20.01.10
第98回全国高校サッカー選手権大会
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!
金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、サッカージャーナリストの安藤隆人さんです。
安藤さんに取り上げていただく話題はこちら!
【第98回全国高校サッカー選手権大会】
エリザベス:現在開催中の第98回全国高校サッカー選手権大会。明日は準決勝の2試合、さらに月曜日に決勝戦が『埼玉スタジアム2○○2』で行われます。
山崎:まずは今大会、ここまでを振り返ってみてどんな感想をお持ちですか?
安藤さん:明確なスタイルを持ったチームが4チーム出てきたなと。ということで、非常にわかりやすいというか、面白いというか、見どころがある戦いになると思います。
山崎:その4チーム、現在勝ち残っているベスト4は、前年度優勝校の青森の青森山田!そして、新潟の帝京長岡、静岡の静岡学園、栃木の矢板中央。この4校のラインナップに関していかがですか?
安藤さん:組み合わせもありますが、例年よりも安定したチームがベスト4に勝ち上がってきたなと。先ほども言ったんですけど、特徴のあるチームが出揃ってきたので、ある意味、納得のベスト4とも言えると思いますね。
山崎:しかしもう、青森山田は、安定してずっと強いですよね!?
安藤さん:時代を作ってますよね。この大会の前に開催される、高円宮杯プレミアリーグっていうのがあるんですけど、それはJリーグのユースや高校の本当にトップオブトップが集まる高校年代真の日本一を決める大会なんですけど、そこで2度目の優勝をしまして、間違いなく、その時点で日本一強いんですよ。
山崎:その青森山田と準決勝で戦う帝京長岡はどうですか?
安藤さん:帝京長岡はですね、新潟産の選手といいますか、幼稚園や小学校の頃から一緒にやっている選手たちが非常に多くてですね、長岡市がサッカーの町でして、長岡市で小さい頃から一貫して育てた選手たちが今、最高学年を迎えて、しかも、今年は最強世代と言われているんですよね。
山崎:学校単位じゃなくて、市としての幼小中高一貫教育みたいな?
安藤さん:今のサッカーはコンテンツとして成り立っているので、地域の活性化とか人材育成とか、小さい頃から着手しないと強いチームは作れない、いい選手は育たないと。これは、ヨーロッパや南米の考え方なんですけども、そういうのをトレンドとして取り上げているところが多くてですね、今回、帝京長岡から3人のJリーグ内定選手がいます。彼ら3人とも小中高と同じチームでして、まさに地域で育てた3人がプロに行くと。
山崎・エリザベス:ほぉぉぉ!!!
山崎:幼馴染でずっとってことですもんね。
安藤さん:そうですね。ちょっとカッコいいですよね。
山崎:ねっ!そして、青森と新潟の対決に続いてもう一つが静岡と栃木ですね。
安藤さん:こちらはもう…、静学!キングカズの出身地でもありますし、大島僚太選手とか、数々のJリーガーを輩出しているテクニック集団なんですよね。井田 前監督の時から、本当に異質といえるブラジルサッカーを展開して、このテクニックが今年のチームはめちゃくちゃあります。
山崎:やっぱり静岡は伝統的にブラジルサッカーを継承しているんですかね?
安藤さん:“静岡が”よりも“静学が”という方が正しいと思います。静岡学園は松村優太選手という鹿島アントラーズに内定している選手がいて、彼はドリブルで簡単に2,3人ぶち抜いていきますので、彼が見せるドリブルは間違いなくエンターテインメントとしても一つの楽しみだと思います。矢板中央は堅守なんですね。守備でがっちり固めてカウンターで刺す!まさに矛盾(ホコタテ)対決なので、矛の刃が折れるか、盾が切り裂かれるか、非常にわかりやすい図式なので楽しみなカードだと思います。
山崎:はっきりと色がわかれるチームの対決ですね。
安藤さん:そうですね、結構、同じようなチームだったりするときもあるんですけど、今回は4チームとも色が違うので、これまた面白いかなと。
山崎:じゃあ、この4チームでね、どこが勝ち上がって月曜日の決勝ってどうですか?どうお考えですか?
安藤さん:そうですよね…、あの…、この手の質問から逃げる一番最適な方法がありまして…。“緑色のチームが優勝します!”という…。
山崎:あれ???
安藤さん:4チーム中3チームが緑で矢板中央が赤なので誤魔化せるかなと。
山崎:どういうベットの仕方なんですか!(笑)
安藤さん:ちょっと自己保身も入っているんです(笑)。細かいことをいうと、帝京長岡は黄緑なんですけどね。
山崎:緑に注目と。
安藤さん:もちろん、赤の矢板中央にもですけどね。
山崎:優勝するには何が必要ですか?
安藤さん:これまでの40分ハーフから、これからは45分ハーフになります。この4チームのすごいところは、青森山田はプレミア、帝京長岡、静岡学園、矢板中央はその一つ下のプリンスリーグ、要するに45分ハーフの試合に慣れているチームなので、いかに普段通りのサッカーができるかどうか、そこが重要だと思います。
山崎:ということは、優勝はズバリ!緑か赤!!これでよろしいですねっっ!?
安藤さん:はいっ!よろしいですっ!!!
エリザベス:(笑)
そして、今日の #シゲコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #シゲコメ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年1月10日
盛り上がる高校サッカー??残るは明日の準決勝と月曜日の決勝戦??サッカージャーナリストの安藤さんに教えていただいたように、??緑緑緑赤??の戦い??上手くいけば緑と赤が勝ち上がって、季節外れのメリークリマス???????