20.03.23
IOC理事会、東京オリンピック開催可否を改めて検討
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
IOC理事会、東京オリンピック開催可否を改めて検討
このニュースのあらましは…
国際オリンピック委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京オリンピックの延期を含め、今後検討すると発表しました。4週間以内に結論を示す方針、とのことです。
鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:こちら今朝のトップニュースですが、「やむを得ない」とか「選手も準備が出来ないから無理だろう」という声が多いですね。むしろ「やっと延期を含めた議論が出てきた」という声もありました。
鈴村:延期を求める声にはどのようなものがありますか?
米重さん:アメリカの陸上競技連盟は「選手たちは強烈なプレッシャーとストレス、そして不安にさらされている」として、延期を求める声明を出しています。また、ドイツなどの一部選手の中には「オリンピックが予定通りに開催されるなら、大会には出場しません。」と表明する動きも見られます。
鈴村:もし延期や中止になった場合、どのような影響が出るのでしょうか?
米重さん:まず経済への影響については、関西大学の宮本名誉教授がまとめた試算によりますと、東京オリンピック・パラリンピックが1年延期になった場合の経済損失は6400億円、中止になった場合は4兆5千億円に上るということで、日本経済はもとよりIOCも大打撃を受けることになりますので、おそらく誰もそういった意思決定は出来ないのではないかと思います。
また、オリンピックの主役はやはり選手ですから、例えば予選のやり直しだとか、あるいは出場権の割り振りのやり直しなどはもう一度行われる可能性がある、と。
あとはハード面の問題として、2021年にリスケジュールされた場合の競技施設やメディアセンターとして使用する施設、さらに選手村は、オリンピック終了後にマンションとして分譲予定で、一部はすでに売却済みということなので、このあたりはどうするのか…など、非常に広範囲に影響が及びます。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 23, 2020
今朝は【IOC理事会、東京オリンピック開催可否、改めて検討】について。
現状を考えると、確かにアスリートの方達、この不安を抱えたまま競技をするというのは、多分普通のスポーツではなくなってしまう可能性を感じますよね。…
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 23, 2020
出てくると思うんですよね、この状態だと。アスリートファーストという言葉をよく聞きますけど、万全の体制でやってもらうために、どうすればいいのかを考えるのがやっぱり大事なんじゃないかなと、ここまで来て改めて思いました。