20.01.09
レストランのメニュー、アレルゲン表記に誤り
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺ったのは、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんです。そして、加藤さんが注目した話題はこちら!
レストランのメニュー、アレルゲン表記に誤り
ホテル内のレストランのメニューにアレルゲンの表記漏れがあったとして、千葉県浦安市にあるホテルが1月6日、公式ホームページにて謝罪しました。
鈴村:こちら、どういった経緯で発覚したのでしょうか?
加藤さん:今月5日に投稿されたTwitterで分かったことです。千葉県浦安市にあるホテル内のレストランで食事をした女性が、レストランのメニューのアレルゲン表記を見て「中華丼」を注文しました。この女性はエビとカニのアレルギーで、メニューのアレルゲン表記を見て「珍しくエビが入っていない中華丼に感動した。」とTwitter上で語っています。しかし、食べてみるとアレルゲンであるエビが3尾も入っていたそうで、この女性は「アナフィラキシー症状」が出て救急外来にかかったそうです。
鈴村:アナフィラキシーは、アレルギーの原因となる物質が体内に入ることによって、じんましんや嘔吐などのアレルギー症状が起こることで、場合によっては血圧低下や意識障害などを伴う「アナフィラキシーショック」を起こし、命にかかわる危険な状態に陥ることもあります。
加藤さん:それだけでも問題なわけですが、このレストランは他のメニューに関してもアレルゲン表記の誤りがあったということで、レストランに対して批判的な声が多く寄せられたわけです。
鈴村:レストラン側はどのような対応をしたんでしょう?
加藤さん:今月6日にホームページにて「メニュー誤表記に関するお詫びとお知らせ」というタイトルで正式に謝罪しています。それによると、中華丼のアレルゲン表記からエビが漏れていたことを認めたうえで、他のメニューも含めて食材管理などを見直しているところであり、メニューにおけるアレルゲン表記を全面中止する、としています。
鈴村:そもそも、アレルギー表記にはどんなルールがあるんですか?
加藤さん:食品表示法の対象となっているのは、容器包装された加工食品のみで、その場で料理を出す飲食店には表記の義務はありません。しかし、必要な情報でもあるので、メニューにアレルゲン表記をしているお店は多いですね。
ここで言えるのは、飲食店や惣菜店などでアレルゲンの表記があっても、それは食品表示法に基づいたものではなく、アレルゲンの混入防止などにおいて厳密に管理されている訳ではないので、利用者側でも注意は必要です。…とはいえ、今回のような間違ったアレルゲン表記は言語道断です!
そして、今日の #スズコメ はこちら。
リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年1月9日
今朝は【レストランのメニュー、アレルゲン表記に誤り】
アレルギーを持ってる方、たくさんいらっしゃると思うんですけど、これ命に関わることですよね。生活において、自己防衛されてる方も多いと思います。
リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年1月9日
外食は避けてたり、絶対安全だとわかった上で食べることをしていると思うんですけど、表記に誤りがあった場合はどうしようもないですよね。現時点で法律的に義務化はされていないということで、今後変わっていかないといけない、一つかもしれません。
リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2020年1月9日
あとはラジオやコメントで少しでもアレルギーに対しての啓蒙ができればと思います。アレルギーが大変だということを、一人ひとりが意識を持つことで社会が変わっていくと思いました。