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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.05.11

緊急事態解除後のオフィスはどう変わる?

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


緊急事態解除後のオフィスはどう変わる?

このニュースのあらましは…


新型コロナウイルスの影響で閉鎖となった職場をどのように再開させるか、様々な議論がなされていますが、これを機にオープンなオフィスレイアウトが時代遅れになるかもしれない、ということです。


鈴村:米重さん、こちらの反応はいかがでしたか。


米重さん:オフィスの設計や使われ方、あるいは組織の作り方まで、今回のコロナウイルスの影響で大きく変わるのではないかという意見や、緊急事態宣言の解除後も、そのままオフィスに戻るのは危険かもしれないという意見が非常に多かったですね。


鈴村:オフィスでの感染事例はどれくらいでているのでしょうか?


米重さん:こちらは日本各地で相次いでいまして、各地のコールセンターや国土交通省の自動車局、滋賀の大津市役所などオフィス自体がクラスター化してしまったケースが少なくありません。「JX通信社」では感染事例を場所で集計していて、だいたい全国1700か所くらいの感染事例を取りまとめたんですが、これを分析すると、複数人の感染が判明している施設のタイプとしては、実はオフィスが一番多いということがわかっています。もちろん単純にオフィスの数が多いということもあるんですが、一番対策が必要な場所であることは確かではないかと思います。


鈴村:現在はテレワークが増えているかと思いますが、現状オフィスは使われているんでしょうか?


米重さん:会社や業種にもよると思いますが、ネットセクターの会社のようにテレワークが中心の場合は、オフィスがほとんど使われず、ガランとしているところもあるようですね。私たち「JX通信社」も1月にオフィスを移転しまして、かなりオフィスが広くなったんですけれど、その後こういう状況になりましたので、広い空間にほとんど人がおらず、私もちょっともったいないなぁ…と思っているところです(笑)。同じようなことを考えているベンチャーの経営者はいま非常に多いので、コストの面を考えてもオフィスを解約しようと考えている事例は多いようです。5年、10年分の変化が、この1〜2か月で来てしまっているような状態ですね。


鈴村:今後のオフィスの形はどうなっていくと思われますか?


米重さん:オープンなスペースで面積あたりの人口が多い、こういう“日本型”のオフィスの形は見直しが進みそうな感じはしますね。これをフリーアドレスにしたり、海外のように個室型のブースが増えていくという可能性もあるかな、と思っています。一方で、テレワークでずっと顔を合わせないと、組織としての一体感や結束力を高める場が足りなくなってくるので、こういった部分を担う場や、所属する組織を象徴する場を持つことは引き続き必要になるのでは?という見方もありますね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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