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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.04.24

世界の頂点を目指す、日本の卓球選手

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今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します！！
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金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日は、ノンフィクション・ライターでびわこ成蹊スポーツ大学教授の城島充さんにお話しを伺いました。
城島さんに伺う話題はこちら！


【世界の頂点を目指す、日本の卓球選手】

山崎：ITTF（国際卓球連盟）が4月16日に最新の世界ランキングを発表。男子では、張本智和選手が4位に浮上。女子では、伊藤美誠選手が自己最高の2位にランクインしています。若い才能が世界トップクラスに成長している中、日本の卓球界の現状について城島さんに伺いました。


城島さん：卓球界全体を振り返ると、ジュニア層というか、小学校低学年のレベルでも全国ランキングがあるので、東京なら都内のトレセンに集めて合宿をするとか、幼い頃からランキングを作って、その中で上位に来た子たちを集めて一緒にトレーニングをする、それも卓球の実技の練習だけでなく、心理的なものから栄養的なものなど、すごくプログラムとして強化体制、日本卓球協会の強化プログラムが10年前と比べると充実度が変わってきているので、その中でもちろん才能も育っているし、背景にある強化システムも小さな影響ではないと思いますね。


山崎：そんな日本の卓球界をこれから牽引し、世界のトップを争うプレイヤーの魅力にフォーカス！まずは女子。現在、世界ランキング2位、伊藤美誠選手！


城島さん：伊藤美誠選手は小学生の頃からインタビューさせてもらっていますが、彼女の場合はキーワードとして”卓球を楽しめるかどうか”。最近のインタビューでも、この間のカタールオープンで、アテネ五輪金メダリストで長く世界のトップに君臨している中国のスーパースター丁寧選手を4-0で破った時も”楽しめた”とコメントを出していました。自分の課題を見つけて、しんどい練習でもその中に余裕をもって楽しめる方法を常に考えている選手なので、最近土台がよりしっかりしてきて「余裕が生まれた、だから楽しめるようになった」と言っています。
まだまだ伸びしろがあるというか、奔放なプレーをするので練習パートナーの男子大学生に聞いても、伊藤選手と打っているとどんな球が返ってくるか分からないので楽しいと言っています。遊びの延長に、そのゲームがある感覚。伊藤選手は世界選手権とかでもそういう感覚になるらしいです。それくらい、遊び、楽しいという感覚が今世界の2位で頂点に手をかけつつあるレベルまで行っているのが長年の蓄積や、いろんなものがいい形でプラスになっていると思いますね。


山崎：続いて男子！現在、世界ランキング4位、張本智和選手！


城島さん：張本選手は今、世界ランキング4位。伊藤美誠が幼稚園の頃から1日7時間、卓球に費やしたのとは対照的に、小学生の時にお母さんの教育方針でとにかく体づくりと勉強が第一ということで卓球の練習はお父さんがコーチをしている卓球クラブでみんなと同じチーム練習、最高でも1日2時間と言っていました。
それでも小学校のそれぞれのカテゴリーで全国優勝を果たして、東京に出てきてエリートアカデミーで卓球に没頭するようになって中学校で世界ジュニアで優勝し、そこから世界選手権で水谷隼選手に勝ったりして。今回高校生になってエリートアカデミーを卒業して、優秀な進学校に進学してちゃんと勉強もしている、勉強をしながら卓球をするのが自分のスタイルだそうです。
今は卓球に集中した方がいいのでは？という声にも、彼は卓球以外の時間はちゃんと勉強したいと。両立しながら世界の4位になっている驚愕のメンタリティ、バランス感覚というのは卓球の集中力にも繋がっているのかもしれないですね。


山崎：幼い頃から卓球に専念して、世界2位になった今も卓球を遊びのように楽しくプレーする伊藤美誠選手。一方、卓球と勉学を両立しながらも世界4位に到達した張本智和選手。まるで対照的ですが、どちらも魅力的な選手ですよね！


エリザベス：凄いですね。もちろん努力あってこそでしょうけど。素晴らしいですね！


山崎：見えてきたよ、中国の背中がもう！頂点に手が届く日が間もなく来るんじゃないでしょうか。チョレイ！！！



そして、今日の #シゲコメ はこちら。




過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!

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