network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.01.06

「緊張高まる、アメリカとイラン」について

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


「緊張高まる、アメリカとイラン」について

このニュースのあらましは…


イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害で、トランプ米政権誕生からじわじわと高まっていた米国とイランの緊張は一気に沸点に。アメリカは「差し迫った脅威に対する自衛手段」と主張。だが、他国の軍幹部を殺害した影響は大きく、報復は避けられない…とのことです。


鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:これはおそらく、年末年始で国際的に一番大きなニュースだったのではないかと思います。日本ではまだ反応が鈍いところもありますけれど、専門家もTwitter上で「軍事的な報復の応酬から、第3次世界大戦に発展するのではないか」と懸念する声が大きいです。


鈴村:まず、殺害されたソレイマニ司令官はどういう方なんでしょうか。


米重さん:肩書としては、イランの革命部隊の司令官ということです。イラン・イラク戦争で功績を残していて、イラン国内では大統領候補に名前が挙がるくらいカリスマ的な人気がある方だったそうです。


鈴村:なぜこの方を狙ったのでしょう?


米重さん:直接的な原因としては、この年末に親イラン派のデモがバグダッドで行われたんですが、イラクの首都・バグダッドのアメリカ大使館がその群衆に襲撃されたんです。これはイランが裏で糸を引いていたのではないか?というのがアメリカの見立てで、その報復措置と見られています。


鈴村:イランは今後、どう対応すると思われますか?


米重さん:現在は喪に服していますが、それが明けたら軍事基地への軍事的な報復をしていく、ということを声明で出しています。あとは核合意から逸脱する行為として、無制限にウラン濃縮を進めるということも表明していますね。アメリカはそれに対して「やられたらやり返す」という姿勢なので、報復の連鎖が起こってしまいます。


鈴村:この事件に関して、国際社会はどう反応しているんでしょうか。


米重さん:欧州の反応は比較的鈍いと思うんですが、中国とロシアはイランを支持する、という姿勢をかなり鮮明にしています。ロシアのラブロフ外相も「アメリカの行動は国際法に違反している」という見解でイランの外相と一致した、という話も伝わってきています。


そして、今日の #スズコメ はこちら。




過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!




  • X
  • Facebook
  • LINE
Top