20.04.13
7都府県に出勤7割減を要請
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
7都府県に出勤7割減を要請
このニュースのあらましは…
安倍首相は、緊急事態宣言の対象7都府県の全事業者に対し、オフィス出勤者を最低7割削減するよう要請しました。
鈴村:米重さん、こちらの反応はいかがでしたか。
米重さん:やはり、満員電車がある限りは感染の拡大が止まらないということで、理解を示す声がある一方、「まずは生活の保障ををしてからやって欲しい」という声、あとは「コールセンター勤務なので在宅は無理だ」という方や、「そもそもテレワークの環境が整っていない」「現場に行かなければならない仕事の場合はどうするんだ」といった形で、自分の生活や働き方に関わると強く声を上げている方も目立ちました。
鈴村:オフィス出勤者を7割削減、というこの数字になったのは何故なんでしょう?
米重さん:政府が今回の緊急事態宣言を出すのにあたり、専門家会議からは「人と人との接触を8割減らす必要がある」という試算が出されました。これを受けて、安倍総理は「最低でも7割、出来れば8割減らしたい」としまして、これを最低限の目標としました。
鈴村:実際に人出は減っているんでしょうか。
米重さん:確かに人出は減ってはいるんですが、やはりこの7〜8割という数字には届いていませんね。
鈴村:実際に7割の出勤者を減らせなかったらどうなるのでしょうか。
米重さん:その場合は、緊急事態宣言の期間が延びる可能性は高いですね。というのも、西村経済再生担当大臣が「この目標が達成できない場合は、収束にさらに2〜3ヵ月かかる。」という発言をしていますが、それも楽観的だ…という人もいるくらいの状況です。いま行われている外出自粛要請の答え合わせは2週間後となるので、注目すべきは4月20日過ぎくらいからの数字だと思います。それ以降も5月6日までにピークアウトの兆しが見えなければ、5月6日にこの緊急事態宣言を終えるのは難しいと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 13, 2020
今やるチャンスな気もします。7割減を出来る限り守るということを、まずやらなくてはならない。やることで2週間後に、感染者数の数字など出てくると思うので、今は守ること、これが先決なんじゃないかなと思います。各企業の方、大変だと思いますけど、一緒に頑張りましょう。