network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.11.20

ヤフー・LINE、経営統合の狙いと個人情報への影響

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【ヤフー・LINE、経営統合の狙いと個人情報への影響】

このニュースのあらましは…


ヤフーの親会社のZホールディングスとLINEが経営統合に合意しました。会見では、巨大プラットフォーマー『GAFA』や中国のIT大手への強い危機感を表明されていて、ヤフーとLINEが一つになることで対抗する構えを見せています。

鈴村:まずは、ここ数日でネットではどのようなことが話題になったのか、教えていただけますか?


城戸さん:まずですね、巨人やメジャーリーグのレッドソックスなどで活躍された上原浩治さんが、直筆のサイン入りのスパイクがメルカリで転売されていたということで、「もうプレゼント企画をしたくなくなる」ですとか、「誰とか、人探しをしたくないので」とツイートして大きな話題を集めています。野球の間では結構いろんなとこで最近多発していまして、2月には中日ドラゴンズが春のキャンプで転売目的のためにサインを求めてくる事が多いというふうに忠告しまして、このまま続くようでしたら、ファンサービスも制限しなければならなくなるのではないんじゃないかと。プロ野球選手からも同じような発言をしていまして、いろいろと注目が集まっている中で、今回の上原さんの発言ということでこれからも注目を集めるんじゃないかというふうに思っています。


鈴村:そうですよね、こういうことでね、無くなるというのは本当に悲しいですよ。僕も昔、とにかく毎週同じ時間に表れてサインを求めてくる人がいたんですけど。その人は、最初は“大好きなんです〜!”っていってたんですけど、でも、それはやっぱね、転売目的だったみたいですね。そういうことをされると、サインをしたいときにも出来なくなってくるし、僕らも、したくないわけではないですからね。そういうことって、コミュニケーションの一つだと思ったりするんですけど、出来なくなっちゃうし、業界全体がこれに対してすごい警戒したりすることになっちゃうと、寂しくなっちゃいますよね。人を疑わなきゃいけなくなるなんてことは、いやだなぁ。と思いますね。


城戸さん:続いては、沢尻エリカ容疑者や田代まさし容疑者が相次いで逮捕されたことを受けまして、タレントのJOYさんがですね、「これだけ多いんだったら半年なり1年に1度に薬物検査のルールを設けたらいいのに」と、「抜き打ちでもいい」というふうに発言しまして、ダレノガレ明美さんも、「わかる!事務所側がやるべきだと思う!」などと発言して結構大きな注目を集めています。


鈴村:事務所のホームページにね、毎年12月は薬物検査を受けています!ってね、大丈夫でした〜!!!っていうのを出すとかね。それくらいのことをやりなさいという提案だったんでしょうね。すごいこと考えますね。さあ、今回ピックアップしていただいたネットの話題は何でしょうか?


城戸さん:はい、『ヤフー・LINE、経営統合の狙いと個人情報への影響』です。


鈴村:これはどういうことなんでしょうか?


城戸さん:ヤフーの親会社のZホールディングスとLINEが経営統合に合意しました。強大IT企業との合併ということで、会見では何度も、巨大プラットフォーマーといわれる『GAFA(ガーファ)』、これは、Google、Amazon、Facebook、Appleのことですね、あとは、中国のIT大手への強い危機感を表明されていました。LINEの出澤剛社長はですね、IT業界はデータや資金、人材が大手に一極集中する『勝者総取り』、勝った人がみんな取っていくという構造であると分析して、ヤフーとLINEが一つになることで対抗する構えを見せています。でですね、出澤社長は、かねてから、様々なアプリを一つのアプリに統合した『スーパーアプリ』というものを戦略として持っている部分があったので、それに拍車をかける狙いもあると思います。


鈴村:なるほど。でなければ立ち向かえないっていうのがあるのかもしませんけど、ヤフーとLINEはいずれもインターネット利用者のデータを大量に保有しているということなんですよね。経営統合によって利用者の個人情報、僕らとしてはここら辺が気になりますよね、何か影響が出てくるんでしょうか?


城戸さん:そうですね、先々週、このコーナーでCookieの個人情報の話をしましたが、会見で、Zホールディングスの川邊健太郎社長とLINEの出澤社長がですね、経営統合のメリットとして、いくつかのシナジー、相乗効果を挙げました。その中の一つにマーケティング事業でのシナジー効果がありまして、それぞれの会社が保有するビッグデータを活用することでより効率的に広告の事業を行われるんじゃないかという展望を見ています。そこで個人情報が注目されるわけなんですけれども、川邊社長は会見で、「今後我々がより一層気を使わないといけないのは、プライバシーの保護、サイバーセキュリティだと考えている」としたうえでですね、「お客様がサービスの利用を通じて生まれたデータはお客様のものだ」と、そして、「さらにデータ全てにおいて、日本の法令に基づき運営をしっかりしていきたい」というふうに力を込めて発言していました。


鈴村:ここは気にしていきますよという発言ではあったわけですよね。


城戸さん:そうですね、気を払いますよと。


鈴村:そういうことですよね。でもね、じゃあ、どうやってそれを整えるのかっていう具体的なアイディアも聞きたいですよね。そのあたりが見えてきて欲しいなと我々は、思っていますよ。


そして、今日の #スズコメ はこちら。






過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!

  • X
  • Facebook
  • LINE
Top