20.03.25
『都市封鎖』何ができて、何ができなくなるのか
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!
【『都市封鎖』何ができて、何ができなくなるのか】
鈴村:まずは、ここ数日でネットではどのようなことが話題になったのか、教えていただけますか?
城戸さん:新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として、政府が旅行代金の一部助成を検討していると報じられて、Twitterやネットで批判などが相次いでいます。脳科学者の茂木健一郎さんは、「感染抑止のために移動の制限が必要な状況なのに、このタイミングで助成することはアクセルとブレーキを一度に踏むようなもので理解しにくい」と、「それよりも旅行の減少で影響を受ける関連業者への直接支援の方が効果的なのではないか?」といい、ネット上でも同様の意見がありまして、あとは加えててですね、自民党の二階幹事長が全国旅行業協会の会長を務めているということで、あらぬ憶測が飛んでいることも事実ですね。
鈴村:確かに旅行に関する助成というのは僕もびっくりしましたね。移動しちゃいけない!ってすごく強く言っている中でですからね…。かといって、観光業が…っていうのもあると思いますけど、直接助成の方がシンプルな気がしますけどね。
城戸さん:タイミングとしてはちょっと早いのかな?という気がね。終息後にいうならまだしもなんですけどね。
鈴村:そうですね、終息後にはぜひやって欲しいですよね。
さて、今回ピックアップしていただいたネットの話題はなんでしょうか?
城戸さん:『“都市封鎖”何ができて、何ができなくなるのか』です!
鈴村:これはどういうことなんでしょうか?
城戸さん:東京都の小池百合子都知事が月曜に行われた記者意見で、ロックダウン(都市封鎖)の可能性について言及しました。小池都知事はですね、都が引き続きイベントを自粛する4月12日までの3週間について“オーバーシュート(爆発的患者急増)が発生するか否かの大変な分かれ目、分かれ道”だとして、換気の悪い密閉空間や多くの人の密集、あと、近距離での会話を避けるように求めました。その上で、「事態の今後の推移によっては、もしかすると、都市の封鎖、いわゆる、ロックダウンなど、強力な措置を取らなければならない」とした一方で、具体的なことには言及しませんでした。
鈴村:ドキッとする話でしたよね。都市封鎖という言葉はすごく刺激的な言葉なんですけど、この都市封鎖の措置が取られたら、どんな状況になるんでしょうか?
城戸さん:この同じ3週間という都市封鎖の期間を過ごしているのがアメリカのサンフランシスコ市なんですね。3月17日から4月7日までの3週間に渡って外出禁止令が出ていて、必要不可欠な用事以外では出ちゃいけないと。従わなければ微罪の処分を受ける可能性もあるとしています。多くの職種はこの禁止令で行うことが認められなくなって、テレワークなどを原則として求めている状態です。
鈴村:サンフランシスコ市ではどんなことが禁止されているんですか?
城戸さん:具体的には、他の人とのグループ活動、食材を持ち寄って開くパーティー、バーやナイトクラブに行くこと、ネイルサロンや床屋での散髪、不可欠ではない物品の買い出し、公共交通機関や自家用車による不必要な旅行などをあげていて、学校の授業も禁止にし遠隔授業を求めたり、あとは、お持ち帰りではないレストランなどに閉店することも。
鈴村:かなりできなくなっているってことですよね。
城戸さん:そうですね、厳しい制限ですね。
鈴村:逆にやっていいこともあるんですか?
城戸さん:生活に必要な食糧調達でしたり、親せきや友人の世話、必要な医療、不可欠な仕事、集団でなければ散歩やサイクリングなども許容されるんですが、少なくとも、1.8mの間隔をあけるように求めています。この間隔をあけることを条件にして、ガソリンスタンドや薬局、食料品店、銀行など生活に必要なところは営業を認めるほか、警察や消防、病院、ライフラインなど、公共サービスも引き続き提供される予定です。
鈴村:なるほど。都市封鎖、首都封鎖になると日本もこういうことになる可能性があるってことですよね。
城戸さん:そうですね、可能性があるってことですね。
鈴村:まだ可能性ですからね。僕らもイメージはしておかなければいけないでしょうけど、そのタイミングまでにみなさんもそんなに驚かない方が良いかもしれませんね。
城戸さん:落ち着いて行動しましょうって感じですね。
鈴村:そうですね。
そして、城戸さんはレギュラーで出演していただくのが今日で最後となります。1年間、水曜日担当していただきました。いかがでしたか?
城戸さん:貴重な経験でしたね!(笑)
鈴村:(笑)
城戸さん:ネットニュースって軽くて薄いイメージがあると思うんですけれども、そこには人間の本質が見えたりもするので、表面的な炎上だけではなくて、その奥深さがひとりでも多くの人に伝わっていたらいいなと、そういうところまで見えていればいいなと思いました。
鈴村:そうですよね、城戸さんが扱ってくださるニュースって、僕らの生活の近いところの話題がすごく多かったイメージだったので、とても僕らもいろいろ参考になりましたし、勉強になりましたし、いろいろ助けていただいてありがとうございました。
エリザベス:ありがとうございました!
城戸さん:ありがとうございました!
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年3月25日
今朝は【「都市封鎖」…何ができて、何ができなくなるのか】について。
城戸さんに都市封鎖について伺いました。
「都市封鎖」、今言葉として世に出ているものですが、
僕はこれを聞いてドキッとしました。
きっと皆さんドキッとしたのではと思います。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年3月25日
こういう言葉が出てくると不安を感じてしまいますが、状況によってはこういう事が起こるという事を僕らは想定しないといけないです。正しい情報を知りながら、構えていく事が必要なので、言葉だけでパニックにならない方がいいと僕は強く感じます。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年3月25日
ただ僕らが感染を広げないという事が大事だと思います。この言葉が出てきた以上、起きないようすることが僕らが今できることですから、できるだけ、僕らが感染を広げないように行動しようと気を引き締めようと思いました
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年3月25日
そして城戸さんのニュースは僕らの凄く身近なものを扱ってくださって、僕は凄く勉強になりましたし、城戸さんの柔らかい雰囲気に僕はいつもホッとしてました。城戸さん本当にありがとうございました!
また是非よろしくお願いします。