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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.02.03

イギリスで日本のカツカレーが“国民食”になっている理由

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


イギリスで日本のカツカレーが“国民食”になっている理由とは?

このニュースのあらましは…


イギリスは、半世紀近く加盟していたEU=ヨーロッパ連合からりだつし、歴史的な節目を迎えましたが、そんなイギリスから「イギリス人はカツカレーに夢中!」という情報がイギリスのオンライン・ニュースで流れ、注目されています。カツカレーを含めて、日本食人気はここ30年の間に徐々にイギリス国内で定着してきた、とのことです。


鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:やっぱり面白がっている方が多かったですね。あとは「イギリスでカツカレーが食べられるようになるとは思わなかった。」という方や、「イギリス発祥のものが日本で進化して、またイギリスに戻るのは面白い現象だ。」という反応が多いですね。


鈴村:もともと日本のカレーはイギリスから来た、という流れですからね。僕らが食べているスタンダードなカレー、というのはイギリスから来たんですよ。インドにはカレー粉は存在していないですから。カレー粉を作ったのも、とろみをつけて食べるようになったのもイギリスのカレーの流れなんです。船で食べていたから、揺れてもこぼれないようにとろみをつけたらしいです。まぁ、諸説ありますけどね!


米重さん:それをまたサラサラにして、スープカレーにしちゃう日本人は結構罪深いですね。(笑)


鈴村:カツカレーを作ったのも日本ですからね。そんなカツカレー、なぜイギリスで定着したのでしょうか?


米重さん:イギリス在住の編集者の方の記事によると、火付け役になったのは92年に創業されたイギリスの「wagamama(ワガママ)」というチェーン店の存在のようです。こちらでチキンカツカレーを提供していて、1日1万食くらい出ているそうです。あとはソースとパン粉が大きいのではないかと。フィッシュ&チップスにオプションでつくカレーソースが日本のカレーの味に似ているそうで、イギリス人にはなじみやすいのではないか、ということでした。


鈴村:日本のカツカレーとは違うんでしょうか?


米重さん:まず一番大きな違いとしては、カツはポークではなくチキンカツのようですね。イスラム系の移民はポークは食べられないですし、あとはカリブ系の移民がチキンを好むということで、チキンカツが主流なようです。で、味もちょっとマイルドなようですね。


鈴村:ほかにも、日本発祥でイギリスの食卓に定着したものはあるんでしょうか?


米重さん:これはやはり「お寿司」それから「ラーメン」は広く定着しているみたいですね。ラーメンは外食がメインのようですが、もしかしたら日本食自体に慣れてきたのかもしれませんね。


鈴村:面白いなぁ!海外に行って日本食を食べる、っていうのをやってみたいんですよね。でも滅多に行かないから、もったいなくて出来ないんだよ。独自のものを食べたくて。でもいつか余裕が出来たら、外国で日本食を食べてみたいなぁ!


そして、今日の #スズコメ はこちら。




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