20.04.16
航空会社の客室乗務員による防護服の縫製支援に批判殺到!
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
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— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月15日
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今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺っていきます。
加藤さんに伺う話題はこちら!
【批判殺到。航空会社の客室乗務員による防護服の縫製支援】
鈴村:ANAの客室乗務員に医療現場で使う防護服の縫製を要請する、という報道があり、大きな批判が集まっています。客室乗務員に防護服の縫製を依頼したという話は本当なのでしょうか?加藤さん、これはどういった話なんでしょうか?
加藤さん:この問題に注目が集まったのは、西村康稔経済再生担当大臣の発言がきっかけでした。まず、今月7日の安倍首相の会見で、「欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出て下さいました」との発言があったんですよね。
鈴村:ありましたね。
加藤さん:そして、8日に西村大臣がBSフジの番組で、「医療現場の防護服を確保するために、休業中の航空会社の客室乗務員に縫製を支援してもらう方向で調整している」と明らかにしたうえで、「客室乗務員さんたちも手伝うという申し出があった」と述べたんですよね。
これらの発言に対してネット上では、「なぜ客室乗務員が防護服を縫製することになるのか」と批判が集まりました。縫製といえば従来『女性の仕事』という扱いを受けてきた作業で、それを女性比率の極めて高い職種である客室乗務員だけに割り振ることについて、「女性は縫製ができるという差別的な考えに基づいた行為だ」という意見があがってきました。
また、縫製業の方々からもですね、医療現場で使用する衣服を、縫製のプロではない人に任せることは、「縫製業の専門性を軽んじる行為である」という趣旨の批判も出てきてですね、『#縫製業なめんな』というタグまで生まれました。
鈴村:う〜ん…。実際のところはどうなんですか?
加藤さん:ねとらぼ編集部でANAの方に取材をしまして、報道の事実確認を行いました。それによりますと、ANAとしてはですね、「政府から企業としての協力の相談をされていたので、客室乗務員に限定したものではなく、職種に限らず、ANAグループとして前向きな協力を申し出ていた」ということなんですよね。
鈴村:客室乗務員の方だけではないということですね。
加藤さん:また、防護服ではなくて、ガウンの縫製支援だと聞いているようなんです。
鈴村:最初に安倍首相が言った時はガウンだったっていうのは僕も覚えているんですけど、その後、防護服になっていったっていうところがズレちゃったってことですよね。
加藤さん:そうですね。あとは、客室乗務員さんに限定してしまったところもズレがあったんですよね。もう少し突っ込んで、ズバリ!『縫製業務をするのは客室乗務員だけなのか?』と聞いてみたところですね、やはり、“職種は限定していない”と。「ANAグループ社員がどのような形態で協力できるのか、様々な可能性を検討している」とのことでした。そして、今回起きている批判については、ANAとしても客室乗務員に限定するという話しは聞いていないので、西村大臣の発言には「弊社も困惑しております」という返答でした。
鈴村:どっかで話がズレてきてしまったってところがあるんでしょうかね。
加藤さん:“思い込み”みたいなのがあったのかもしれないですね。取材内容をまとめますと、縫製支援は政府から航空会社各社に要請されたものであって、縫製するのは『防護服』ではなく『医療用のガウン』です。そして、縫製に協力するのは、「客室乗務員だけではなく、グループ全体で対応する予定で、専門家のアドバイスを受けながら、縫製の専門技術を持たないANAにも支援できることを検討している」とのことです。
鈴村:ONE MORNINGでは『AGRI NEWS』というコーナーで農業に関するニュースをやっていて、その中で、今まだ農業はすごく盛んで、出荷しなければいけないとか、作業がいっぱいあって、今、職を失っている方がいるので、そういう方たちが農業を手伝える仕組みというマッチングをやっているんだよっていうニュースがあったんですよね、だから、こういう流れの話なのかな?と思ったんですけど、この話はちょっと違って聞こえますよね。
加藤さん:そうですね、なんでそうなの?ってところもありますよね。
鈴村:政府の対応についてはどう思いますか?
加藤さん:まず、縫製のプロではない航空会社の方に対して縫製の協力要請を行われる理由が不明です。新型コロナウイルスの影響で航空会社職員の職務が激減しているのは、確かだと思うんですが、同様の、あるいは、それ以上の影響を被った業界は航空業界以外でも多くあるわけですよね。そんな中、なぜ航空会社なのかという説明が必要だと思います。それと、西村大臣の「客室乗務員さんたちが手伝う」という発言は、客室乗務員さんに限定した縫製支援要請の事実がない状態での発言だとすれば、『女性』と『縫製』を結びつける偏見に基づいた発言と受け取られる余地があるのではないかと、予算とマンパワーの分配について政府には今後、誠実な説明が求められるのではないかと思います。
鈴村:パッと聞いたときにはいい動きだなとも思ったんですけどねぇ…。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月16日
今朝は【批判殺到。航空会社の客室乗務員による防護服の縫製支援】
今、航空会社をはじめ色んな業態が動けなくなって本来の仕事ができない環境の人が多いと思うんですよね。僕は最初良い話だと思って、今何もできなくて待機しているくらいだったら
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月16日
せめて何かできることを考えることも必要だと思ったんですよね。こういう状況なので、仕事がなくなった方もいれば忙しくなった方もいるんですよね、そういうところが今は一時的かもしれませんけど人が必要なところに力を貸しに行く流れ、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年4月16日
これから長期戦になってくる状況で考えると必要だと思うんですよね。そんな中、いちゃもんがついてしまったのは残念に思います。ちゃんと助け合う気持ちを持つことに立ち返って話した方がいいんじゃないかと思いました。