20.04.22
条件付き30万円給付が一転、一律10万円給付へ
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
4月は「新生活応援プレゼント企画」として、毎日、「リポビタンD 10本セット」をプレゼントします。
??リポビタンD春の新生活応援キャンペーン??
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月21日
4月中は毎日「リポビタンD 10本セット」を今週は毎日2名様にプレゼント??
?参加方法?
1?番組Twitterをフォロー
2?このツイートをリツイート&リプライ
当選者にDMにてご連絡致します。
〆切は4/22(水)23:59まで#tokyofm #ワンモ pic.twitter.com/Jig5e7383C
今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんにお話を伺う話題はこちら!
【条件付き30万円給付が一転、一律10万円給付へ】
エリザベス:新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急経済対策の柱とされる現金給付ですが、「収入が減った世帯向けに30万円」としていた政府は、「一人一律10万円」へと、急遽、方針転換しました。
また、一昨日には、総務省が“一律給付の概要”を発表。国籍を問わず、住民基本台帳に記載されている全ての人が対象となり、“世帯主”が家族の分を含めた金額を申請し、それが銀行口座に振り込まれるという仕組みです。概要を受けてネット上では「様々な事情があって、世帯主と連絡が取れない人はたくさんいる」、「そうなると、給付を受けられない人が出てくる」という声もあがっています。
鈴村:では、宇佐美さんにお話を伺っていきましょう。まず、“条件付き30万円給付”から一転して、“一律10万円給付”になったわけですが、背景には与野党からの圧力、特に公明党からの圧力があったといわれています。これについてはどうご覧になっていますか?
宇佐美さん:どうやら報道によると、公明党が連立からの離脱をちらつかせたっていうことで自民党としても、政権としても、選択肢がなくて仕方なく受けれいたっていうことなんじゃないかなと思いますね。
鈴村:もしそういうことがなければ、条件付き30万円給付のままいっていた可能性があったということですか?
宇佐美さん:そうですね、そのままいっていたでしょうね。だから、異例のプロセスですよね。
鈴村:現金給付の対象が変更されたわけなんですけれども、今年度補正予算案では8兆円を超える新たな財源が必要となります。政府は、赤字国債をさらに追加で発行して賄う方針で、「国の借金が増える」という批判的な声もありますが、宇佐美さんはどう思われますか?
宇佐美さん:これはもう、今は、仕方ないのかなと思いますね。財政事情を考えると、ずっと赤字国債を発行し続けるわけにはいかないんですけれども、今は有事なので、この際、この一年間くらいは仕方ないと割り切るべきなんじゃないかと思いますね。
鈴村:そうですよね。ここで、「ないものはない!」って言っている場合ではない感じはしますもんね。
そしてですね、麻生財務大臣が一律10万円給付について、「手を挙げていただいた方に給付する」と発言してですね、一律給付への違和感というのがにじみ出ているようなところがあるんですけど、麻生財務大臣、そして、財務省が一律給付に“否定的”なのはどうしてでしょうか?
宇佐美さん:技術的問題と、財務省としての政治的姿勢みたいな問題があるんですよね。一律に配るとなると、諸外国では、日本よりマイナンバーというものがもっと普及していて、マイナンバーと銀行口座が紐付けされているんですよね。だから、国民一人ひとりの銀行口座を政府が把握していて、簡単に配ることができるわけです。日本だと、マイナンバーと銀行口座を紐付けるということが2021年から義務付されるんですけれども、それまでは、国民一人ひとりの銀行口座を政府が把握していないので、これは技術的には仕方がないのかなっていうところと、あとはもう、そもそも財務省って他人が言ってきた予算を減らすのが仕事なので、言われたことをそのまま「うん」と言わない文化があります。なので、これは、いかにも財務省だなって感じですね。
鈴村:なるほど、まずは、否定するっていうところがあるってことですね。そのうえで、建設的にどうやって議論していくかというところにたどり着くかっていうことで、まずは否定しなきゃいけない。それが文化としてあるっていうところですかね。
宇佐美さん:まあ、財務省は建設的なことは滅多にないんですけどね(笑)。
鈴村:そうなんですか(笑)!次に、給付の手続きについてなんですけど、世帯主が申請することに違和感を覚えている方もいらっしゃるということで、これについてはどう思われますか?
宇佐美さん:さっきの話にも出てきたマイナンバーって、国民を個人個人で管理しようっていう、日本に住んでいる人を管理しようみたいな話ですよね。でも、そういう制度じゃなくて、日本ではずっと、戸籍と住民票で国民・住民を管理するということをやってきたので、ちょっと仕方がないのかなと…。今まで、それでやってきたので、世帯単位、家単位で国民を把握していて、それでお金を配るっていう制度が広まっているので、やり易いようにやるっていうのは仕方ないのかなと思うんですけど、そこから漏れちゃう人に対してどうするかというのは、考えないといけない思いますよね。
鈴村:今すぐ、マイナンバーというわけにもいかないですから、何か考えなきゃいけないですよね。
宇佐美さん:だから、これも、結局、準備不足だったということなんですよね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月22日
今朝は【条件付き30万円が一転、一律10万円給付へ】
色々な話出ていたのですが、その中で僕が気になったのは、どうやってこの10万円を届けるのかという話ですね。基本はマイナンバーカードがあると口座が紐づいて、手続きが早くできるそうです。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月22日
カードを持っている人が少ないということで、これがうまく機能するかどうかが懸念されるというところでした。せっかくこの10万円給付ということが決まったのでどうやってスムーズに行き渡るかが今後の議論になるのではと思っています。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月22日
世帯主の方に代表して送るという話でしたが、
この世帯主の人がうまく連絡つかないよという人もいるんじゃないかという議論もあります。まだいろいろ決めなければいけないことがありますが、できるだけ早く、この10万円給付進むと良いな思います。