19.12.05
Amazonで低評価のレビューを書いたら…
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺ったのは、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんです。そして、加藤さんが注目した話題はこちら!
Amazonで低評価のレビューを書いたら、もみ消しを図る連絡が来た!?
Amazonで買った商品が不良品だったので低評価をつけたところ、その販売業者から「レビューを消してくれたら2倍の金額で返金しますよ」という連絡が来た、というツイートが大きな反響を呼んでいます。
鈴村:レビューは本来、個人の評価のはずですが、以前から事実と異なる“やらせ”が問題視されています。加藤さん、今回「ねとらぼ」では、そのツイートをしたご本人に取材されたんですよね?
加藤さん:はい。今回「ねとらぼ」では「低評価のレビューを消してくれたら、2倍の金額で返金しますよ」という連絡が来た、とツイートしたご本人にお話を伺いました。
まず、購入した商品はいわゆる充電ケーブルだそうです。しかし、この商品は途中で充電が勝手に止まってしまい、いろいろ試してもすぐに止まるので、「どうやら外れを引いてしまったのかな。純正品をおすすめします。」といった内容のレビューを書いたそうです。
そのレビューをAmazonに投稿し、掲載された翌日に販売元から「保証期間内なので、以下のアドレスにご連絡ください。」と、特に変わりのないコメントがついていました。この方は「返品か返金してもらえたらいいな」と思って先方にメールを送ったそうで、それから1時間ほどで、謝罪とともに「新品と交換します」というメールが届いたそうです。しかも、その日のうちに新品を発送してもらえて、当初は「迅速で丁寧な対応をしてくれる優良な販売業者」と思ったそうです。
鈴村:しかし、そうではなかったと…。
加藤さん:後日、新品が届いたので早速使用してみたところ、それも“充電が途中で止まる”という、前回とほぼ同様の不具合があったそうで、この方はレビューに「迅速かつ丁寧な対応をしていただけた点は素晴らしいが、純正品をおすすめします。」と追記をしたそうです。
すると後日、販売元から再びメール届き、それが次のような内容だったそうです。
「厚かましいですが、そのレビューを削除していただければ、2倍の返金対応をさせていただきます。」
この部分のメール本文がTwitterに掲載され、大きな反響を呼んでいるんです。
鈴村:その方はどうされたんですか?
加藤さん:返金対応のため、Paypalの口座を教えて欲しいと言われたそうですが、知人の方から「口座や個人情報を盗まれてしまう恐れがあるのでは」という助言があったそうで、お断りしたそうです。
この方はAmazonについて「10年ほど前はレビューもきちんと機能していて、困ることはありませんでした。しかし現在では、サクラレビューの巣窟と化し、Amazon利用歴の長いユーザーでないと(時にはベテランユーザーでも)なかなか商品を見極めるのが難しい状況になってきているのでは?」と語ってくださいました。
鈴村:なるほどねぇ…。こういうことは起きるな、とは思っていましたが、今は本当に“巣窟”とまで言っちゃうんですね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月5日
今朝は【Amazonで低評価のレビューを書いたら、もみ消しを図る連絡がきた!】
レビューの操作をしているということが明らかになったと言っても過言ではないですね。凄く残念な話です。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月5日
本当に良いものも世の中にたくさん出ているのに、そういったモノも疑っていかなければならない事態が増えていく
そうなっていくと、我々の生活全体が何かしら疑わしいということになって、前向きに生き辛い、画策めいた世の中になっていく気がします。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) 2019年12月5日
今はレビューチェッカーみたいなものあるので自分たちでレビューが本当かどうか確認するのは最初のうちはいいなと思いますが
そうやって何かを疑って生きていくのは、
しんどくなっていくので無くなればいいなと本当に思います。