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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.02.04

古田さんが参加したアメリカのジャーナリスト・プログラム

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日お話を伺ったのは、ジャーナリストでメディアコラボ代表の古田大輔さんです。今日の話題はこちら!


古田大輔さんが参加したアメリカのジャーナリスト・プログラム

鈴村:ジャーナリストプログラムというのはどんな集まりなんですか?


古田さん:今回参加したのは、ニューヨーク市立大学のジャーナリズム・スクールが募集した「エグゼクティブ・プログラム」というもので、大手メディアの幹部やスタートアップのメディアを運営している人たちが集まって、デジタルメディアについて学んだり、議論したりする集まりでした。


鈴村:参加しているのはどういった方たちでしたか?


古田さん:年齢は40歳前後ぐらいの人が多かったですけれど、世界から16人が参加していて、半分以上がアメリカ、その他ヨーロッパや南米、南アフリカから来た人もいましたが、アジアからは僕だけでした。で、日本では絶対あり得ないんですが、参加した16人中12人が女性だったんです。海外では幹部クラスでも、女性は全然珍しくなくなってきていますね。


鈴村:彼らが、現在やこれからのジャーナリズムに持っている課題や可能性は、大きくどんなものがあるのでしょう?


古田さん:僕はここ数年、世界中のカンファレンスに参加していて、課題は最終的に2つのことに尽きると思うんですよ。ひとつは「信頼性」。日本では“マスゴミ”という言葉が使われたりもしますが、実は世界中に同じような言葉があるんですよ。つまりは「信頼されていないよね」というのがひとつ。次に「収益性」が下がっているんですよね。昔はマスコミってめちゃくちゃ儲ける仕事だったんですよ。それが、インターネットの誕生によって富が分散したんです。そんな中で、どうやって続けていけるだけのお金を稼ぎながら、ちゃんと信頼される、皆の役に立つジャーナリズムにはどういうものがあるのかな、ということが世界中の課題になっています。
アメリカにはもともと、民主主義にはジャーナリズムが不可欠だ、という考え方があって、ジャーナリズムというのは民主主義にはとても大事な機能なんです。それをきちんとしたものとして続けていくにはどうしたら良いか?それを皆で考えよう、というのが今回僕が参加したジャーナリスト・プログラムの趣旨です。これを1年間かけてやります。


鈴村:何かしら、具体的な答えは出てきそうですか?


古田さん:まずは先週、1週間議論しただけですけれど、「行ける!」っていう気がしましたね。やっぱり新しい波が来ているのはすごく感じて、希望が持てました。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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