の技術を使っています。アプリの入っているスマホ同士が近づくと、その記録がスマホの中に残る仕組みで、例えばそのアプリの利用者で感染者が出たら、保健所の指導などにより、そのアプリに自分が感染したという情報を登録します。そうすると、その感染者との接触記録が残っているスマホにプッシュ通知が送られる、という仕組みになっています。なので、政府はこれを「追跡アプリ」ではなく「接触確認アプリ」という言葉で呼んでいます。


鈴村:海外でも“接触追跡アプリ”があるようですが、こちらはどういう仕組みなんでしょうか。


米重さん:“感染者と接触した人を追跡する”というコンセプトは一緒なんですが、やり方が結構アグレッシブ…というか、位置情報などを使って移動経路を追跡するような仕組みも結構あるんです。近いところですけれど、中国や韓国も使っていますし、インドやイスラエルなどもこの方式を使っています。この仕組みの場合、クラスターに出入りした人をより正確に把握することは出来るんですが、一方でそのアプリ利用者の行動記録は丸裸の状態になってしまうんです。これは結構怖いですよね。


鈴村:この「接触確認アプリ」は、いつ頃から使えるようになりそうでしょうか?


米重さん:当初は4〜5月という話もあったんですが、開発が途中で民間の団体から厚生労働省に変わったりしたので、最新の情報では6月中となっています。


鈴村:どういったアプリなのか、しっかり浸透したうえで上手く使えるようになると良いですね。


米重さん:そうですね。やはり普及しないと意味がないタイプのアプリなので。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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