19.12.31
#Twitterトレンド大賞で今年を振り返る!
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日、お話を伺うのは、ジャーナリストの古田大輔さんです。
古田さんに伺う話題はこちら!
『#Twitterトレンド大賞』
エリザベス:古田大輔さんも選考委員として参加した、『#Twitterトレンド大賞』をもとに今年を振り返ります。
#Twitterトレンド大賞は『4500万人以上のTwitterユーザーがつくった2019年の本当のトレンド』と銘打ったもので、今月26日に発表されました。
1位は、新元号の令和に切り替わる前日の4月30日を表す『平成最後の日』。
2位は、ワールドカップで日本代表も活躍した『ラグビー』。
3位は、3月に現役を引退した『イチロー』がランクインしました。
また、アニメ部門賞ではすずさんも声優として出演されています『鬼滅の刃』が選ばれています。
鈴村:古田さんは選考委員として参加されていらっしゃるということで、選考はどうやって行われているんですか?
古田さん:選考が楽しくて、僕は2年連続で選考委員をしました。いろんなメディアの編集長とか、Twitterを仕事で使っている人とか、著名な人が集まってですね、いろいろと“Twitterとは?”みたいな哲学的な理論をしながら話し合うんですけれども、基本的にはTwitter社が集めているデータに基づいているんですよね。Twitter社のいろんなデータを分析して、拡散力とか、みんながどれだけ検索しているかとか、いろいろなデータがあるので、どういうデータを使うのが正しいのかっていうのを議論するんですよ。
鈴村:なるほど!つまり、リツイートが一番多かったっていう単純な数字だけではないっていうことですよね。
古田さん:そう、いくつかのデータを掛け合わせているんですよ。その掛け合わせ方がどういうふうなのが良いのかっていうのを審査委員たちは議論していて、審査員たちが勝手に選んでいるんじゃないんですよ。
鈴村:っていうことですよね。いうなれば、拡散力とかあらゆる観点から分析するってことですよね。
古田さん:そうです、そうです!
鈴村:はぁ〜、面白いな〜。古田さんやってみてどうですか?感想としては。
古田さん:結局データとしては、一般的なリツイート数とか、いいね!数とか、詳細までは言えませんけど、そういったものをデータに基づいて並べたらこうなりましたっていう結果なんですよね。それで見えてくるものっていうのが、例えば、一番上に出てきたのが『平成最後の日』。これは本当に全国民のみんなが話題にしていたっていう事ですよね。ラグビーはラグビーワールドカップが…、イチローさんは引退が…、とかですよね。こういった本当に国民的な話題について、みんなが議論するというか、話題にする場所にTwitterがなってきているなっていうのが、本当にすごく感じますね。
鈴村:やっぱり、Twitterって今、世の中のトレンドを反映するようなものだと思いますか?
古田さん:かなりそうなってきていると思います。今、Twitterは、それこそ4000万アカウントを超えてきていて、かつて、Twitterユーザーはインターネットユーザーたちの中でもごく一部で、Twitterのトレンドが世の中のトレンドと一致はしてなかったんですよね。それがTwitterユーザーがどんどん増えてくることによって、だいぶ近づいてきているなと。イコールではないんですけど、近づいてきている部分はあるなと思います。
鈴村:なるほどね、ただ、ランキングを見ていくと、スポーツ、芸能、サブカル的要素が強いのかなというイメージがあるんですけどね。
古田さん:それが今回僕がなるほどなと思ったところで、世界で言うと、Twitterですごい流行った言葉って、気候変動に関する言葉が多いんですよね。「Climate Change」とか「Fridays For Future」、グレタさんと一緒にみんなでデモをしようとか、ああいう言葉がTwitterですごい流行ったんですけど、日本の若者は、そういう社会運動的なものっていうのが比較的少ないんですよね。ただ一方で面白いのが、政治家の山田太郎さんが選ばれているんですよ。山田太郎さんは、Twitterなどインターネットを通じての情報発信が票を集めた理由の一つといわれているんですよね。そこらへんが新しい動きだなと思います。
鈴村:古田さんが特に気になった、これに注目だなっていうワードとかあるんですか?
古田さん:ん〜、『台風19号』。Twitterは災害の時によく使われているなって。すごくいい使われ方の一つであり、もう一つ実は、災害の時はデマが流行りやすいんですよね、誰かの悪意から広げたデマを、誰かが善意で、こんな困っている状況があるんだってデマを広げてしまったりすることにも繋がるので、そこは気を付けて欲しいなと思います。
鈴村:なるほどね。サブカルでいうとアニメ部門で『鬼滅の刃』が入っているんですけど。こういうのって、選考委員の方も知っているんですか?『鬼滅の刃』っていう言葉を。(笑)
古田さん:ちなみに僕はアニメを見てますよ!鈴村さんの声聞いてますよ!(笑)
鈴村:あぁ、そうなんだ(笑)!そういうのもちゃんとチェックしたうえで…っていうのもあるんでしょうね。
古田さん:そうですね、ここら辺に出てくる言葉であれば、だいたい、メディアの編集長とかは、どこかで気になってチェックしていたりすることが多いですよね。
鈴村::やっぱり、幅広くそういうことも注目していくっていうことも大事だってことですよね。
古田さん:鬼滅の刃、楽しみにしています!(笑)
鈴村:あっ、ありがとうございます。がんばります。(笑)
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月31日
今朝は【 #Twitterトレンド大賞 】で今年を振り返りました。
1位は平成最後の日。そうですよね、これが一番大きかったなと思います。
社会情勢を反映しつつ、サブカルチャーの部分も大きく取り上げられるんだなということを改めて面白く感じましたね。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月31日
アニメ部門で「鬼滅の刃」、エンタメ部門でFGOが入っているんですがこれは「Fate/Grand Order」というゲームがあってこれがアニメ化したもの。FGOも僕出ています。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月31日
鬼滅の刃とFGO、両方ともトレンドに入っているアニメに出ていた事がこれでわかって、ちょっとだけ誇らしい気持ちになりました。
トレンド大賞、僕に元気をくれてありがとうございます。