19.12.30
「2020年の元日営業」について
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「2020年の元日営業」について
このニュースのあらましは…
2020年の元日は、コンビニエンスストアでも休業する店舗があるそうですが、「やっぱりいつでもやっていた方が便利」という意見や、それに反対する意見など賛否が分かれているようです。
ザベス:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:「昔は大みそかも三が日もデパートやスーパーは休みだったんだから、それで良いじゃないか」という意見や、「休みだと不便だけれど、事前に分かっているのなら対策できる」といった肯定派の意見が目立つ印象でしたね。一方で「元日にお店がやっていないと、食べるものがない」といった意見もありました。
ザベス:開いていることが当たり前になってしまうと、不安な気持ちになるのもわかりますよね。では実際、どんなお店が元日に休業する予定なのでしょう。
米重さん:「セブンイレブン」は全国2万1002店舗中、首都圏の直営店50店舗を休業とします。「ローソン」では、102店舗を休業とする実証実験を行う予定だそうです。その他、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」をはじめ、「てんや」や「一風堂」「フレッシュネスバーガー」や「大戸屋」なども休業することを発表しています。やはり外食産業は、人手不足からお休みを決めるところが多いようですね。
ザベス:では、営業するのはどんなところなんでしょうか?
米重さん:これは外食産業でも少し特別なんですが、大手の寿司チェーン「スシロー」や「かっぱ寿司」こういったところはほぼ全店営業するそうです。年始はお寿司屋さんにとっては書き入れ時ということで、そういったところも背景にあるのかもしれません。それ以外にもコンビニチェーンの「ファミリーマート」と「ミニストップ」は全店舗で元日営業を行います。また「デニーズ」や「すき家」、ファストフードの「マクドナルド」と「ロッテリア」は原則、元日営業を行うそうです。
ザベス:他が休むならうちは頑張ろう、といったところもあるのかもしれませんね。なぜ、休業する動きが広がっているんでしょうか?
米重さん:昨今の「働き方改革」の流れの中で、いわゆる“時短勤務”といった流れが広がってきている影響です。「休みの日にはしっかり休めるようにしよう。」という動きが、採用市場の中で企業にとって大事になってきていますし、あとは人手不足といった要因が非常に大きいです。一時期は元日もしっかりやっていこう、といった流れだったのが、逆に変わってきているというのが最近の風潮だと思いますね。
ザベス:元日休業することで影響することはあるでしょうか?
米重さん:飲食店やスーパーが休業するとなると、やはり事前の準備が必要となりますが、それによって“おせち”に回帰する動きが出てきているんです。「働き方改革」という流れはもちろん最近のものなんですが、結果として、また昔のものに戻っていくというのは興味深い動きだな、と思いますね。
そして、今日の #ザベコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #ザベコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 30, 2019
今朝は【2020年の元日営業】について。
私自身は、元日にお休みするというのはアリだと思います。2019年、台風など災害の影響で、急にお店を休まなければいけない、となったところが多かったと思います。…
#ザベコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 30, 2019
お正月ずっと休みというのは、厳しいかもしれませんが、元旦一日だけでも丸々みんな休みましょうというのは、良い動きなのではないかと、思いました。