20.05.14
作品の違法アップロードを許さない!最強タッグ誕生
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺いました。
加藤さんにお話を伺う話題はこちら!
【作品の違法アップロードを許さない!最強タッグ誕生】
エリザベス:STAYHOME期間中の違法アップロードが急増していることを受けて、俳優の井上正大さんと、代表的な海賊版サイト『漫画村』の運営者を特定した中島博之弁護士がタッグを組み、共に対応に取り組んでいくとこを発表しました。
鈴村:“違法アップロード”というのは本当に大きな問題だと思います。気になる話題ですね。最強タッグが生れたということなんですが、これはどういうことなんでしょうか?
加藤さん:今、エンターテインメント業界も大打撃を受けていますが、今月8日に、エンターテインメント集団『銀岩塩』の公式YouTubeチャンネルにて、「ジンガ様が違法アップロードを破壊します」というタイトルの動画が公開されました。ジンガ様とは、特撮テレビドラマ『牙狼 -GARO- 』シリーズに登場するキャラクターで、演じているのは、俳優の井上正大さんなんですね。
動画の中で井上さんは「この時期に、報道の影に隠れた違法アップロードが多い」と語り、「違法アップロードで日銭を稼いでいる不届き物を許してはいけない」と牙狼シリーズで演じてきたキャラクター、ジンガの姿に変身します。ちなみに、この時のジンガの衣装は、制作サイドの理解が得られたことから、全て本物だということなんですね。そして、そんなジンガ様はですね、違法アップロードしている人間への対応を依頼したのが、中島博之弁護士という設定になっています。
鈴村:中島弁護士といえば、ニュースでも大きく取り上げられました違法サイト『漫画村』を摘発した方ですよね?
加藤さん:そうですね、中島弁護士は『漫画村』の運営者を特定し、その後も、『漫画村出張所』を摘発するなど、違法アップロードの対策を行っています。実は、ジンガ様こと井上正大さんも違法アップロードの被害にあっていまして、銀岩塩の公式YouTubeチャンネルのイベント向けに提供された、GACKTさんの作品が無断で転載されていたそうなんですね。その対応を中島弁護士に依頼したところ、3日後には違法アップロードされていたページは削除されていたということでした。
中島弁護士曰くですね、「悪質なアカウントについては、アカウントの凍結を試みることや、さらなる措置をとることも可能です。加えて、損害賠償を請求できる可能性もあります」というふうにおっしゃっていました。
鈴村:違法アップロードは本当にいたちごっこなんですよね。僕も「違法アップロードされているなぁ」って思います。僕が作っているチームの方から、「違法アップロードですよ」と勧告したり、やれることはやろうというように動いてはいるんですけど、その時にはそれはなくなるんですけれども、また別のところから出てきて…みたいな、やっぱり、いたちごっこなんですよね。だから、「なんとかしなければ!」という思いがあると思います。
加藤さん:ジンガ様は最後に「悪質なアカウントの報告、待っている」と呼びかけていまして、権利者から連絡があれば、中島弁護士が無償て摘発に協力してくれるということです。連絡先は、銀岩塩の公式YouTubeチャンネルをみるか、ねとらぼでも記事にしておりますので、そちらでご確認いただければと思います。
皆さんこんばんは大介です。
— 【公式】銀岩塩 (@ginganen) 2020年5月8日
今回の銀岩塩チャンネルは??
ホラーの王『ジンガ様』と
漫画村の運営者を特定した
『中島弁護士ホラー』による
?共同企画?
「ジンガ様が違法アップローダーを破壊します。」
最強タッグによる啓発動画はこちらから視聴できます↓↓https://t.co/xW6HiMlHqJ pic.twitter.com/qHXpgnhAkV
鈴村:今は、その作品の権利者じゃない人なのに、違法アップロードでも利益が得られちゃうんですよね。
加藤さん:そうなんですよね。でも、例えば、ストリーミング再生の販売利益が300円の作品が違法アップロードされて、10万回再生された場合には、3000万円を請求できる可能性があるんですよね。なので、ひとつは少額かもしれないんですけど、たまりにたまれば結構な額を損害賠償請求できる可能性があるということなんですよ。
鈴村:ある作品をそのままアップロードしているものが多いじゃないですか?いま日本だと、コミケとかで行われている、いわゆる、同人活動、二次創作って文化としてもあって、元ある作品を自分なりに加工して、何かを表現するということは、またひとつ認められていることだったりするんですよね。だから、そういうものとの差というのが素人目にはすごく難しかったりするじゃないですか?だから、「違法アップロードしているのは見るな」と思うんですけど、その判断ってなかなか難しいんだろうなとも思うんですよね。
加藤さん:それに、インターネットをしていると飛び込んできちゃうものなので、それが違法か公式かわからないで見ている方もいらっしゃると思うんですよね。
鈴村:そうなんですよね、わからないんですよね。だから、違法アップロードは無くなれば良いなと思うんですよ。だから、本当にこれは頑張ってほしいなと思いますし、応援します!
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年5月14日
今朝は【作品の違法アップロードを許さない!最強タッグ誕生】
本当にいたちごっこなんですけど、なんとかして防ぎたいと僕も思います。すごく色んな苦労をしてモノを作っています。創作は色んな人や時間、お金をかけてやっているんですけど、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年5月14日
PCなどでは下手するとワンクリックであげてしまう状況、あげた人に収益が上がる状況はやっぱりおかしいと思います。ちゃんと作った人に収益が入る形をとらないとエンターテインメントがなくなっていきます。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年5月14日
違法アップロードしていく人たち、本当にエンタメを愛してる人たちではないと思います。ただ、難しい線引きもあると思います。いわゆる二次創作が推進力になっていることも間違いなくて、元ある作品をどうやって自分なりにエンタメに変えていくか、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年5月14日
ルール作りを改めて深く求められている時代ですから、もし興味あれば作品へのリテラシーを調べられますから、このタイミングで色々考えてみてほしいと思います。