19.11.26
ローマ教皇の来日について
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺ったのは、ジャーナリストでBuzzFeed Japan シニアフェローの古田大輔さんです。今日の話題はこちら!
ローマ教皇の来日について
ザベス:日本を訪問していたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇はきのう、皇居で天皇陛下と、首相官邸で安倍総理と会見を行いました。ローマ教皇は先ほど、帰国の途に就きました。
鈴村:教皇は長崎や広島でスピーチし核兵器の廃絶を訴えたり、東日本大震災の被災者らと面会して、地震・津波・原発事故を「3大災害」と表現し、被災者への支援を今後も続けるよう求めるとともに、今も続く原子力の使用について懸念を示したり、様々なメッセージを残しています。また、昨日は東京ドームに5万人を集め、ミサも行いました。
鈴村:古田さんは今回のローマ教皇の来日、どこに注目していましたか?
古田さん:フランシスコ教皇は、長崎で原爆が投下されたあとに撮られた「焼き場に立つ少年」というとても有名な写真があるんですが、それを世界中に配って「これが戦争がもたらすものです」というメッセージを発信し続けていらっしゃるんですね。それくらい広島や長崎に対する想いを持っている方なので、今回、核兵器に関してどんな発言をするのか注目していました。
鈴村:今回の核廃絶のメッセージを、古田さんはどう見ましたか?
古田さん:かなり具体的な文言も入って踏み込んだ発言をしているな、と感じました。例えば、兵器全般の開発や売買、保有は「テロ行為」だと、強い言葉で非難していましたので、すごく強いメッセージだなと感じました。
鈴村:確かにすごく強いメッセージでしたよね。それにもう頷く、というか、本当にその通りだなと思いました。共感がすごく強かったです、僕は。
古田さん:実際に核兵器をなくすことって、すごく難しいことだと思うんですよ。でも難しいからやらない、ではなく、教皇のメッセージは我々が目指す方向性を改めて確認させてくれるメッセージだったのではないかと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 26, 2019
今朝は【来日中のローマ教皇】について。
来日は38年ぶり。被災者の方への支援を続けるように、また原発や原子力についてお話し頂いたり色々ありました。戦争は無くすべきだ。兵器を持つ事だけでも犯罪であるというコメントはすごく印象的でした。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 26, 2019
世界中に発信されて本当に核の廃絶に繋がれば素晴らしいと思います。持たなくて済むのであればそれが理想。抑止力という話も出てくると思いますが、未来には一斉に誰もが持たなくなる。そんな日が来ることを理想と言われても訴え続けるべきなんじゃないかと僕は思いました。