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20.04.15

新型コロナウイルスのPCR検査、件数は増やすべきか?

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今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんに伺う話題はこちら!


【新型コロナウイルスのPCR検査、件数は増やすべきか?】

エリザベス:新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定する『PCR検査』について、政府は、現在、実施できる件数、1日当たりおよそ1万2000件を2万件までに増やすとことを決めました。一方で、さいたま市の保健所の所長が「病床が埋まるのを防ぐために検査の対象を制限していた」といった発言をし、問題となっています。


鈴村:PCR検査をめぐっては、「医療崩壊を防ぐためにも件数を抑えた方が良い」という意見がある一方で、「検査されていない無症状、軽症の感染者が感染拡大を招いている可能性がある」という理由から、「広く実施すべき」という声もあります。宇佐美さんはどう思われますか? 


宇佐美さん:私は、ちょっとずつ増やしていく、段階的な拡大っていうのは必要だと思いますね。


鈴村:医療崩壊を防ぐためには、一気に拡大しない方が良いということですかね?


宇佐美さん:そうですね。これって準備が必要なんですよね。日本のPCR検査の件数が少ないのは、準備が足りなかったからなので、それを慌ててやってもいろいろとほころびが出てきちゃうってことですね。


鈴村:「無理してやるよりは…」っていうところもあるってことですね。実際に広く実施しないと軽症者を見つけることができないという声があるんですけど、こちらはどう思いますか?


宇佐美さん:これは軽症者をあぶりだして感染を止めようっていう、封じ込めの段階では結構重要なんですけど、今ってもう、そういう段階を超えてると思うんですよ。自粛してるっていうのはどういうことかっていうと、“みんな自分が感染していると思って行動しよう”っていうことなので、今の段階になって軽症者をあぶりだしてどうこうっていう話しじゃないんじゃないかなとは思いますね。


鈴村:数字的なものっていうところもありますけど、やっぱり、感染させないことの方が大事だっていう話しはありますよね。だから、結局は“人と出会わないようにする”が一番効果的であるというところ、そこを守るっていうことを考えると、検査してほしいってことで人が集まるとかそういうことをしないほうがいいっていう説もある気はするんですけど、やっぱり、そういうことで良いんですかね?


宇佐美さん:例えばですけど、PCR検査って100%的確じゃないので、10%くらい外れというか、本当は陰性だけど陽性って出ちゃうんですよね。100万人が受けると10万人くらい擬陽性が出ちゃうわけですよね、そういう人たちが病院に殺到すると大変なことになっちゃうので、ちょっとずつ、ちょっとずつ拡大していくっていうのが大事なんですよね。


鈴村:今の段階では1日2万件程度の実施、これは適切ということなんですかね?数字的には。


宇佐美さん:本当はちょっと少ないですね。今、陽性率が上がってきているので、本当はもっとやれたらいいんですけど、急に拡大というのは現場ができないので、しょうがないかなって感じですね。


鈴村:なるほど、そういう状況なんですね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。











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