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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.12.16

「野党の一本化に向けた動き」について

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


「野党の一本化に向けた動き」について

このニュースのあらましは…


立憲民主党の枝野代表は、国民民主党の玉木代表と社民党の又市党首らに合流を呼びかけました。立憲民主党では福山幹事長が「『鉄は熱いうちに打て』ではないが、早いほうがいいに決まっている」と述べるなど、衆議院の解散・総選挙も念頭に、早期の合流を目指すべきだという声が強まっています。

鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:野党が与党に対抗できる勢力になるためには、まとまった方が良い、という意見も多いんですけれど、一方で、旧民主党の復活で支持できない、という声や、まったく意味がない、という厳しい意見も見られます。


鈴村:なぜ野党は合流しようとしているのでしょうか?


米重さん:いま、衆院の任期が折り返し地点に来ていますので、いつ「解散」があってもおかしくないと言われているんです。野党はここで、一つひとつの選挙区の候補者を一本化しておかないと、自民・公明の候補には全く届かない…ということになります。これ、仮に政党を一本化したとして、どれくらい効果があるかというと、前回の衆院選や今夏の参院選にその割合をそのまま当てはめると、70〜80議席くらいは与党から野党に議席が移ると言われています。これを単純に計算すると、自民党の単独過半数がかなりきわどくなる数字なんですね。なので野党は合流して、しっかり戦っていこうと考えているわけです。


鈴村:この合流は2020年の政治にどんな影響を及ぼすでしょうか?


米重さん:憲法改正が大きなテーマになると思います。野党がまとまると与党と対決モードになりますので、与党と野党の一部が連携して改憲の発議に向かう…という可能性はほとんどなくなります。それを突破するために、もしかしたら衆議院の解散、あるいはそれを争点に選挙を戦うということも起こってきそうです。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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